□□□RECOMMENDS MUSIC ON SEPTEMBER 2002□□□
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tahiti80
-WALLPAPER FOR THE SOUL- (album)
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タヒチ80の3年ぶりの新譜でございまっす。
まぁ、毎度毎度のセリフですが、コイツぁすげえ!!
ポップの魔法が全ての曲に宿っていますわ、これ。
とにかく最初の一音が鳴らされた瞬間から、
優しさと慈愛に満ちた気分にさせてくれるんですよ。
この作品聴いてると、なんとなくタヒチの持つ感性と、日本人の感性って
すごくリンクするんじゃねえかなって感じがします。
特に二曲目のイントロなんて、特にそう言う実感を覚えてしまう感じなんですよ。
イントロで鳴っているストリングスパート、
これぞまさにポップの黄金律だなって思わされるメロディー。
懐かしいのに新しいメロディー。
個人的には、この2曲目のイントロのストリングスだけで、
このアルバムは十分にその価値を発揮していると思う。
明るくて希望とワクワク感に満ちたフレーズなのに、
何故か切なくなるし、涙も零れ落ちる不思議体験をしてしまいましたってことで。
イヤ、マジでこのストリングスサウンドの為だけに買っても損は無いと思うっす。
買いですよ、奥さん(謎)
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ART-SCHOOL
-REQUIEM FOR INNOCENCE- (album)
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痛い。とにかく痛い。
絶望と無常と虚無と反逆から生まれた詩が痛い。
闇という闇を打ちぬいている、このバンドの持つ世界。
メディアでは、SYRUP16gやMO'SOME TONEBENDERらと並んで、
日本のグランジ・オルタナチルドレンの代表格として挙げられているが、
確かにこの3バンドは、それぞれの方法でこの世界の闇を暴いて、
それに対するあらゆる感情を曲として発表している。
別にグランジといっても、原体験しているわけでもなく、
せいぜいがニルヴァーナ程度のグランジ知識しかないのだが、
表現に至る根源は、かなり近いのでは無いのだろうか。
不必要なまでにばら撒かれている、
青春パンクや友情・恋愛ソングのこめかみに銃を付きつけるような、
一瞬の幻想や快楽を木っ端微塵にして否定したい、
破壊した後の真っ暗な世界の姿を凝視してやりたい、
そんな衝動がこれらの3バンド、とりわけこのアートスクールの曲には込められている。
とにかく苦しいアルバムだ。
楽曲的にはかなりのゴリゴリながら、
しっかりポップに対して落とし前はついている。
だけどとにかく苦しい。
だけどその苦しさは、イヤな苦しさではない。
孤独と焦燥と怒りの音に、苦しさを感じてしまう。
友情ソング・青春ソングを真っ向から否定しているのに、
この世界の全てを凝視・敵視するその姿勢と音が、このバンドとオーディエンスを太いラインで結び付けている。
一人一人が、この世界で「LONELY」であるという事を思い知らされるが故の、
逆説的な「NOT LONELY, NOT ONLY」であるという事を、このアルバムに感じてしまう。
日常に、世界に違和感を感じてしまう者に、
本当に響く音がこの1枚に詰まっている事を断言したいと思う。
まぁ、そんな事を抜きにしても、
単純に楽曲として凄まじくイイ曲ばかりが鳴っていると思いますよ、コレ。
これも断然買い。
こいつらがきっとこれからの日本のROCKの新しい局面を担っていると思うです。
しっかし、大切なイノセンスが壊れるぐらいなら、
いっそ獣のように汚れたいってのはなんとなく分からないでもないなぁ・・・
あ、ちなみにSyrup16gの「Coup d'Etat」(クーデターと読む)と、
MO'SOME TONEBENDERの「LIGHT, SLIDE, DUMMY」もかなりカッコいいんでオススメであります。
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V.A
-DIVE INTO DESNEY- (album)
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パンク最高!!愛してる!!(笑)
っていうか、一曲目のミッキーマウスマーチやってるBEAT CRUSADERS最高!!
おいし過ぎ!!
