2000年3月某日 白紙からの中国語(2)
98年1月からはじめた中国語学習は2年を過ぎた。
98年はとにかく中国語という世界がどのようなものかという実感を掴む1年だった。 中国人から発音を教えてもらった。また、中国人の話し言葉を聴いて、中国語の雰囲気になれることだった。99年は語意力を増やそうといろいろ試みた。今考えると、正確な発音を習うことは自己学習を続ける基礎になる。自分で中国語を声を出して読む気になるし、ピンインをみて基本的に中国語の音をだせるようになる。これは中国語学習の入門基礎だと今にして思う。「話せるようになりたい」「聴けるようになりたい」という願望に対して、中国語を正しく発話できることが自分の自信になる。もちろん四声は安定していないし、やさしい中国語文を読んでも四声と文のリズムは安定していない。しかし、まずは、自分で声を出して読めるようになることが必要だった。 次に読める漢字を増やすことだ。日本人なので、漢字を日本語で読むことはできるが中国語で読むことはできない。完全に外国語だ。まして、やさしい漢字でも見て読めるようになっても聴くと漢字がでてこない。ましてイメージも湧かない。まず読める漢字を増やさなければ話しにならないことに気付いた。
99年に入って中国語カラオケをやるようになった。ほぼ完全に歌えるのは3曲しかないが、早く10曲ほど歌えるようになろうと、歌詞をつくり持ち歩いている。この歌詞に出てくる漢字を読めるようにしようと辞書を引くようになった。一曲の歌詞で7〜8割読めない漢字が徐々に2〜3割に減ってくる。これが嬉しい。もっと読める漢字を増やしたいという意欲にかられる。しかしカラオケには問題があって、歌は四声が関係ないから、漢字の発音を正しく覚えることはできない。それと台湾・香港の歌手が多いので繁体字も覚えなければならない。そうは言っても元来カラオケが好きなので中国語を聴く、カラオケで中国語の声を出す、という機会をたくさんつくることができる効用は大きい。
2年間で力をいれたことはそんなところだ。今、一通りやらねば行けないと思っているのは文法。入門的な文法の本を読んだり、授業でも文法がでてくるが、どういう文法をどのようなステップをきって覚えて行けばいいのか、またどこまでやったらいいのか自分ではほとんど掴んでいない。書くこともほとんどしていない。検定試験もまだ受けるほどの力がついていないので受けていない。
さてこの2年間でどのくらい学習したのだろう。98年はいわゆる教室で勉強した時間は49時間。これは金を払って出席しているので、出席時間を自分でカウントしている(2年間で教室費用は約25万円)。他に予習復習が出席1時間につき1時間くらいあるので合計100時間程度の中国語の学習をした。99年の教室出席は61時間、予習復習および中国カラオケ、中国語映画などで100時間ほど接しているので合計160時間。つまり2年間で260時間中国語を勉強したり接したりしてきた。ゼロからの出発なので英語とは比較できないが、使える英語習得である2000時間目標からみると1割ちょっと。これでは15年かかってしまう。ピッチを上げないといけないようだ。
次に教材とか中国語への接しかた。 教室では主に、北京語言文化大学出版社のテキストを使った。「漢語会話301句」「実用漢語課本」「現代漢語選集教程口語篇」だ。先生が交代するたびにテキストが変わるので一冊やり通したテキストはまだない。あと輪読で「生活中国語」(評論社)を20頁ほどやった。 最近は、カラオケを聴いたり歌ったり、VCDで中国映画を観たり、InternetでVOAの中国語をBGM替わりに聞いたり。日常生活で中国人と話す機会がほとんどないのは止むを得ないが、数回北京に行った時は丸ごと中国語の世界に入っている。
これが2年間の中国語の学習と学習環境。自分がどれくらい力がついているのかはやはりテストでアセスメントしないとわからない。
1998年9月某日 白紙からの中国語(1)
98年1月から中国語の学習を始めた。方法は個人授業とクラスレッスンと自己学習だ。
個人授業は1月から8月まで、ほぼ毎週木曜日の夜、25回=25時間やった。中国人の女性講師で中国語教授歴10年というベテランの方に教えてもらった。テキストは「漢語会話301句」(北京語言学院出版社)。25時間かけて第10課まで進んだ。方法は、講師が単語を読んで日本語の意味を説明、例文を読んで意味の説明、いずれもその後僕も声を出して読む。その時に発音(四声)など間違いがあれば指摘される。そのテキストには章ごとに練習問題がついていてそれもこなす。復習をしないと、講師の口頭質問に答えることが出来なく、外国語学習の基本を教えられた。始めた時は、自分の名前も言えない状だったが、半年経って入門レベルの中国語の雰囲気がつかめてきた。続けたかったが、仕事で欠席が多くなってきたこと、1時間5000円なので費用が続かないことがあり98年8月末をもって一旦止めた。
