「屋上」 - 25 May
私の心がゆれている
しっぽをふって
とびつきたいが
おのれのやることがある
だから じぶんをわざとひやして
そう わざと とおざけて
ふりむきもしないのです
どうしようもなく
かなしいけれど
よわいじぶんがわるいのです
子供はいつのまにか大きくなって
ひとり考えてる
誰にも言わないで考える
それが
最も深い、人間としての悩みであれば
あるほど口に出さない
親も知らない
その子が何を考えていたかなんて
言葉にしたら つたなくなってしまうだろうけど
思考をかたまりで理解できたら
多分驚かざるを得ないだろう
子供の時のその悩みを
年相応の知識で分析し
人は永遠にその解答を求めていく
どうぞ勝手にやって下さい。
私はあなたに応えるためにいるのではない。
私のしたことが
あなたの気に入ったとしても
氷山の一角
海の中は見えやしない。
期待するのも自由ですが
傷ついても責任は取りません。
磨きたいというのなら
逃げはしません。
ただ
私から あなたの好む姿になろうとは
思っていないのです。
女の命と人は言う
心の乱れが即座に表れるとも聞く
それだけ精神的に重要なもの。
私はこれだけ生きてきましたと
見てきたものと想いをとどめて。
のびてしまうと耐えられない
過去は楽しいことばかりじゃなかった。
忘れようとしても
耳もとでささやかれては悲しくなる一方。
思い出がからみついて
先に進めなくなる。
傷ついていたんだ心をはやくたち切って
自由になりたい
身も心も軽くなって きっと鳥になれるくらい
あこがれて----------
でも現実は厳しい
髪を切ったから夢の中にすめると思ったら
大まちがい
生き続ける限り また髪はのびてくる
大昔、ある彫刻家が美しい女神を彫刻した
彼のびの意識……魂を込めて。
その彫刻は最近、手をどっかに落っことしてみつけられた
でもそのおかげで女神は人の心に焼きついた
変幻自在な無数の美しい手という夢を与えたがために
八年ほど前、ある作家が完全に自分の趣味に走った小説を書いた
思わぬ売れゆきのため文庫本にまでなった
理解を示すもの反感をもつもの様々だが彼女は言った
”読者が心の中でイメージを結んでくれているのは幸せ”と。
まぁいえてる しかしそれは本当に?
大昔の彼は叫んでいるかもしれない
”違う!おれのつくった手はそんなんじゃない!!”
そして彼女は後書きに この小説はこういう話なんだよって
ことわりを入れずにはいられなかった
一人歩きしだした作品(こども)を作者(おや)がだきかかえてしまうのはタブー
タブーだって言われるけど
自分が骨身をけずって生み出したものを
いってみれば おなかをいためて産んだも同然の作品を
ほっておけなんて むごくない?
放っておけば しっちゃかめっちゃかな解釈をされて
全然別の結論に達する場合もあるのにさ
精魂込めてものをつくる度に
そんな哀しみを覚悟しなくちゃいけない
厳しいね
だからそういう人達って淋しがり屋なのかもしれない。はは。
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