旧式の探検者を徹底比較してみよう。実は以前から欲しかった1016がやっと手に入ったので、1016と1655の使用感などをレポートしてみたい。
探検者壱号 Ref.1016 S/N 369XXXX(1972年頃製造)
探検者弐号 Ref.1655 S/N 302XXXX(1970年頃製造)
キャリバーは壱号がCal.1570(ハック付き)で弐号がCal.1575である。1575は1570に24時間針の機能を付加しただけであって、基本的にはほとんど同じものと考えてよい。自動巻で振動数は5.5振動、19800回転である。
直径は壱号が35mmに対して弐号が38mmである。文字盤は両者とも30mmであるので、大きさの違いはベゼルの幅の違いである。厚さは、風防を除いて壱号が9mmで弐号が11mmであった。実際にはかなり弐号が厚いように感じる。ブレスも両者とも20mmの幅であり、どちらも同じブレスが装着可能である。壱号は長い生産期間から、リベット、フォールド(折れ込み)、無垢、すべてオリジナルの時代がある。弐号は詳細は分からないが、フォールドと無垢の時代があると思われる。個人的には弐号には無垢が似合うと思う。
私の壱号はリベットで弐号は無垢なので、なかなか装着感を単純比較するのは難しいですが・・。実際にはブレスによって装着感は変わるものなので。ただやはり弐号はずっしりとした装着感である(とはいえ、サブやシードのほうが重い)。「機能的に弐号は優れていて・・」という文面を雑誌などで拝見するが、基本的には全く変わらない、というより壱号のほうが優れている。24時間針の機能であるが、さすがに都市生活者には昼夜を時計で判断することは皆無です。コンパスの代わりにできる(北半球では短針を太陽に向けると、24時間針が北を向く)というのがあるが、これも24時間針がなくても可能です。「24時間針の位置で、1日のどのくらいが過ぎたかが直感できる」という私の友人がいるが、私はそんな感じもしない(^_^;)
では何故壱号が機能的に優れているのでしょうか? それは視認性です。弐号は5分刻みの間に24時間針を読むためにさらに2.5 分おきにドットがあります。これが全く視認性を阻害しています。ROLEXにしては珍しく、機能的に失敗していると言っても過言ではないでしょう。なお弐号使用者であるDADA氏(クロノマニア)も同意見です。例えばこれからちょうど3分計りたい、というときに非常に苦労します。現在何分で、3分経ったら何分というのを考えるのに時間がかかります。それに比べ壱号の視認性は非常に優れていて、この時代のROLEXの中ではNo.1だと思います。
とはいえ、弐号が良くないという訳ではなく、あえて視認性を比較しただけですので、誤解の無いようにお願いします。実際、私はスポーツロレックスの中で弐号が一番好きです。ハードなイメージと、意外につけてみるとごつくない、そのバランスは他のロレックスには全く無いものです。実際、サブ、シード、GMTは文字盤自体は同じデザインですが、弐号は「なんでこんなに違うの?」というくらい違いますし、そういう点も気に入っています。
結論:やはり壱号も弐号も好き 平凡なオチですいません(^_^;)