アテネ初日 〜〜ピーカン☆アクロポリス〜(前編)〜

2月25日(土)快晴


8時に目覚ましをセットしたのに7時に目が覚める。

飛行機の中で散々寝たからかしら。

今日は一日中観光。

アクロポリスのパルテノン神殿、古代アゴラのヘファイストス神殿を回って、ゼウス神殿を見てからホテルへ戻る予定。


朝食代は宿泊料金に入っている。

食堂の場所をフロントで聞いてみようと階段を降りていくと途中に食堂があった。

食堂には誰も客がいない。

恐る恐る入ってみると奥にホテルの人っぽいおばちゃんがいる。

システムがよく分からないので聞いてみると、「勝手に食え!(意訳)」と言われる。

なるほど、セルフサービスか。

スライスしたパン、丸いパン、トマト、ハム、チーズ、ヨーグルト、オレンジジュース。

とりあえず、あるものを一通り取ってみた。


朝食


ヨーグルトは、見た目でクリームチーズだと思ってパンにぼってり乗せてみたがヨーグルトだった。

全体的に貧相な食事。

外で朝食を取るほうがおいしいかもしれない。


部屋に戻る前にフロントに寄って2,3質問してみる。

まず、シングルで予約したのに部屋がツインなんだけどと聞いてみる。

余計に金は払えませんぜ、だんな。

フロントのおっちゃんは、料金据え置きにございますとのこと
(注1)

さらに、ネットが使いたいのだがと聞くと、おっちゃんはなにやら私の後ろを指差す。

フロントの真ん前にネットにつながったパソコンがあった。

早速使ってみる。

日本語使えない。

mixiにはつながらない。

hotmailはパスワードを忘れた。

うーん、困った。

とりあえず、研究室の掲示板に書き込み。

でも誰も気付かんだろうなぁ。。。
(注2)

(注1 海外のホテルにはもともとシングルルームというのがあんまりないせいらしいです。)
(注2 誰も気付いていませんでした。)



部屋に戻り身支度。

目的地の確認もそこそこに出発。

昨夜は薄汚れて見えた街並みだが、明るいと活気のある街並みに見える。


まずはオモニア広場へ出る。

通りを南下して「現代のアゴラ」
(注3)を見るつもりだったのだが、
オモニア広場からは何本も通りが出てるので道がよく分からない。

すぐに迷子に
(注4)

針路変更したのが裏目に出たようで、ずいぶんと東へ行ってしまい、クラフトモノス広場へ出る。


クラフトモノス広場

(注3 「現代のアゴラ」:アテネの胃袋をまかなっている、という市場。野菜、果物、魚、肉などなどが売られているそうです。)
(注4 道を間違えたと思って進路変更したのですが、実は間違っていなかったのです。私の地図には書かれていない広場があって混乱したためです。地図が悪いのです。)



「現代のアゴラ」をあきらめて、南下してミトロポレオス大聖堂を見に行く。

みかんの木があり、実がたくさんなっている。

誰も食べないのかしら。

もしかしてものすごくまずいのか、あるいはなんらかのタブーなのか。

聖堂は残念ながら改装中。

聖堂の正面には立派な像があるが、誰だかよく分からない。

みかんの木

改装中のミトロポレオス大聖堂




西に針路変更し、アクロポリスへ向かう。

アクロポリスはかなり高い丘で、少しひらけたところならどこからでも見える。

アクロポリスで買える共通チケットで古代アゴラやゼウス神殿にも入れるそうなので、
最初に行くことにしていたのだ。


途中で、韓国人カップルに「アニョハセヨ」と声をかけられる。

一瞬、わけがわからず、「?」な顔をする。

なるほど、私は韓国人に間違えられたのか。


ローマンアゴラらしき一段くぼんだ遺跡区画に出る。

辺りには人通りはなく、犬と怪しげなおっさんが地面でコーヒー飲んでたり、寝てたりする。

ていうか、やたら犬が多いな、この町。

気味が悪いので引き返す。

イヌ

イヌ

イヌ

モナスティラキ広場へ出る。

広場は地下鉄の駅の真上にあるため、モナスティラキ駅の出入り口が見える。

広場には露店が立ち始めていた。

果物の露店にはバナナ、パイナップル、イチゴ、リンゴ、オレンジ、キウイなどが並んでいる。

道路のスペースにはイスとテーブルがたくさん並べてある。

オープンカフェのようだ。

見るからに観光客な人たちが駅からわらわらと出てくる。

西洋人の観光客もガイドブック片手にカメラを首から提げていて、
日本人とほとんど変わらないスタイル。


西洋人観光客の流れに沿って、アクロポリスへ向かう。

ふむ、さっき引き返してきた道を行けばよかったようだ。

時間が早くて人がいなかっただけみたいだ。


途中の売店で「アリゾナ」との大西洋を越えた運命の再会
(注5)

