soloの50ccエンジン(HONDAのサイトより)


 扱いやすいことには間違いないソロのエンジン。
だけどこれでは非力ですよね。時速30キロの「足かせ」があっては、バイクらしい高揚感を味わうことはできません。それにストップアンドゴーの多い市街地では、細くてコンパクトな車体はメリットがあるのですが、出足の遅さと加速の悪さがそのアドバンテージを相殺してしまっています。
 もともとソロは、「走り」を求める人が乗るバイクではないのでしょう。ですが、「まったり乗れる」こととレスポンスが悪いことは同義ではありません。ここぞという時にそれなりの性能を発揮できてこそ、ゆっくり流している一時に「余裕」を感じることができるのではないでしょうか。

もっとパワーを!

 かと言って、ボアアップはありきたりだし、巡航時のことを考えると3速のエンジンでは疲労も激しいはず。理想は50cc以上で4速あるカブエンジンにエンジンを載せ替えることです。


SPD100(speedshopのサイトより)


 ということで、あちこちネットを徘徊して見つけたのが、このスピード・インダストリーズ製の「SPD100」です。100cc4速自動遠心クラッチのこのエンジン、私の理想にほぼ適うものでした。ボルトオンで載せ替えできるので加工の必要はありません。ステップ・スタンドASSYを含めたセットでモニター価格76650円(税込)。高いととるか安いととるかは、今後の使い方次第というところでしょうか。ちなみにこのページは、ある意味モニターとしての義務も兼ねていたり、いなかったり(微
 あ、そうそう、セルモーターは脱着不可だろうです。キャブの取り回しの位置はどうしても限られてくるでしょうね。


 注文から1週間ほどで到着しました。「PRIDE OF JAPAN」の示すとおり、エンジン側面には誇らしげに「MADE IN JAPAN」の文字が。ちなみに、部品は中国で生産し、国内に輸入した後組み上げているらしいです。
 梱包は当然ですがしっかりしています。あとちょっとした驚きだったのですが、最初からエンジンにはオイルが入っています。いたずら半分でドレンボルトを緩めたりしたら、さぁ大変!
 純正エンジンに比べると、少々デザイン的にこなれていない感じはありますが、質感は申し分ありません。もっともあからさまに安作りだったら怒りますけどね。

ということで早速届きました

SPD100(左)とAC17E(右)


 降ろした純正のエンジンと比較してみました。こうしてエンジン単体で比較してみると、やはり100ccエンジンはでかい!重い! このエンジンを支えきれるだけの強度はあるのか今ひとつ不安を感じましたが、それほど神経質になるほどのものではなさそうです。(本当のところはどうなんだろう・・・)
 



車体はこんなふうに支えています


 エンジンの載せ替えはそれなりの腕力があれば1人でもできます。私は1人でやりました。エンジンを下ろすとサイドスタンドもなくなり車体を支えられなくなるので、ブレーキペダルの下に適当なブロックなどを置いて、うまく車両を支えてください。エンジンの交換の際は下にフロアジャッキを当てればOK。

 ついでに、私はパワーフィルターを使用する予定でしたのでこの時点ですでにエアクリも取っ払っています。手元に十分な作業スペースがあった方が、安全ですからね。

 ステップとサイドスタンドですが、結局ソロの純正のものを使用しました。というのも、
・SPD100と一緒に買ったステップがブレーキペダルとマフラー(KIJIMAのトライアンフマフラー)に干渉すること、
・サイドスタンドは短すぎて車体を支えられない、
という理由からです。ソロにSPD100を載せる人は参考にしてください。
ソロ純正のステップ、サイドスタンドはSPD100に無加工で取り付け可能です。

この2つはSPD100に付いてきたものに交換してください


 さて、次は電装(点火)系です。イグニッションコイルやウィンカーリレーはそのままで支障はないのでこのままで良いのですが、CDIとレギュレータは要交換です。
 CDIは純正のものとSPD100用ではピンの数が違うので、自力で解決しようと思ったらサービスマニュアルの配線図を見る必要があるかもしれません。私もサービスマニュアルと首っ引きでCDIと取っ組みあったのですが、結局うまくいかず、エンジンはかからず終い。
 したがって、以下の行程はすべてバイク屋さんにまかせてしまいました。配線相手に敗戦とは・・・。

 後日この配線について調べてみようと思っています。

ソロのハーネス


 興味も手伝って、このハーネスをバラバラにしたのが致命的でした。元通りに束ねることもできず、無謀にもハーネス自作を試みるも失敗。泣く泣くバイク屋さんに持ち込み、「えーいついでだから走れる状態まで組んでください!」と言って、他の部品も全部預けてしまいました(笑)

 それにしてもモンキーのハーネスもこれとそっくりですよね。ほとんど加工せずにソロに流用できそうです。そりゃそうだ、と言われそうですが。

要加工、ということです


 慣れた人なら、このへんの加工もお手のものなんでしょうけれど、私にはさっぱりでした。
 CDIと同じく、SPD100のジェネレータ側の配線もこの6ピン用のカプラです。やはりソロのハーネスとは形状が異なりそのままでは付け替えることができません。

エンジン載せ換え終了!


 エンジン載せ換え終了しました。キャブやパワーフィルターの取り付け、セッティングは結局バイク屋さんにまかせることになってしまい、残念な思いをしましたが仕方ありません。仕事の合間を見て、独学で全部ひとりでやろうとしていたら、年内には乗れなかったかもしれません(当方雪国在住ですから)。

大きい画像はこちらになります(1280*960)