| イタリアンロードレーサー
僕の自転車のなかで、ここでは特に「イタリア製ロードレーサー」について書いてみたい。
イタリア製の機械が好きなのは、別項でも書いたが、イタリアの自転車は特に良い。なぜ良いかと聞かれても、「速く走る性能に優れている」としか言えないが、実際速く走れるのは確か。
最初に買ったのは「チネリ」で、昔からの自転車乗りなら誰でも知っているブランド。東京オリンピックの時、各国が競って採用したのは有名な話。80年代中盤まではイタリアナショナルチームやソ連ナショナルチームなど各国に採用され、ピストなどで活躍していたが、チネリ一族が離れた頃からか次第にレースでは使われなくなってしまった。チーノの時代の「スーパーコルサ」、アンドレアとコロンボの時代の「レーザー」が代表作。現在、完成車もあるが、パリパリの競技車でなくハイソカーのブランドのように扱われているのは残念。部品用品部門も縮小の一途で、今ではハンドル関係くらいしか手に入らない。
このチネリは「スーパーコルサ」で、86年式。アンドレアが居た最後の頃のもの。さすがに「自転車のロールスロイス」と形容されるだけあり、美しい自転車。しかし、現在のレース事情からすればやはり古い設計と言わざるを得ない。サイクリングでゆったり走らせるのが今時の使い方だと思う。パーツはかつてはフレームの年代に合わせCレコードなどで組んでいたりレーシングトリプルで組んでいたが、そのうちフレームだけになって壁に掛かっていた。この状態では勿体ないと思い、思い切ってオークションで2011.6月に売却してしまった。
CINELLI SuperCorsa 
次に買ったのは「ピナレロ」。ピナレロは現在のイタリアンロードレーサーでは最もトレンドのある自転車と言えるだろう。かつては、「コルナゴ、デローザ、チネリ」がイタリアンロード御三家だったが、最近ではやっぱりピナレロである。ここは世代交代もスムーズだったようで、現在の社長はなかなかのアイディアマンらしい。
PINARELLO Stelvio
このピナレロは「ステルビオ」で、98モデル。スチールのラグ付きロー付けフレーム。安いグレードなので実戦用にガンガン走らせても惜しくなく、それでいてポテンシャルもかなり高い。わざわざアルミフレームに神経使うより楽かもしれない。パーツは98コーラスとピラーだけレコード、ホイールはカンパエレクトロンのクリンチャーとヴェロフレックスマスターケブラーの組み合わせ。ハンドル廻りは3ttt。サドルはコンコールライトのチタン。
ところで、この2台を見比べてみると非常に興味深い。まず、ホイールベースが全然違う。そして、シートアングル、ヘッドアングルともにピナレロの方が立っている。後ろ三角もコンパクトになっている。ピナレロはシートチューブとタイヤの間は小指すら入らない。これだけバックが詰まっているにも関わらずデザインが破綻していないのはイタリアンマジックとしか言いようがない。
でも、ラグ付きスチールフレームは本当にきれいでいいですね。その次に我が家にやって来たのは、GIOS(ジオス、ジヨス)のスーパーレコード。実はサイクリングを始めた数十年前、初めて買った「サイクルスポーツ」誌に、ジオスの工房の紹介記事が載ってて、いつかはジオススーパーレコードだ!と思っていたが、なかなかジオスを扱っている店がなくて、手に入れられなかったが、近年オークションで安く出ていたのを入手した。安かっただけあって、ボロボロの個体だが、いつかレストアするか、このボロボロも味と見てこのまま組むか悩んでいたが、レストア用のステッカーとともに売却してしまった。新しいオーナーのもとで復活してほしい。
GIOS SuperRecord
次に来たのが、オールドレーサーの雄、レニアーノ。なんとデッドストック新品だった。とりあえず衝動買いしてしまったのだが、どうしたものかこれも悩んで、やはり壁に掛かっていた。レニアーノはかつてはビアンキと双璧をなすイタリアンレーサーであったが、様々な事情により、消滅してしまった。ブランドとしてはビアンキに吸収されたことになっているようだが、復活してほしいものである。現在でもクラシックレーサーとしてイタリアでは人気が高いようだ。なお、この個体は自転車が増えすぎたので売却してしまった。もうこんなきれいな個体は手に入らないだろう。しかしいつかワークスカラーの個体があったらまた購入してみたい。
Legnano Gran Premio
その次はついに登場、デローザである。自転車を始めたころからの憧れが、数十年の年月を経て実現した(中古ではあるが)。この個体は2003年式のトップグレードKingである。当然スチールも欲しいのだが、70年代のいいものはなかなか出ない。数年前まではちょくちょく出ていたのに最近はほんとに出てこない。出たとしてもむちゃくちゃ高い。
流石にこのKing、トップレーサーだけあって、古いけれども最近のマシンと比べても全く遜色ない走りを見せてくれる。ただ、最近のカーボンブームというのにはちょっと抵抗感がある。単に軽けりゃいいってもんでもないと思うのは僕だけか?
