2003/1/18 インストアライブ
atTOWER RECORDS SHINJYUKU 7th Floor
1.砂の城
2.侍 Do it!
3.幼い月
4.オレンジ
5.Bulldog`66アコVER.(通称:ぷちブル)
6.letters
7.life
初めてのインストアライブ。正直最後の最後まで悩んで行ってきました。そのせいで、♪スケジュール目いっぱい余裕よりも服ばかり足りなくなると言った感じで(なぜここでT.M.R?) かなり後ろのほうでの観覧です。会場は、お店の一角を壁で仕切ってライブスペースが作られていました。
ずっと狙っていたDVDを買い、ばっちり握手会参加券も手に入れ、後は倫が出てくるのを待つだけです。
ライブステージにギターが乗せられ、いよいよ緊張は高まります。その緊張感を、大野さんが出てきて、注意事項を発表したあとで、「まもなくライブスタートです」と言ったことがさらに盛り立てます。(ちなみにこのとき、大野さんが間違ってライブ後にサイン会があると言っちゃったんですよ。あたし、壁のすぐ傍にいたんですけど、その壁の裏にいた店員さんとあたし、ほとんど同時に「へ?サイン会?」と突っ込んでました。するとそれが聴こえたのか、大野さんが慌てて言い直すというほほえましい(?)光景なんかもありました。)
そして15:00きっかり(だったと思います。時計見てなかったんで。インストアって、時間通りに始まるんですね。) BABIちゃん登場!間をおかずして、続くように本日のメイン、倫の登場です!BABIちゃんの後ろを通って、定位置に着いた倫。いまいち反応の薄い会場を盛り上げようとしたのか、タンバリンをおもむろに取り出し、適当に振って登場をアピールです。
今日の倫のお召し物は?あ然です。だってねえ・・・。上はいいんですよ。別に。普通の白シャツでしたから。(またいつものように、胸元にビラビラついていましたけど) 問題は下です。ビビリました。白地に、黒い花柄模様です(遠くてよく見えなかったんですけど、蔦のようにも見えました。なんとなく幾何学的な・・・)。間違いなくパンツに目が行ってしまいます。だって、すごすぎたんですもの。模様が。いったいどういうことなの?そのパンツは!(後でわかったことなんですけど、このパンツ、オフィシャルで販売された2003年のデスクカレンダーの2月、4月、10月、11月ではいていたパンツだということが判明しました)
さて、倫のパンツのことはこの際神さえもシカトを決め込むということにしておいて、(今度はIcemanかい!) 気を取り直して、ライブをスタートさせちゃいましょう!
倫がステージにたったとたんに始まった1曲目は、なんと『砂の城』です。えー!うそー!この曲が一曲目に来るなんてだれが予想したでしょう。嬉しすぎです。この曲歌ってくれるなんて!
でも、少し残念な面もあったのもまた事実です。あたしが後ろ過ぎる位置にいたせいでよく見えなかったと言うのもあるかもしれませんし、1曲目だったからというのもあるかもしれませんが、いまいち雰囲気がつかめていなかったようで、倫自身も、この曲独特の迫力を表現できてなかったような気がしましたし、オーディエンスもなんとなくペースがつかめていない感じでした。
あたしの中のイメージなんですけど、この曲って、どちらかと言うと曲がハード目じゃないですか?その分、ライブではガツンガツンと音が会場中に叩き込まれるように、すごいノリのいい曲だと思っていたので、「あれ?」という感想が正直ありました。インストアだからでしょうか?それとも、まだあまり生で歌われたことのない歌だからかな?やはりこの曲は、アコースティックで歌われるより、バンドでドンドン貪欲に歌うにふさわしい曲なのかな?と思いました。早くバンドスタイルでも聴いてみたいです。
しかし次の曲はまさに見事の一言につきます。完全にオーディエンスの心をがっしりと掴んだんですよ。なんせ休みなく入ったのはあの『侍 Do it!』ですから。
「侍 Do it!」「キャー!」と、まるで呼応の副詞であるかのように一気にボルテージは上がります。それに答えるかのように、倫もステージ上を所狭しと動き回り、テンションは最高潮に!
