威光の影
目指す山頂には威光に輝く花が咲く
揺るぎなく導く方へ献身を尽くし
花咲き満ちても我は知らず
我に取巻く楼羅の光
花枯らすこと恐れながら先き急ぎ
眺める歓び忘れ去り
変わりゆくものいづれか過ぎ去る
山頂に眠る威光の花は
我道に舞い降り瞼をぬらす
生き急ぐ足元に弱光哀れむ雨滴
我道のりを悲しく照らし出し
雨滴に静かに身を沈め
威光の花の影を知る
いま幻にかへりゆく威光に輝くその花は
幻の如く花咲くとその花を指す我もその花
――――――――
目覚めゆく歓びが我名を呼ぶとき
どのような魂も惜しみ愛すと・・・・
一夜かけ思いの道に還りゆくかな