西国三十三ヶ所巡りレポート・一日目

旅の始まりはJR京都駅。今回の旅は車ではなく、公共機関を利用したものになる為、駅正面入り口前の「京都駅バス総合案内所」にて「スルっとKANSAI 3dayチケット」(5000円)を購入。このチケット、関西地区ほぼ全ての公共機関が、三日間使い放題になるという便利アイテム。これのおかげで凄く安上がりになった。

初日は滋賀県周辺の寺社を巡ることに。まずは京阪三条駅から御陵(みさらぎ)駅に向かい、最初の目的地「元慶寺(番外札所その二)」へ。いきなり番外からか、とは言わないで頂きたい。(笑)持参のガイドブックには駅から徒歩20分、とある。が、早速道に迷い、倍の時間かかってしまった。^^; 寺の沿道には、小さなお地蔵様が並んで安置してあり、ちょかもこれから始まる旅の安全を祈願してお祈り。寺そのものは非常にこじんまりとしており、下手すれば見逃しかねなかったが、これのお陰で見つけることが出来た。番外とはいえ、それなりに有名らしい。

元慶寺を後にし、行きの遅れを取り戻すべく歩いた結果、15分で到着。しかも、迷った理由も左に曲がるべき道を一本間違えた為と判明。たった一本の間違いが倍のロス時間を生み出すことを知り、反省。御陵駅から浜大津駅を経由し、三井寺駅に到着。次の目的地はその名の通り「三井寺(十四番札所)」(石碑)駅に寺の名前が付いているほどだから、行き方はすぐに分かった。このお寺、結構広くて見所も多く、出来るなら半日ほどかけてじっくり廻りたい場所だが、そんな訳にもいかないのでその中でも選りすぐった場所を観ることに。まずは「弁慶の引き摺り鐘」。その昔、弁慶がこの鐘を引き摺って比叡山まで持ち運んだ、という伝説がある鐘らしい。隣には大男の代名詞、弁慶らしく彼が使用したといわれる鉄器があった。ちなみにこの器、直径でも1m近くあり、人二人ぐらいなら余裕で入るほど。引き摺り鐘に向かう途中、「ボコボコ…ボコボコ…」と奇妙すぎる効果音が。近づいてみると、それの音源は自然に湧き出た霊泉。これが三井寺の由来(元々は「三井寺」ではなく「御井寺」だった)になっているそうだが、この場所は肝試しにピッタリだと感じた。広い境内には何故か孔雀もいた。(孔雀のアップ)参拝後、寺社巡りという事で精進料理を食べる。肉や魚は一切使っていないのだが、これが非常に美味かった。あ、本堂を参る際に、104段の石段を登る必要があるので、ご注意を。^^;

昼食後、三井寺駅に戻り向かったのは石山寺駅。ここでもやはり目的地が駅の名前になっている。という事で、この日の最終地は「石山寺(十三番札所)」。どこかで観たことある風景だ、と思ったら、会社にいた時にお客様を連れて訪問した事がある事に気づく。その時点では、まさかこんな形でもう一度来る事になる、とは想像もしなかった。ここもやはり本堂に行く為には結構な数の石段を登らなければならない。今でこそ、交通手段が発達して寺同士の行き来は便利になったものの、昔の人達は一つ一つ歩いて、しかも辿り着いても本堂に行くまでにまた階段を上る、という苦労があったんだなぁ、と考えながら登った。本堂の横には紫式部が。調べてみると、彼女はこの寺に篭って「源氏物語」の須磨・明石の巻を書いたらしい。境内にある資料館では、彼女の足跡を示す展示会が開催されていた。

取り敢えずは初日の予定終了、という事で最後は石山寺駅近くの郵便局前にあった茶店でクルミ入り餅(150円)を食べる。緑茶とよくマッチし、非常に美味。餡子の甘味が足の疲れを癒してくれた。帰りは浜大津駅を経由して五条駅のビジネスホテルへ帰還。