しかもこの曲、今回初めてなんじゃないの?という奇妙な振りを見せてくれたんです。倫。題して、「VER.大きな栗の木の下で」といった具合でしょうか。この曲にある「シンチョウで繊細で腸が弱い」の「シンチョウ」は、実は「慎重」ではなく、「身長」だった?と聞きたくなるような振りでした。詳しく言うと、「慎重」→頭の上に手を掲げて、まるで身長を測るようなポーズ。「繊細」→胸の辺りに手を当ててました。きっと心が繊細ということを表現したかったのではないでしょうか?「腸が弱い」→腹部に手を当てて、まさに「腸」を表現していました。こんなんでましたけど。これでわかりますか?こんなおかしな振りもあったせいか、この曲で完全にオーディエンスをぐっと自分の世界に引き入れた倫。少々悪乗りして、曲終了後、前の方のお客さんに向かってマイクを刺していたのを、あたしは見逃しませんでした。まさか刀がないからって、マイクで来るとは思っても見ませんでしたよ。本当に、もう!
3曲目は、『幼い月』です。1,2曲目と、激しくて、どちらかというとすごくノリノリ(死語ですか?) 楽曲を持ってきて、オーディエンスをライブにひきつけただけでなく、そこら辺にいたお客さんまでライブに引き込むことに恐らく成功したのではないかと思われる倫。ここでしっとりと歌われる『幼い月』は素敵でした。(うっとり)
しかし!ここで一つ問題がありました。そこはインストア。しかもタワレコって、本来、ライブをすることが目的の場所じゃなくて、CDを視聴したり、買ったりする場所じゃないですか?CDショップなんですよ。本当に。当然宣伝のためにいろんな曲が流れています。そう、うるさいぐらいに。(失礼!) そこに持ってきて、このおとなしめの曲です。店内の音が邪魔に感じられました。(さらに失敬!)
しかしです!中盤くらいからかなあ。店内の音が消えたんですよ。いえ、決して消えたわけではありません。むしろかかっていたんだと思います。普通に。他の人はどうかわかりませんが、あたしには、店内にある、ライブ以外の音が聴こえなくなっていたんですよ。不思議です。そのくらい、倫の歌に聴き入り、『幼い月』の世界に没頭していました。そのくらい、倫の歌には、人をひきつけるだけの「力」のようなものがあったんでしょうね。改めて、この楽曲のもつ神秘性を感じずに入られませんでした。
静かなるバラードを歌い上げたあと、拍手をもらってMCに突入しようとした倫。しかし詰まってしまい、「歌いましょうか」とだけいって、MCあえなく撃沈。そのまま立ち上がると、『オレンジ』が始まってしまいました。さすがは『オレンジ』ですね。イントロ始まった瞬間に、みんな手拍子はいってものすごいノリです。本日一番の盛り上がりを見せていたんじゃないでしょうか?さすがやね。みんなツボをしっとります。
そして注目の(?) ワンワン合戦(結局このまま呼んでます、あたし)です。さて今回はどうくるのか?
結果は、なななんと「太陽にみんな!」ときました。初パターンなのでは?しかもみんな、ちゃんと「ワンワン」と吠えて(?) るし。どうだまいったか!急に来られてもみんなしっかりと答えられるのよ。伊達にクロダファンを続けちゃいないわ。(ってなんでおまえがそんなに得意げなんだ!という突っ込みはなしでっせ、兄さん)本当に会場中が一体になって、さらにライブを盛り上げ、絶頂になった曲だったといっても過言ではないでしょうね。やっぱり『オレンジ』はライブにはもってこいです。
そういえば、ここで使っていたタンバリン、また前の人に渡していましたけど、あのあとどうなったんでしょうね。特に動きがなかったような気が・・・。ま、いっか。
そして。そしてそしてそして!ついに来てしまいました。噂の『Bulldog’66』アコVER.(通称『ぷちブル』)です。行く前にいろんな方に聴いていたおかげですぐに『ぷちブル』だとわかりました。曲の印象としては、正規の『Bulldog'66』が、横綱級のブルドックが、しっかりと地を踏みしめてドスンドスンと歩いているようなイメージの曲なら、『ぷちブル』は、軽量級のブルドッグが、軽くはねたり転がったりしているような、そんな軽快な印象を受ける曲でした。(または、正規のブルがナツノさん、アコのブルが、クロダさんといった感じと言ってもいいのでは?) なんとなく、イメージ的に、「雪やコンコンあられやコンコン」の「犬は喜び庭駆け回り」と言うフレーズがまさにぴったり来るような気がしました。
しかもこの曲、軽快さをましたせいで、『オレンジ』以上にみんなの手拍子が倫のステージを支え、おかげで倫のテンションもこれ異常ないくらいに上がっていたんですよ。なんかサビの部分をほとんどお客さんに歌わせてたしね。(苦笑)うーん、さっき『オレンジ』でライブの絶好調を迎えたといいましたけど、この曲でもそれが持続され、盛り上がったままMCに入ったような気がします。完璧会場はあったまっていました。(テンション的にね)