この個人授業の成果は、なんといっても、「中国語とは何なのか」を会話訓練を通じて実感できたことだ。漢字をみても読めない、発音しても正しいのか間違っているのか分からない、何を覚えればいいのかよくわからない、そのような白紙の状態に近い僕には、大変ありがたい個人授業だった。
5月から梅田にある語学教室に通った。「水曜日の夜、入門コース」を探したが意外にない。入門コースは申込が少なく開講できない語学学校が多いことを知った。梅田の教室は条件にあったコースがありラッキー。しかも、講師は中国北京の男性だ。2カ月ほど、みっちり発音の訓練をしてくれた。生徒は8人、ちょうど良いサイズ、他の人の発音を聞くのも勉強になる。とにかく中国語の発音は、日本語にない音があるので、出ない音がいくつかあり苦労している。ひっかかったのはzhi,chi,shi,riで特にriは未だにうまく音を出せない。しかし、中国語を習得していく上で正しい発音の習得は生命線だと思う。僕のように生まれて初めて中国語をやる人間にはなおさらのこと、正しい発音を身につけなければならない。梅田の教室には秋も行く予定だ。欠席が多いが、ペースメーカーに位置づけて通い続けるつもりだ。
発音といえば、知人にすごく発音のきれいな女性がいる。大阪の外国語専門学校で習っただけで中国留学していないが、どの中国人も「きれいな中国語ですね」とほめる。僕も4〜5時間ほど彼女から習った。聞きほれるくらいにいい音を出す。僕がラッキーなのは最初から、きれいな発音の中国語に出会えたことだと思う。
98年夏からNHKラジオ中国語を聞き始めている。どうもラジオ中国語は聞いても覚えることができなく、今一、自己学習において位置づけが弱い。8月から応用編で「ラジオドラマ」が始まり、ミンミンという全盲の女性とそのお父さんの心温まる親子の愛情物語が日本語で読んでもおもしろいので、わからないながらも聞き始めた。
昨年から今年にかけて中国語に関する本は少し読んだ。相原茂「はじめての中国語」講談社現代新書、相原茂「謎解き中国語文法」講談社現代新書、木村英樹「中国語はじめの一歩」ちくま新書、中川正之「はじめての人の中国語」くろしお出版、張黎/佐藤晴彦/内田慶市「中国語表現のポイント」好文出版などだ。率直いって、よく理解していない。とにかく目を通した、という感じなのである。特に本文のなかで中国語にピンインがふってあれば読み進む気になるが、ついていないと何て読めば良いのか分からないので読むのに力が入らない。今は「はじめての人の中国語」を2回目読んでいるところだ。
辞書は小学館の電子辞書を買った。これは便利だ。が、やはりちょっと重く持ち運びに気合いが必要だ。高い割には十分活用していない。「精選漢日日漢詞典」(商務印書館、東方書店)も持っているが、まだ辞書をこまめに使うほど中国語の勉強をしていない感じ。
たぶん、中国語学習は高齢になっても続ける。だから、中国語はあせらずにやりたいと思っている。目標はHSK6級前後。日常的な中国語は聞き取れ、自分の言いたいこともある程度言えるくらいのレベルを目標にして、中国観光などをより楽しめるようになりたいと思っている。これから地道に進めていく中国語学習、その自己学習の足跡を確かめながらやろうかな、なんて考えているのだが。
1998年9月某日 目標と継続
「外国語習得にマスターという言葉はない」誰が言っていたか忘れたがそうだと思う。世の中が変化して言葉も変化する、常に新しい単語、言い回しが出てきて最先端で勉強、研究しているほどハードに勉強しているのだと思う。僕は趣味なので気楽だが、それでもコミュニケーションできる英語、きちんと話せる英語となるとその習得は本当に難しい。
我々は学生時代まで一応英語を勉強してきた。いわゆる受験英語、知識英語だ。しかし、それが実際には使えない。改めて英語の4技能の学習というか訓練が必要なのだ。聴き、読むというインプット技能、話す、書くというアウトプット技能、それに単語力、文法、文化の理解などだ。会話ということでは特に音、意味をキャッチできなければ話しもできないのでリスニングができないといけない。しかしこれができるにはかなりの量を聴かないと音をキャッチできないのが実情なのだ。
今は聴くことをメインに自己学習している。当面の目標は「外国人と英語で比較的自由に話せること」「できれば時制、慣用句などやさしい言葉で正確に話すこと」だ。自分の言いたいことを伝えるために「英語を読む」ことも心がけている。
1)NHKラジオの活用 〜ラジオを聴きながら走ることが多い。シャドウイングをするように心がけているが、心拍数が多くなり話せないことも多い。
2)MDの活用 〜通勤時間、昼休みなど利用して英語を聴く。
3)部屋を英語環境に 〜英語の放送を流してBJM風に環境を作る。それと英字新聞。
4)ELT教材で勉強 〜中学英語程度の文法を会話の中で正確に使えるように。
5)使う場づくり 〜これが無い。
24時間しかないのでなかなか計画通りに行かないが、目標と計画を持たないともっと進まない。まあ、焦らないでやるしか無い。今関心持っているのは「発声と発音のインプルーブ」「基本的な文法の正確な運用」
白紙からの中国語
Yoshinori's HP