ええ、ビークルのお陰で、久々に音楽聴いて大爆笑&ガッツポーズさせて頂きました(笑)
いやね、とにかくこのアルバムはこの曲だけで買う価値大アリ!!
普段はメルヘンで楽しくマーチングしてるミッキーが、
今日はやけに顔真っ赤にして、鼻息荒くして猛ダッシュマーチングかましてます(笑)
もうこのアルバム、聴いてて超楽しすぎるー!!
なんか、メルヘンファンタジーな世界に劇薬の雨を降らせたら、
何故か化学反応で、いつのまにか世界一刺激的で楽しいテーマパークが出来あがったって感じっす(意味不明)
もしくは、食い合わせ悪いだろうなぁって物を一緒に食べたら、異常に美味しかった・・・みたいな。
とにかくすっげえ楽しいの一言に尽きるんすよ・・・くどいか?
全力で笑いながら猛ダッシュでフルマラソンぐらいの勢いですわ。
そんでもって、さりげなくお子様の夢にちょっとだけ劇物混入、みたいな・・・
「星に願っても無駄です!!」みたいな・・・(←HUSKING BEE磯部 談/笑)
ちなみに、このアルバムに収録されている、3つの新世代バンドが異常に素晴らしいんですよ。
THE BAND APART、ASPARAGUS、DOPING PANDA。この3つはメチャメチャイイです!!
いずれもパンクという枠組から飛び出して、メチャメチャ素晴らしい音を鳴らしてますよ。
こちらも要チェック!!
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AIR -MY WAY- (album)
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降参!!
ほぼAIR初体験のワタクシですが、マジで降参です。
今までのAIRに関しては、割とヘヴィーロックを高らかに鳴らす印象があったんですが、
一曲目からすっげえジャジーでファンクな仕上がり。
で、2曲目の「FUNK CORE」で昇天、みたいな。
とにかくこの曲すっげえ。
別に激烈にディストーション効かせてたりするわけでも、
叫ぶとか超轟音とか、力技に走っているわけでもないのに、
楽器全体のアンサンブルと、思いっきりファンクなギターのリズムとヴォーカルで、
アドレナリン超噴出って感じであります。
聴いてて気持ち良すぎ。
で、アルバム全体のトーンはといえば、
かなりジャジーで内省的な、メランコリックなアルバムって言えば分かりやすいかも。
いや、強引にでも分かってください(笑)
クリーントーンのギターの美しさと、儚さを彩る車谷浩二のヴォーカルが、
とにかく涙腺やメランコリー担当の感情を刺激しまくり。
だけど、歌詞の内容は、内省や回想ばかりでなく、
しっかりと現状への意思表示、自分の意思表示も盛りこまれてたりします。
決して、ネガティブや悲観に頼るわけでないメランコリーは、強いと思う。
このアルバムの最終曲、「LAST DANCE」を聴いてもらいたいのだが、
この「別れの唄」で鳴っている全ての音が本当に優しくて、涙腺を刺激する。
優しいが故に、引き出される殺生性。
まさしく、これはキラーチューンの名にふさわしい曲だと思う。
自分という存在を力強く信じ、確信と共に動ける人が、
「内省」の表現に向かった時、そこに鳴る音は本当に優しくて、深いものなんだなと思った。
自分の持つ音楽的資質における「肉体性」を引っ込めた時に、より際立つ「精神性」。
その内在する優しさと、力強さの一つのカッコいい形ってのが、この1枚に詰まってます。
車谷浩二って人は、強い人だなって思った。
そのうちここに書きたいなリスト。要するにこれ聴いとけリスト。
中村一義「100s」 ・ JUDEの新譜二枚 ・ NIRVANAのベスト
ELLEGARDEN「Don't trust anyone but us」 「My own destruction」
coldplay「静寂の世界」 ・ UNDERWORLD「A HUNDRED DAYS OFF」
J「Unstoppable drive」 ・ Rhymestar「ウワサの伴奏」
SKETCH SHOW「AUDIO SPONGE」
とか、他にも超多数。