西国三十三ヶ所巡りレポート・二日目

二日目の目的地は奈良県周辺。五条駅のホテルを出発し、まずは宿泊する京都駅のビジネスホテルにチェックインを兼ねて邪魔な荷物を預ける。コインロッカーより安く(無料だし)、何より重い荷物を抱えて歩く必要がない。それに、チェックインしておくことで、ホテル側に余計な迷惑をかけてしまう心配がない。(いつ戻ってくるかは出発時では全く未知数の為)我ながら名案。<皆やってるって?(笑)

それはさておき、まず最初に向かったのは、四条駅から大和西大寺駅橿原神宮前駅を経由して辿り着いたのが岡寺駅。例によって駅の名前が安直だ。^^ 初日の三井寺とか石山寺同様、駅からすぐかと思いきや、これが大ハズレ。バスを使っても15分かかる距離。これは到底歩ける距離ではない為、早速バスに乗る、と言いたい所だが、どこを探してもバス停がない。バスにこだわらなければ良かったものの、かなりこだわってしまって時間を大幅にロス。結局、タクシーを呼んで向かうという大失態。^^; 現地調査の重大さを身をもって実感する。

車中、運転手との会話の中で、壺阪山も近いからついでに連れて行ってあげよう、という事になり、時間の都合で当初の予定になかった壺阪山も廻ることに。そうこうしている内に、なんとか到着したのが「岡寺(七番札所)」(本堂前) 大した見所がない(爆)のが時間がないちょかにとっての唯一の救いか。この旅最初で最後の流し観をして、さっさと次を目指す。

更に車を走らせてもらって約10分、「壺阪山(六番札所)」(←写真は境内の三重塔)(石碑)に到着。ここでは、ハンセン病患者の救済活動をしており、その活動に対してインド政府から彫刻品が贈られていた。ちなみに、眼病の治癒を祈念するならココが最適らしい。

壺阪山からはバスが出ていたので、それに乗って壺阪山駅に到着。橿原神宮前駅まで戻り、今度は長谷寺駅へ。駅の名前がまたしても安直な事に嫌な予感がしたが、さすがに今回は杞憂に終わる。^^ 駅を出て、急な階段を数十段下り、左に曲がって国道に出ると、目的地はすぐそこ。まずは長谷寺の手前にある「法起院(番外札所その1)」へ。その名が示す通り、この寺は西国三十三ヶ所霊場の創始者、徳道上人を祀った寺。小さな寺の割に見所は多く、ハガキという名の由来とされる「葉書(たらよう)の木」等がある。住職と話をしながら寺の由来について伺っていると、「長谷寺には行ったかえ?」と質問が。「今から行く所ですよ」と答えると、「あんた、早よ行かんと間に合わん。走り!」との事。なんでも長谷寺の観覧時間が4時半で終了らしい。しかし、時計を見ると4時5分過ぎ。ここから寺までは目の鼻の先。走らなくたって間に合いそうだ。そんな考えを見越していたのか、住職がまた一言。

「長谷寺に行くまでには399段の階段登らなあかんのよぉ」

399段!!? 三井寺の104段の約4倍。あれを登るのに10分程かかったんだから…と、残り時間を含めて瞬時に計算。その結果。

即、ダッシュ。^^; 寺までの沿道約500mを全力疾走し、399段の石段をノンストップで駆け上がる。プロ野球のキャンプでもここまではしないだろう。(笑)本堂に到着した時間、4時20分。約15分で登りきった計算になる。さすがに辿り着いた頃にはバテバテ。息が苦しくて咳が出るのだが、何故か血生臭い。^^;まるで血ヘドを吐く寸前みたいだ。

そんな苦しい思いをしながら観た「長谷寺(八番札所)」。一生忘れないだろう。^^;(石碑)←ちなみに、写真の奥に見える階段は399段の中に含まれていない

予定通りならばもう一つ、南円堂を廻るつもりだったが、残り時間も気力もなかったので、翌日以降に回す事に決定。帰りはゆっくり階段を下り、沿道で売っていた100円の味噌田楽を食べながら帰途についた。