16歳。
人生の大転換期でした。



「はたちになったら禁酒禁煙」- 25 Apr

”あと5年で はたち
はたちになったら禁酒禁煙”

と言ったら教師にこずかれた

”おまえ それは
はたちになるまで禁酒禁煙
のまちがいだろうが”

しかし自分はいたって真剣に言ったのだ

”酒もタバコも体に悪いことは知ってます
それは社会にも悪影響をおよぼします
そーいう悪いことは社会を担う義務を負う歳になったら
責任をもってやめるべきだと思うのです”

教師はあぜんとして自分を見続けた
あまりにかわいいから
ポケットに手をつっこみながら

”冗談ですよ”

と笑ってみせた。



「こんな苦しみ わかんないか」 - 18 Jan

「人間らしくないね」
人間じゃないものになりたかったころ
そう言われるのはうれしかったし
その言葉を待っていた

「人間らしくないね」
人間じゃなくなったころ
そう言われるのはこわかったし
なるべくわからないようにしてた

「人間らしくないね」
人間だと信じ切ってる時に
そう言われてびっくりして
苦い過去に片足つっこんでしまった

「人間らしくないね」
どういうつもりで そう言ったの
不思議なものをみつけて
よろこんでるだけ?
でもほら 私なんて
こんなこと分析してる
夢のないただの人間だよ



「なきそう」 - 18 Jan

優しいね
泣きたくなるほど。
涙をみせたら
きっともっと優しくしてくれるだろうね。
だけどわからない
あなたの心なんて。
遊びなのか本気なのか。
淋しくなるのは いやだから
自然に臆病になる。
あなたは大人
こっちは17(ガキ)で。
傷つくのは いやだから
どうしたって考えてしまう。
でも結局わからない
あなたなんて。
そしてあいかわらず優しいんだ。

信じることが愛だよ

今はその言葉 つらい。



「BLUE DREAMER」 - 5 May

闇の中の喫茶店
ひよわな窓には
冷たいガラス
ほてるほおをあてて雨音をきく
つたって落ちる水滴が
銀色に世界を映す
車のエンジン
細く輝くネオンサイン
淡い光の影にさそわれて外へ

夜の雨はすてき
街中にきらめく糸のイルミネーション
ワイパーにぬぐわれる
かなえきれなかった人の夢は
アスファルトにはねかえって歌いだす
不思議な光
甘い調べ
空いっぱいのレザリアム
ちりばめられた光をグラスに集め
はじけるシャンパンで踊る世界に乾杯!
銀の糸の間ぬって step step
ざわめく人ごみが 夜にとけていく

電話ボックスにもたれ
ミラーボールの雨うけたまま
流れる時に身を委ねよう
深まる青い闇
静かにまぶた閉ざせば
街のため息 聞こえる
このまま ずっと 夢をさがして……



「くろまとぐらふぃ」 - 1 Feb

ライトがつくる影
それは赤い だけど私
それは青い だけど私
どれも真実 すべて私
私が黒を好きなのは全ての色を含むから
私が白を好きなのは全ての光がまざってるから
すべて真実 どれも私

人は影の1つを見て私だと思う
10人の目 10の影
100人の目 100の影
そしてそれが私からのびる 影の一つだなどとはうたがいもしない
どれも真実 すべて私だけれど
影だけでは動かないし話しかけても聞こえにくいよ

誰もが立っている降りられない舞台
影のない人なんかいるわけない
その1つだけを信じちゃいけない
それでは あまりにも つまらない
すべて真実 どれもその人のものであることに
違いないんだから。



「恋人文学」 - 23 Jan

君をみつめていると
胸がときめいて
がらにもなく感動したりして
別に君はこっちを向きはしないけど
側にいるだけでうれしいものだから
君がいつもいる
図書館にかよったりする
人のざわめきが沈殿する夜
屋根に登って君のこと-----
ほとんどたあいもないこまごましたことを
静かな空に浮かべてみる
風に命を感じたり
月の光が淋しかったり
喜びも悲しみもとびっきりみずみずしいよ
まるで詩人の気分だね
これはもう恋だ
君に恋してる
自分をつつんでくれる
はてしない深さをもった
宇宙っていう君にね-----。



「ON THE NOTE」 - 25 Jan

青いキャンパスノート
罫線なんか全くおかまいなし
ななめに字がならんでた

「無地のノート使えばいいのに」

と言ったら

「定められたものに立ちむかうのがぼくの生き方だ」

と人生観が返ってきた
別にノートなんか自分が読めりゃいいんだから
どう書こうと個人の勝手だけど
まさか全てにその人生観 適応させようとしないだろうね
ビルからはみ出せば下に落ちるし
道路 斜めに歩いたら
車とのけんかに勝ち目なしよ
ノートに生き方がばりばりと出てしまう人ってのは
たいてい不器用だから
少々心配になったりして。

”無地のノートでのびのびと”

という生き方も見えればいいのにね。



「悲しきLine」 - 1 Feb

私のかげに
あなたを追って
だけどやっぱり
私は単なる漸近線
永久に交わることのない
悲しいLine



「国語の時間に」 - 8 Feb

ひきさかれ
あかく染まりし我が心を
おおいつつめよ天より降る羽

優しさに
あらぬ別れをこわがりて
人を愛せぬ我が身うらめし



「エントロピー」

宇宙は
楽なことして
だらけていたいのだね
ぐしゃぐしゃになりたいんだ 何もかも
人間はじゃあ どうしたらいい?



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