2001-03-03「王様対侍」@渋谷
AX
with ナンバーガール
| 大晦日のライブを観に行けなかったので、3ヶ月ぶりのキングです。キングにとっても久々のライブ。今年はメジャーでの作品もアメリカツアーも控えてるし、どんなキングが観られるのかワクワクしてた私は、ワクワクしすぎてチケットも財布も家に忘れました。ミナサマに多大なご迷惑をかけまくって何とかなったものの、そんなワケでライブ前にすっかり疲労。ヤル気も半減。ところが会場に入ったらナンバーガールにノックドアウト!!今までそんなにカッコいいと思ったことがなかったんです、何故か。でも今回はひさこ嬢のカッコよさに完敗。ギター弾く姿がこんなにカッコいい人観たこと無い!あんなに小さくてきゃしゃな女の子が一心不乱に6本の弦をかきむしって、時折ギターをガーッと頭上に掲げて・・・あのね、アベフトシみたいな大男がギターをヒョイと持ち上げるのとは違うのよ。ひさこちゃんがそれを持ち上げる姿はたまらなく頼もしくてたまらなく愛らしいです。しかも音はサムライ。ああこんなにカッコいいバンドだったのね!CDで聴くと線が細いカンジに聴こえたのに、ぜんぜんズッシリ。向井氏もCDより声が全然よくてシャウトも決まる。そしてたまに喋ると意味不明。「えー本日はHIVが蔓延する中、ご来場ありがとうございます。キングブラザーズのマーヤに代わって御礼申し上げます。」なぜマーヤ(笑)? キングはいい意味でいつもどおり。セッティングをスタッフがやるようになった他はビックリするほど何も変わってないんですが、ビックリするほど・・・へんな・・・サブギター登場でコケました。リーダーです。マチコさんのHP「キングブラザーズマニアックス」にて、別の日のライブでのこのギターの勇姿が拝めますが、なんつーか、黄色いスイカみたいなヤツです。ビックリしました。 それにしてもぜーんぜんライブやってないのに、どこからお客が集まったんでしょうか。あきらかに一年前の彼らとは違う。一年前のいまごろは、オープニングアクトでガーッと出てっても大半の人が「何あれ?」って言ってたのが今やメインアクト。ライブはワッサワッサ盛り上がってました。私は少し冷静に、ちょっと客観的に観てました。大きくなったなーと思いますホントに。今回も新曲を5曲くらいやりました。12月のレポにも書いたような、ダルいカンジの曲たちです。今回はさすがに歌詞もバッチリ。マーヤは12月よりももっとギターが上手くなってて、なんかソロ(?)とか弾いた後にいちいち満足げな顔や「どうだ!!」って顔をしてました。一番微笑ましかったのは、スライドギターを終えた瞬間の満足げな顔(笑)。たいしたフレーズじゃないんですけどね・・・。 ジュン君はその佇まいや自身アリ気な雰囲気から、もともと観てて安心できるドラマーなんだけど、ますますテクニックも向上してるしちょっとしたアレンジとか、どんどん良くなってる。ケイゾウ君はこのバンドのメロディメイカーですが、速い曲が減って、押し殺したようなリズムを多用するようになりました。既存の曲もタメの多いアレンジになっていて、逆にその気だるい感じが狂暴に感じられて、絞り出すような歌い方がますます緊張感を煽って、キングの新境地がどんどん広がってる気がします。今までが疾走ししまくっていたのに対し、陰湿な、よどんだ空気を含んだ感じ。コレ、最高に誉めているつもりなんだけど伝わるかなあ・・・もうなんかこう、家にこもってジトジト積み上げた暴力妄想っていうか・・・いや、もうホントに誉めてるんですけどコレ冗談抜きに。ひとことで言ったらとにかく「カッコいい」んです。でも、いままでとはカッコよさが違うんですよあきらかに。 気づいたらマーヤがマブタ切って血みどろでした。シャツを真っ赤にしたマーヤを見て「ああ、久々にマーヤの血をみたなあ」なんてちょっと懐かしい気がしました。ずいぶんと大人しくなったマーヤだけど、本編終ってステージ降りるとき、血みどろのまま目をギョロギョロさせて客を何度も何度も振り返り、ニヤニヤ笑ってたあの顔は、白目剥いてるときの百倍ヤバかったです。表現は変わってもバンドの本質は変わってないんだな、と思った瞬間でした。 |