ちなみに僕のKingは、お約束で総カンパ組み。なおKingは2011現在、Vに進化している。なお、この機体も財政難の折り、売却してしまったのだった。子供が「大きくなったら乗りたい」と言っていただけにちょっと複雑な気分だった。
DE ROSA King
その次もイタリアンレーサーの老舗、ビアンキである。現存する自転車メーカーでは最も古いと言われていて、あまりにも有名な「チェレステブルー」はビアンキの代名詞ともなっているが、最近は台湾製が増えている。イタリアものは「レパルトコルセ」「HANDMADE
IN ITALY」の表示が誇らしげに貼られている。
このビアンキは2000年式、かのパンターニカラーである。マルコ−パンターニは僕の好きなレーサーの一人であったが、既に亡くなってしまった。残念なことだ。ちなみにこのビアンキ、ホリゾンタルフレームの最後の年。2001モデルからはスローピングになってしまった。個人的にはホリゾンタルが好きなので、よく乗っていた機体でもある。しかし通勤で中高校生とぶつからないようにゆっくり走るのがとっても苦手。かなりボロかったため、オークションに出したが、すぐ売れてしまった。
Bianchi AL-MEGA PRO L
その次は、あのピナレロ・パリだ。ステルビオを買う時に最後まで迷った1台。98年当時はまだフロントフォークがアルミで、カラーリングも黄色単色、そしてマークも旧タイプのマークだった。
結局当時はステルビオを買ってしまったのだが、オークションを見ていたら、パリの黄色が安く出ていたので、つい衝動買いしてしまった。
このパリは、マークも新しいし、フロントフォークがアリアカーボンであるので、99から00頃のモデルだと思うけれど、確証が持てない。しかし、あのパリだ。リースやウルリヒが乗ったフレームなのだ。しかしながら、置き場所にも困っていたので、これまたオークションで売ってしまった。ピナレロは1台にしときます。反省。
PINARELLO Palis
そして、また買ってしまったのがデローザアバント。最も現代のレースシーンに合った1台だろう。パーツ類は例によってカンパ主体であるが、予算が足りなくなって、ホイールはフルクラムレーシング5という状態。まあレースで本気で使う時にはキングに付けているハイペロンを使うつもり。
クランクはほんとならウルトラトルクなんでしょうが、工具を持ってないので旧型を付けている。まあ、旧型でも全然問題ないし。しかし足が短いので、ピラーからデローザのロゴが全部出ない・・フレームサイズに無理があったか?安かったので衝動買いしてしまったのだが・・
因みに、フレーム形状はキングに比べるとホリゾンタルに近い。結局スローピングも流行りだったのか。個人的にはホリゾンタルが好きなので歓迎したい流れではある。なお、これまた財政難により売却。反省。
DE ROSA AVANT
またまた、実はもう1台デローザを買ってしまった。ものは「ネオプリマート」である。やはり最後に残るのはホリゾンタルのスチールフレームかなあ。これによりデローザは3台目になってしまった。まだ組み上げていないが、色が80年代初期の復刻版(ブルー)なので、クラシックパーツも盛り込みながら組み立ててみようかと思っている。(画像はまた公開します)
Bianchi AL-MEGA PRO L
これもまた、ビアンキのロードを手元に1台持っていたくて、買ってしまった1台。フロントフォークはこの時代のお約束であるタイムに換装。ややスローピングの1台だが、ホリゾンタルがあったらまた買い換えてしまいそう。(もういい加減にしとけ!)
Bianchi XL-TITANIUM
AL-MEGA PROのところで、「買い換えてしまいそう」と書いていたのが、「増車」となってしまった1台。さらにチタニウムフレームを導入してしまった。これで保有するビアンキは3台。ホリゾンタルでチタンという、自分のイメージとしては究極の1台。しかもkingの時に懲りたはずなのに、またしてもレコードで組んでしまった。パーツもチタンパーツをふんだんに使用。チネリグランモなど、マニア受けの良いパーツを揃えた。リーガルはチタンが手に入らず、手持ちのもの。
これで後はネオプリマートを完成させるのみか・・それともふたたびking導入か・・カーボンも1台欲しいよねえ。
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