アテネ初日 〜〜ピーカン☆アクロポリス〜(後編)〜
共通チケットで古代アゴラの有料区域に入る。
ヘファイストス神殿は柱がしっかりと残っている。
一番保存状態のよい神殿だとかガイドブックに書いてあったっけ。
中のほうはよく見えない。
そういえば神殿ってそもそも何するところなんだろう。
ヘファイストス神殿
ヘファイストス神殿側面
ヘファイストス神殿前
教会を発見。
ガイドブックには載っていないのだが。
教会ということは、他の遺跡と時代が異なるのか。
中の壁にはありがたそうな絵。
祭壇にもありがたそうな絵。
教会
天井
祭壇
続いて、アタロスの柱廊へ。
柱がいっぱい。
ここもきれいに残っている。
ガイドブックによれば、唯一完全修復されている建物なのだそうだ。
アタロスの柱廊外側
内側
さらに内側
中は博物館になっている。
アクロポリスの博物館の展示物は全部石像だったが、こっちはいろいろ。
青銅器、鉄器、土器などなど。
一番奥はトイレになっていた。
用を足して手を洗おうにも、ひねるところもないし、手をかざしても水が出ないので困る。
すると、品のある感じの初老の外人さんが、「踏むんだ!」と教えてくれた。
(足元にボタンがあった。)
早く言ってよね。
蛇口と間違ってシャボン液を大量に出しちゃったじゃん。
トイレを出たところにはニケの像。
首がないのだが、妙に色っぽい。
ニケ
ここらで、空腹が限界に。
プラカ地区をうろうろしながら、飯屋を探す。
いまいちカフェと飯屋の区別がつかない。
カフェのシステムもよく分からない。
道いっぱいにイスとテーブルがあるので、どこまでがそのカフェのテリトリーなのかもわからない。
さらに歩くと、食事中っぽい人が多い地区に出る。
(時間的に彼らの昼飯時になっただけかもしれない。)
適当に店を決める。
ウェイターさんがいたので、直接、昼メシを食いたいと言ってみる。
「適当に座れ」とか言われ、適当に屋外のテーブルにつく。
道行く人との距離が近い。
ていうか、道の上にテーブルがある。
この国には道交法みたいなものはないのかしら。
絶対、緊急車両通れないよ。
テーブルにはゴムが張ってあって、テーブルクロスが風で飛ばされないようになっている。
テーブルクロスは紙(注7)で、客が食い終わると、くるくるとまとめて捨ててしまうようだ。
効率的、かな。
(注7 テーブルクロスが紙なのが庶民的な飯屋で、布だとちゃんとしたレストランなのだそうです。)
ウェイターさんがメニューを持ってくる。
なにやら「今日のスペシャルはこれだ」とか言ってる。
せっかくなので、何も考えずにそのスペシャルを頼んでみる(注8)。
ついでに缶ビールも。
程なく、テーブルに料理が運ばれてきたのだが、これが結構なボリューム。
どうやら、2人前くらいのやつを頼んでしまったようだ。
ケバブ(注9)4本が、ピタ(注10)の上に乗ってて、さらにオニオンスライスと焼きトマトが乗っかってる。
メシとビール
(注8 ガイドブックには「店の人に言われるがままに注文しない方が良い。」と書いてありました。こういうことはあまりしない方がいいようです。)
(注9 棒状のひき肉を焼いたやつです。つくねというか棒状ハンバーグというか、そんな感じの食べ物。)
(注10 インド料理のナンみたいなやつです。)
食い方がよく分からない。
ピタで包んで食うんだと思ったんだが、サイズ的に手で持てそうもない。
結局、出されたナイフとフォークで食べてみる。
結構うまい。
塩気がきついけど、スパイスが効いててビールによく合う。
お天道様の下で飲むビール最高。
食事中、他のテーブルには物売りが来ていた。
怪しげなDVDを持った黒人さん(注11)とか、
ライター売ってる小さな女の子(注12)、