ラストには、「サンキュウ!新宿!」と、まだ終わるわけでもないのに叫んでました。思わず「あたしは新宿じゃないよ!」と突っ込んどこうかと思ったりもしたんですけど、そこはなんとなくやめておきました。恥ずかしいし。
「こんにちは、黒田倫弘です。」
始まったMC。話題はぷちブルのことに。
「えっと、今歌った曲は、『Bulldog’66』って言うんですけどね。なんか、僕の知らないところで、名前がついているみたいで。なんですか?『ぷちブル』とかいう・・・」
今話題のぷちブルと言う名称に、オーディエンスからも笑いが漏れます。
「なんだよ、プチって。どこがプチなんだよ。」
いやそれは、あなたがきっとプチ打ち上げとか言っていろんなものにプチをつけているから、ファンの間でも、プチと言う言葉が浸透しているという証拠でしょう。
「全然小さくなんかなってないのにね。」
いえ、イメージ的に小さくなっているんですよ。曲が短くなっているとかそういうことではなく。
「まあね、この曲は、ライブとかでやるとすごく盛り上がる曲なんですけど、こういう風にね、たまにアレンジ変えてやってみたりすると、全く雰囲気が変わるんですよね。今年はね、こういう風に、いろんな曲をアレンジ変えてみたり、セッションしてみたり、メンバー代えてみたりしてね。」
この言葉に、オーディエンスからはブーイングが飛びます。
「いやね、その、いろんな人とセッションすると言った感じでしょうね。こないだもね、あるイベントでね、BABIちゃんの弟さんとセッションしたんですよね。チェロ弾いてもらってね。」
お!そのあるイベントとは、あの2週間前のVOICEのことですね。
「NELLだっけ?なんかね。雰囲気違うんですよね。なんかうるさいなあって思っていたんですけど。」
ここんとこよく聞き取れなかったですけど、こんな様なこといっていました。いいんですか?そんなこといったりして。するとBABIちゃんが。
「あの人ね、時々テレビに出ていたりするんだよね。」
会場から「へえ」と言う声が。しかし
「題名のない音楽会とか。すごくちょこッとだけね。」
ちょこッとって。これには会場中笑いに包まれていました。
「また、チェロ弾いたりして欲しいですね。」
さっきうるさいとか言っていたじゃん。いいの?まあ、いいか。
話は変わって、次にやる曲のことに。
「えーッと、次の曲は、1/8に発売したばかりの新曲なんですけど、タイトルは『letters』です。聴いてください。」
水を飲んでスタートした『letters』。この曲、聴いているといつも思うんですけど、すごく強弱をはっきりつけていますよね。特に、サビに入る前の部分。めちゃくちゃクレッシェンド効いていますよね。メリハリのついた曲です。倫の歌がうまくなっていることを証明している1曲だとあたしは思います。
そして、やはりやってくれました。どちらかというと、『砂の城』や、『オレンジ』『Bulldog』系統というよりは、『幼い月』『life』系統のじっくりと聞き込むタイプの曲ですが、やっぱりこれは最後の大合唱が一つのメインとなる曲でしょう。今回も言っていました。
その前から、少し音が落とされて、歌え!モードに入っていたんですけど、やっぱりそこはインストア。倫のことをほとんど知らないで、通りすがりに聞いていた人もいたんでしょう。倫が、「歌ってください!」といってマイクを客席側に向けたところ、本当に、「ラーラ。ラーラ。ラララララララララララ」とコーラスの大合唱になりました。もう最後はBABIちゃんもギターをほとんど鳴らさず、大合唱の応援をする一幕も。会場中が一つになって、そこにいる誰もが、たとえ知らなくてもその大合唱に参加し、とても素敵なライブスペースが生まれていました。大勢で一つの物を作り上げる。そんな素晴らしさを教えてくれる曲ですね。
『letters』が終り、またもや水を口に含んだ倫。
「最後の曲になりましたが。」
なんとなく予想はしていましたけど、やはり実際言われるとまたも会場中からは納得行かないといいたそうにブーイングの嵐が。
「もっと歌っていたいんですけどね。なんせ時間がね。」
倫自身も残念そうに言います。始まった曲は、『life』。今年に入って行われたどのインストアライブでも、必ず最後に歌われているというこの曲。今回はどんな『life』を見せてくれるのか興味が高まります。
