今週の詩 Forest of John Keats

last up date 9/12

ここでは、ボクの好きな詩、歌詞、又は文章を紹介したいと思います。
  毎週日曜日に更新の予定です。

 

[第17回]

すべりだい

 

作詩 椎名 林檎

 

あなたが八度七分の声を使うときは

必ずあたしに後ろめたいことがあるとき

 

汗ばんだって恥じらったって

理由もなく触れたがったりした

凍えたって甘えたって

只の刹那に変わった2人

 

その時全て流れ落ちた

冷たい秋はたった2度目でも

砂場の砂も気持ちも全部

2人の手で滑り落とした

 

あなたが脈絡も無くキスをくれるときは

必ずあたしの機嫌を損ねた様なとき 

 

汗ばんだって恥じらったって

理由もなく触れたがったりした

凍えたって甘えたって

只の刹那に変わった2人

 

その時全て壊れ落ちた

激しい雨には慣れていたけど

お得意の嘘や詮索ごっこが

最後の遊びへ導いていた

 

このところ悔やんでばかり居る

口には決して出さないけど

今のあたしだったらあなたと

退らずに済む様な気がする

許されるなら本当はせめて

すぐにでも泣き喚きたいけど

こだわっていると思われない様に

右眼で滑り台を見送って

記憶が薄れるのを待っている

 

 

 

 

  メインへ