カップルの席にバラの花を売りつけるにーちゃんとか。
私のところには何も来なかったけど。
(注11 なぜか黒人さんばっかりがこの「DVD売り」をやっていました。いやらしいDVDじゃなくて海賊版の類のようです。)
(注12 マッチ売りの少女、現代版ですな。)
私が食事を終える頃には、かなり混みあってきていて、空席はなくなっていた。
会計を済ませようと、私を案内してくれたウェイターさんを探す。
道から歩いてきた外人のおっちゃんに「にいちゃん、もう出るんか?」と聞かれる。
席を探している客のようだ。
「もう出ますよ。」と言って、席を立ったくらいでウェイターさんが気付いてくれた。
ここで、初めての「Keep the change.(注13)」発動。
まぁ、微々たる額だが。
(注13 「そいつぁとっときな。」あるいは「釣りはいらねーぜ。」の意。)
さて、次はどこに行こうか。
缶ビール一本でちょっとふらふらになりながら歩く。
お腹もいっぱい。
プラカ地区には土産物屋がたくさんあるのだが、どこがいいのかよくわからない。
あまり客のいない店に入って、店主に捕まるのはいやだから素通り。
今買っても荷物が重くなるしね。
そのまま街をブラブラ歩く。
商店街の革製品屋や時計屋は私が見ている前でシャッターが閉まっていく。
なるほど、これが「シエスタ」というやつか。
こっちの人は昼過ぎにお昼寝休みを取るとガイドブックに書いてあったっけ。
通りの反対側にアドリアヌス門を見つける。
片側4車線の大きな通り、アマリアス大通りというらしい。
信号がついているのだが、おばあちゃんが中央分離帯で孤立している。
無理して渡ろうとして、渡りきれなかったんだろうなぁ、などと思っていたのだが、
よーいドンの青信号で私も渡りきれず中央分離帯で孤立。
かっこわるぅ。
ギリシャの信号は青の時間がものすごく短い。
走るか、赤になっても歩くかしないと渡りきれないようだ(注14)。
アドリアヌス門
(注14 現地の人たちは赤信号でも平気で渡ります。現地人にくっついて渡るのがいいようです。)
ゼウス神殿はアドリアヌス門の近くにある。
入り口はぐるっと反対側。
ゼウス神殿の周りはただの草っ原。
ここにも犬がいっぱいいて、そこかしこで昼寝をしている。
犬。死んでるんじゃないよ。
ゼウス神殿も結構でかい。
有名な「柱の輪切り」も見れた。
一切れ1万ユーロだそうだ(注15)。
ゼウス神殿
ゼウス神殿のはぐれ柱、バックはアクロポリス
一切れ1万ユーロ
(注15 ウソです。)
ザピオン国際展示場を見るために、北に向かって歩く。
途中に南国風の大きな木を見かける。
温暖な気候のせいか、いろんなところでこういう木があった。
南国風の木
ザピオン国際展示場は立派な建物。
有名な建築家の作品らしいのだが、私には詳しいことはよくわからない。
ここらへんでは、仮装したちびっ子をよく見かける。
お姫様の格好をした女の子や、三銃士みたいな格好をした男の子、きぐるみの子供などなど。
今日はなんかそういう日なのかしら(注16)。
ザピオン国際展示場、ここも改装中
(注16 日本に帰ってきたから知ったのですが、ちょうどカーニバル期間中だったようです。)
焼き栗売りを見つける。
ガイドブックにかいてあったやつだ。
ギリシャの名物らしい。
小さな「焼き場」の付いた台車の上で、栗を焼いて売っている。
何軒か見かけたのだが、爺さんがやっているところに決めて買ってみる。
値段を尋ねてみたが、英語がいまいち通じないようだった。
爺さんは必死に指で数を示そうとしている。
私が聞く限りでは、「12個だと2ユーロ、11個だと3ユーロ」と聞こえる。
うーん、爺さん何か英語を間違えているんじゃね?