VOICEの時のように、BABIちゃんのギターが入らず歌いなおしということもなく(今回はBABIちゃんのギターに呼応するかのように倫の歌声が入ったほどですから。でも、それでもVOICEでのことがよみがえり、たとえBABIちゃんの音が一音入ったとしても、またここで止まるんじゃないかと心配になったのは事実ですが。) バンドで歌われる『life』とは一味も二味も違った『life』。BABIちゃんのギターが『life』の世界を作り上げています。切なげな音なんですよ、これが。またそれがこの曲にぴったりなんです。別にアレンジ替えとかしたわけじゃないけど、印象の違う『life』はまた圧巻でした。
この曲でも、『幼い月』同様周りの音が気になるかな?と思っていたんですけど、まったく気になりませんでしたね。そのくらい倫の熱唱に引き込まれていました。本当に、一度レコーディングしなおしたというくらい思い入れの強いこの曲。レコーディングしなおしただけあって、相当歌いこんできた軌跡のようなものが今日の『life』には詰め込まれていて、まさに最後の曲に持ってくるにはうってつけの曲に仕上がっていました。
約6分の『life』が終り、座って歌っていたにもかかわらず、呼吸が乱れ、後奏の間中しばし呼吸を整えていた倫。BABIちゃんのギターが余韻を残すようにしながら完全に消えたのを待っていたかのように客席が拍手に包まれると、
「どうもありがとうございました。」と一言だけ残し、ステージを降りていきました。何度も、振り返っては手を振りながら。
さて。握手会です。
開演前に大野さんが言っていたとおり、ステージのセッティングが始まり、ステージ上にテーブルと椅子が持ち込まれると、いよいよ倫の登場です。
2曲目の後に倫が「すごい人ですね」と言ったとおり、会場からはみ出すくらいのお客さんがいたんですが、握手会が始まると、一人ずつステージ上に昇り、握手をしては降りていって、店員さんにも「立ち止まらないで下さい!」といわれていたせいで回転は割りと早かったです。それでも、おそらく3桁は超える人数がいたと思われる会場。通りすがりに聴いて、参加券を持っていない人が帰ったのを差し引いても、ものすごい人数です。あたしは横にあったモニターを見ながら握手会の風景を見ていたんですけど、「こんなに多くの人と握手するなんて大変だなあ。」なんて思っていました。にもかかわらず、モニターに映る倫は、終始笑顔で、ライブがよほど楽しかったことがうかがい知れました。時間も割とあったみたいで、一人一人の時間が割りと長く、結構話をしている人も多かったようです。
プレゼントもたくさんもらっていたみたいです。もらうたびに深々と丁寧にお辞儀をしていた倫が、とても印象的でした。中には握手会だというのに、握手というよりは腕相撲みたいになってしまった人もいるみたいですが(苦笑)
あたしはもともと後ろのほうでライブを見ていたせいで、握手も本当に最後のほうでした。最後から数えて一桁に入るくらいじゃないんでしょうか?どちらかというと外であぶれて、会場内に入ることが出来ずにいた人が、店員さんに早く入るように促され、そういった人たちのほうが先に列に並んで、そのまま握手に望んだような形でした。
そんなこんなで本当に最後のほうになって握手の列に並んだあたし。列はスムーズに進み、並んであっという間にステージ上に昇ってしまいました。そのときには、計画(?) どおりメガネを外していたあたしは、いよいよ倫の前に!ドキドキです。倫の前に立ちました。互いにお辞儀をして、倫の方は「こんにちは」と挨拶をしっかりとしてくれました。あたしもしっかり挨拶を返しましたよ。嬉しかったなあ。
今回は絶対言おうと心に決めていたことがあったんで、握手をする前に話しかけました。「2月4日、(新潟で)待っています。がんばってください。」と。3度目にして、ようやくうまく話せました。まさに3度目の正直です。
その後、固い握手を交わしたあたしと倫。あたしはしっかりと倫の顔も見ることが出来て、満足してステージを降りました。帰りにしっかりとフライヤーももらって。
今回のインストアライブは、初めて行ったインストアライブだと最初にも書きましたけど、本当に行ってよかったです。まったく後悔もなく、めちゃくちゃに楽しめました。すごく楽しかったです。これもそれも、すべて倫のおかげかな?なんて思っています。なんせ、とっても素敵な歌を聴かせてくれたんですから。
インストアライブ、めちゃめちゃお勧めです。病み付きになりそうです。もし金銭的にも時間的にも余裕があって、行けそうだけど迷っているという方がいたら、ぜひ行ってみてください。あのインストアならではの興奮は行って見なければわかりません。一度体験してみてください。絶対いいですから。なんせ、ワンマンライブハウスライブにも負けてないくらいだとあたしは思います。最後に、またもや同じことになってしまいますが、すごく楽しい時間をくれた倫に、あたしから、愛を込めて。
『THANK
You,倫』
Written by Mikoto Kurosaki