RACING EXPRESS
ON AUGUST 4, 2002
AT BANDINI SUPER TRACKS

WORLD CHAMPIONSHIP
8HOURS
SADISTIC ENDURANCE COMPETITION

2002年8月4日に開催されたサディスティックコンペティション
8時間耐久の速報です

コースマーシャル氏による
入魂のOFFICIAL REPORT
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<QUALIFY>

7月30日に行われた予選の結果です。

順位

チーム

マシン

タイム

1位
ポルシェA・チームGULF 917k #20マックイーン 9.34.07

2位
ローラ・チームSUNOCO T70 #9SUNOCO 9.37.73

3位
ポルシェB・チーム吉原連合 917LH #18 9.56.30

4位
スクーデリア・フェラーリ 512CL #5 10.07.41

*各チーム3名の精鋭によって45周をリレー方式。
 トータルタイムで10分が壁か。

*予選順位によって決勝での走行レーン選択の優先権が与えられるため
 各選手かなりマジ、ひさびさに手が震える状況。

*ポルシェAチームは磐石のハシリ、マキネンの力走が目立った。
 ローラは総監督J・ホールがユルイ走りで足を引っ張り4秒差で2位。
 917LHは予想以上の仕上がり。N・ピケのセッティングが光る。
 R・アルヌーも年に一度あるかないかの本気のハシリを披露。
 ....やればできるじゃん、との声もあり。
 マラネロはベストメンバー揃わずやや苦戦だが計算通りとの話もあり。
 M・アンドレッティはベストタイムをたたき出し存在をアピール。

*予選終了後はなんともいえない重苦しい雰囲気。
 走行レーンは当日発表ということで、各チーム情報戦に突入。
 怪情報が乱れ飛び、キツネとタヌキの化かしあい状態?
  

<FINAL>

順位

チーム

マシン

周回数

優勝
ローラ・チームSUNOCO T70 #9SUNOCO 2344L

2位
ポルシェA・チームGULF 917k #20マックイーン 2263L

3位
スクーデリア・フェラーリ 512CL #5 2064L

4位
ポルシェB・チーム吉原連合 917LH #18 1947L

*決勝当日は正午の時点で30度を越す暑さ。
 各選手、続々と到着。スペシャルゲスト、チームスナイパーからも
 マンセル、ハーバート、Mr.Rの3名が参加。
 ハーバートは怪我で出場が危ぶまれたが、気合いで参戦。

*開会式の後、走行レーン発表。
 各チームリーダーにより発表されるたびにドヨメキ。
 予選トップのポルシェAチームは3コース、
 ローラは「仕方ねえな...」といいつつ4コースを選択。しかし喜びを隠しきれない様子。
 以外なことに難コースといわれる2コースを選択したポルシェBチーム。
 この予想外の展開にやや当惑を隠せないチームマラネロ、走行レーンは1コースに決定。
 しかし2コース走行を想定して完璧なペースノート作成により連覇を狙う
 監督フレンツェンはややシブイ顔。

*14:00スタート。
 恒例のルマン式、コントローラー片手に駆けるオヤジ達の姿には鬼気迫るものが...
 各チーム、いきなりエースを投入。
 ローラのJ・ハントがホールショット。それを追うのはポルシェAのクルサード。
 この2名、メンツに賭けて飛ばしまくる。
 ポルシェBのピケ、マラネロもM・アンドレッティも必死の追走だが、両チーム、
 マイナートラブル発生、緊急ピットインでやや遅れる。

*クルサードはいきなり規定ギリギリの45分間の走行。
 それに釣られるかたちで各チーム、急遽45分ペースに切り替え。
 ローラとポルシェAがやや抜け出すも、200周以上もの間、同一周回でのトップ争い。
 まさに火花の出るような熾烈な闘い。

*マラネロはトラブルからの復帰に遅れやや焦り気味。
 予選でのファーステストをたたき出したM・アンドレッティ、めげずに気迫の走り。

*16:00
 ローラがややリードしていたトップ争いに異変が。
 2スティントめの走行に入ったポルシェAのクルサード、異常なハイペースで
 飛ばしまくりついにトップに躍り出る。
 そのままローラを突き放しにかかるが、粘っこいメンバーを集めたチームローラ、
 そうはさせじと必死の追走。
 脅迫者アーンハートはミスのほとんどない走りでプレッシャーを掛け、
 慣れないコースで序盤は苦戦していたマンセルもペースを掴みアグレッシブな走り。

*17:00
 ポルシェBとフェラーリの3位争いも熾烈。
 マラネロはM・アンドレッティがギリギリのハイペース走行、監督フレンツェンは
 抑えた走りでマシンをいたわりつつ、チームスナイパーのハーバート、Mr.Rを
 サポート。両者とも期待以上の熱い走り。
 ついに30ラップ以上の差をひっくり返し3位浮上。
 ポルシェBはレジンボディというハンデを感じさせない走り。
 ピケ、アルヌー、チェザリスに加え、久々にコントローラーを握る伝説のドライバー、
 P・デパイエ、さらには飛び道具R・バリケロ。
 最高のチームワークだが、平均年令も最高のためややきびしい状態か?
 マラネロとの差はじりじりと広がる展開。

*19:00
 熾烈を極めるトップ争い。ほとんど同一周回でのバトル状態が延々と続く。
 しかしシツコサでは定評があるチームローラ、じりじりと先行。
 ポルシェAのエース、クルサードも暑さでややバテ気味。
 総監督T・ウキヤもようやく登場しチーム一丸となり追走。
 マキネン、シューマッハもふんばるが、チームローラは
 ナイトセッション・スペシャリスト?「夜の帝王」J・ホール投入。
 本人曰く「全身全霊を込めた走り」(あくまで本人談)で
 ポルシェを突き放しにかかる。
 J・ホールはこのセッション終了後、缶チューハイ1本で昇天、
 後はただのウルサイオヤジと化す。
 照明点灯の20:00まで、薄明かりの中で各車激走を繰り広げる。
 さすがの917LHもヘビー級のダイナマイトバディをやや持て余し気味か?
 焼き物担当のアルヌーも大忙しで七輪のそばを離れられない状態。
 マラネロはこのスキにリードを広げるもののトップ2台との差はすでに100周以上。

*21:00
 残り1時間、チームローラのJ・ハント、アーンハート、マンセル(J・ホール昇天中)
 はさらにリードを広げ、ベストラップの連続。
 スナイパーの総裁マンセルも10秒台連発の素晴らしい走り。
 かの地で秘密特訓を続けた成果とのウワサ。
 アーンハートはコントローラーを握っているときには、ほとんど
 まばたきしないことが判明。全員納得。
 単独2位となったポルシェAは冷静な走り。マラネロはまだあきらめず追走。
 ポルシェBもパーツをバラマキながらも壮絶な走り。N・ピケの渾身の力走。

*22:00
 8時間終了、残り5周はマンセルの駆るローラを先頭にパレードラップ。
 ....ドライバー全員の胸に去来する思い...それは喜びでも、悲しみでもない。
 それは8時間走り切ったことに対する誇り、連帯感、そして「もう終わりなのか...」
 という名残り惜しさ。
 厳粛とも言える雰囲気の中、ブルーのローラが静かにゴールラインを通過。
 監督J・ホール、両こぶしを静かに、しかし力強く宙に突き出す....

......次回は8月24日、ストック最速を誇るNASCARクラスが予定されています。
コースリニューアル後初の逆周回となるシリーズ第9戦、こう御期待..........

 RACING EXPRESS編集部


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