昼飯2人前が効いていて、そんなにたくさん食べる気はないので2ユーロ分買ってみる。
天津甘栗のように甘くはないが、ほくほくして結構いける。
でも生焼けのやつと焼き過ぎなやつが混じっている。
まぁ、こんなもんなのかしら。
焼き栗on myヒザ
近くに英国教会とロシア教会という建物があるので見に行ってみる。
正直どういう建物なのかよく知らないのでなんともいえないが、立派な教会のようだ。
英国教会
ロシア教会
続いて「無名戦士の墓」へ。
民族衣装に銃剣を持った衛兵が2人、墓前を守っている。
帽子には長いフサフサが付いていて、靴の先にはボンボンが付いている。
タイツにスカート。
この衛兵、何があっても直立しているらしい。
観光客っぽい西洋人のねーちゃんがぎりぎりまで顔近づけたりしてかどわかしていたが、微動だにしなかった。
流石。
イケメン衛兵
墓前の広場で、葉巻をくわえた背広のおっさんに話しかけられる。
なんかフレンドリーなのだが
「どこのホテルに泊まっているんだ?」
とか
「私は昔、日本にいたし、うちの娘は日本語ができるんだ。」
とか、どうも言っていることが怪しい。
仕舞いには
「いい店を知っている。コーラでもおごってやるから来ないか?」
とか言われる。
せめてお酒を、と言って欲しいところだが、私が未成年に見えたのかしら。
うざいので英語が分からないフリ(注17)をして、てきとーに逃げる。
(注17 実際よくわからないんですけどね。)
墓前の衛兵は1時間ごとに人員交代、30分で左右の立ち位置入れ替えをするらしい。
ちょうど、おっさんから逃げた頃に左右の立ち位置入れ替えが始まった。
おっさんにもう行くからと言ってしまった手前、戻りづらいので少し遠くから眺める。
2人がシンクロナイズドな感じで足を大きく上げる、独特の歩き方をする。
なかなか面白い。
シンタグマ広場そばの「地球の歩き方」オススメ土産物屋に行ってみる。
って、これお菓子屋さんじゃないか。
チョコレート臭がきつくて私には入れません(注18)。
また出直してきます。
(注18 私はチョコレートが苦手です。)
さて、日もずいぶん傾いてきたのでホテルへ戻ろうか。
帰りにオモニア広場近くのスーパーマーケットへ寄ってみる。
こういう地元の人が買い物するようなところでお土産を買うのも面白いだろう。
空港で1000円くらいで売ってそうな立派な箱入りチョコレート(注19)が2ユーロくらいで売っている。
それから、ホテルで飲むための飲料水を買い込む。
(注19 中身も立派とは限りません。)
ホテル周辺の治安は悪いらしい。
日が沈んでからウロウロしたくはない。
しかし、飯屋は早い時間にはやっていないらしい。
ギリシャ人はシエスタのせいもあり、夕食は遅めに食べるようだ。
昼飯を食べ過ぎているので、晩飯は何か軽いものを買ってホテルの部屋で食べることにする。
通りにはかなりの頻度で「ペリープテロ」とか呼ばれている売店がある。
本当にどこにでもある。
そのせいか自販機やコンビニはまったく見かけない。
ペリープテロは店主が1人入れるだけの小さな小屋。
小屋の外側が商品棚になっている。
基本的にジュース類とお菓子類と新聞は置いてある。
それ以外は店主の自由にできるようで、
やたらと革製品を売っているところや、
おみやげ物を売っているところ、
いやらしい雑誌ばかりを売っているところなど様々。
それから、広場にはよく「クルーリ」(注20)という輪っか状のパンを売っている人がいる。
これもギリシャ名物らしい。
(注20 駄洒落じゃないです。)
晩飯用に街頭で売っていたパンとこのクルーリを買ってみる。
クルーリは結構でかいのに0.50ユーロ。
日が沈む前にホテルに戻る。
特にやることがないので、とにかく日中の出来事を書き留めておく(注21)。
(注21 つまりこの日記を書いていたわけです。)
しばらくするとお腹がすいてきた
買ってきたパンを食べてみる。
街頭で売っていたパンは惣菜パンみたいなやつかと思っていたのだが、中はクリームチーズだった(注22)。
スーパーで買ってきた安物オレンジ味ジュースと一緒にいただく。
クリームチーズのパン
クルーリ
オレンジ味ジュース
(注22 このクリームチーズの入ったパイのような食べ物は結構メジャーなようで、この後も何度か口にしました。)
腹も膨れると日中の疲れが出て、すぐに眠くなる。
あれだけ歩けば疲れもするわな。
そんなわけでこの日は早めにベッドへ。。。
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