■「ダメ自分発見」
 今回は自分自身、スーパーマリオになってクラブに繰り出してみました。(※参考 コラム「スーパーキノコ説」)

 ところで、私はイマイチDJイベントというものでノレない性格なのです。ライブは視覚的にも注目する対象(=生演奏)があるから、のめり込んじゃうんですけどね。イベントでは体もロクに動かさないし、ただジーッと聞いてるのです。私は、クラブなんて別に人それぞれの楽しみ方で楽しめばいいと思っています。ですが、さすがに周りがノリノリになり始めると、波に乗らずジッしている私は少々居心地の悪さを感じます。うーん、こんな私が『speneman trance』のメンバーでよいのだろうか…。

 さて、冒頭に書きましたが、今回の私はスーパーマリオです。クラブの中は、ただでさえ非日常な空間。自分が『スーパーな状態』になっているかよく分からなかったので、一度クラブを出て外に行ってみました。と、一人になってみると楽しい楽しい。街並みは立体感を増し、信号や街灯はキラキラと輝き、道を歩いているだけで冒険気分。徘徊しながら家に帰って、一人で色んなことして楽しもうとウキウキ。

 「…ん?クラブより、一人でいる方がオモシロイって?あれ俺って、本気引き篭もり?…ププ、引き篭もりやって。アカンやん…。ププ…ぎゃはは、引き篭もり引き篭もり…」と、改めて自分の引き篭もり傾向を発見し、自分のダメ具合がすごくおもしろい事に思えたのでした。「もっとノロうぜ!」とけしかけられてる自分。「アイツ、ノリ悪いな。何しにクラブ来てんだ?」と思われてるかもしれない自分が、超ダメで暗い人間に思えて笑ってしまいました。でも、そのダメさ加減が反対に誇りに思えたり。…あれ、ちょっと狂ってますか?

 しかし、これはいわゆる「自虐的」な感覚とは違うのです。あくまで自分自身を客観的に、いやそれ以上、他人のように見つめている感覚なのです。「アイツだめやん。プププ、引き篭もりやって。オモシロっ」というように、気づかぬうちに自分自身が『アイツ』という代名詞に変わってしまっています。ほんとに他人事のようなのです。「人格分裂症ってこんな感じなのかな?」と、考えたりしちゃいました。っていうか、「本気で俺って多重人格だったり…?」などと、狂った考えがドンドン沸いてきて楽しかったです。

 以上、『スーパーな状態』での考えなので、いまいち理解できない話かもしれません。ごめんなさい。ただ一つ言っておきたいのは、いくら『スーパーな状態』でも、とてもブロックなんぞ壊せる気にはならなかったということです。みなさんも注意してください。
>>> written by キノコ俳優