買うわけないが。

アリゾナにはスイートタイプもあるようだ。

あれ以上スイートにしてどうするつもりだろうか。

一本3.20ユーロ。(日本円で400〜500円くらいか)

ありえない値段だ。

愛好家がいるのだろうか。


アリゾナ
(注5 甘い緑茶。「アメリカの道草」参照。)



ローマンアゴラの横を通り、坂をどんどん上る。

アクロポリスはかなり高いところにある。

足には結構自信があったのだが、息があがる。


ローマンアゴラ

アクロポリスは丘


途中、岩の丘があり、スチール製の階段から登ることができる。

この階段、メッシュ状で、下が丸見え。

高所恐怖症の私にはかなりつらい。(特に下り。)

登ってみるとすごく眺めがいい。

市街がよく見える。

昔の人もこうして街を眺めたのかしら。


丘からの眺め

丘から見たリカヴィトスの丘


パルテノン神殿のあるアクロポリスの頂上へ行くには入場チケットが必要だ。

チケット売り場で共通チケットを買う。

何枚かのつづりになっている。

韓国人の観光客集団の後ろにくっついて中に入ろうとすると、
もぎりのねーちゃんに止められる。

言っていることがよく分からないが、どうも荷物を持っていちゃダメらしい。

私がもと来た方を指差してクロークルームがどうのこうのと言っている。

適当に分かった振りして引き返し、荷物預かり所を見つける。

荷物預かり所の中の人たちは陽気だった。

客をほったらかして、ラジオに合わせて歌を歌っている。


ゲートをくぐり、イロド・アティコス音楽堂を右手にさらに上る。

プロピレアとかいう門前の柱群を抜けるとアクロポリスの頂上だ。


イロド・アティコス音楽堂

プロピレア(門前)

古代ギリシャ式ダルマ落とし


パルテノン神殿はすごかった。

でかい。

高い。

まぁ、とにかくすごい。

重機の類のない時代によく作ったものだ。


パルテノン神殿

エレクティオンの少女像

パルテノン神殿正面

パルテノン神殿側面


高い丘の上なので、市街がよく見える。

さっきの岩の丘で写真取る必要なかったなと思う。


アクロポリスから市街を望む


ていうか暑い。

まだ午前10時かそこらなのに、日差しが半端ない。

上着をホテルに置いてきて正解だった。

夏装備で十分だ。


パルテノン神殿遠景

菜の花


ガイド付きの日本人おばちゃんグループを発見。

日本語で解説しているので、近くで聞き耳を立てる。

なにやら瓦の話をしている。

瓦の部品と、その継ぎ目にかぶせる部品、あと鬼瓦があるのだとか。





アクロポリスの頂上には博物館がある。

入口も出口もこじんまりしており、小さな博物館だと思って、軽い気持ちで入る。

ところがどっこい、中は広い。

石像の類がやたらと展示してある。

なんか、世界史の教科書で見たようなやつも結構ある。

似ているだけかもしれないが。

初めのうちは真面目にじっくり見ていたのだが、じきに飽きる。


結構写実的で躍動感あふれる感じなのだが、時々、思い切ったデフォルメをしているなぁと思う。

ライオンとか牛とかは写実的ですごいのだが、
豹の斑点(豹柄ってやつか)は全部、点と2つの同心円にデフォルメされている。

ただの石版にこの点と同心円の模様があるだけなのに、「豹の身体の一部」とか説明があったりする。


アクロポリスにはネコも多い。

毛並みもよく、きちんと手入れされているようだ。

立ち入り禁止区域の修復作業員だか監視員だかがえさをやっているのを見かけたので、
おそらく、半ば飼われている状態なのだろう。


ネコ

子ネコ

ネコ


アクロポリス頂上には石垣で囲った展望台(?)がある。

ギリシャの国旗がはためいている。

観光客で混みあっている中、のんきに昼寝をしている犬がいる。


展望台のギリシャ国旗

昼寝犬、ていうか邪魔だよ


アクロポリスを下りる。

途中に古代アゴラへの道があったのでそっちに行ってみる。

人気がないが、庭園のような感じのきれいなところ。


アクロポリスを下りる途中に古代アゴラを眺める、あれはヘファイストス神殿か

古代アゴラ


そのまま、古代アゴラの西側に出たようだ。

明るい感じのきれいな通りに出る。

古コインを売っている露店が立ち並んでいる。

道にはイスとテーブルが並んでおり、カフェになっている。

たくさんの人がのんびりコーヒーを飲んでいる。

バックギャモン
(注6)やチェスに盛り上がっている爺さんたちもいた。


古代アゴラからアクロポリスを望む


(注6 「バックギャモン」:西洋風すごろく。)





(後編につづく)