KEMURI TOUR 「凪」 at SENDAI BEEB BASEMENT THERTRE

on DECEMBER 27th

 


          12月17日、いよいよ待ち焦がれていたKEMURIのライブだ。当日の昼に友人数名と仙台入りを果たす。

          が、金の無い少年ども、一体何をして暇を潰せばいいのか!?いきなり出鼻をくじかれ少々狼狽する(笑)

                                  「っつーか、腹減った」

           K氏の鶴の一声で、お食事タイムへ突入。彼は、なんと超安くて美味い寿司屋を知っているというではないか。

          いきり立った3人の野郎ども、そうと決まれば寿司屋に向けて一直線である。そしてがっつくがっつく・・・・・・・

          K氏の言葉に嘘偽りは無かった・・・・・安すぎ。美味すぎ。学生に優しい良心的な穴場ですな。ここは。

          店のオヤジさんと話しをしていると、意外な事実が・・・・・・実はこの店、以前にスピッツやサムエルが来たらしい。

          うーん、別にどうでもいいや(笑/ファンの方、すいませーん!!)。

          仙台に訪れる際は是非この寿司屋をご堪能あれ!!・・・・・・・店の名前は忘れたけど(苦笑)

 

                              閑話休題。グルメ話してどうする。

 

           それではいよいよ本題へ。夕刻になり、会場の周りにも若者が増え始める。昂ぶるテンション。高まる緊張。

          会場に入る前に、Tシャツだけになり戦闘態勢を整える。テンションの高さを差し引いても、仙台の風は肌を刺すか

          のように、冷たく打ちつける。後に合流した一名を加え、総勢四名、大の男が情けないほどに震える中、その男は現れた。

          このクソ寒い寒空の中、最初からTシャツとハーフパンツのみでキャッキャキャッキャはしゃいでる先輩Nさんをふと見つけた。

          ここで意外な事実を発見する。実はこの日、このライブの為にうちらのサークルから俺らを含め、7人も仙台にいたのだ。

          ビーブのキャパの小ささを考えれば、この身内度の高さにはちょっとした驚き、感動が・・・・・・・・・・・なかった。

          

           入場も済み、いよいよライブが始まる。オープニングアクト(もしくは対バンの相手)として、KEMURIの前に、

          仙台のスカバンド、LONG SHOT PARTYが演奏を始める。このバンドがまたカッコよかった!!楽しい音に楽しいライブ。

          こういうバンドにもっと巡り合いたいなーなんぞと、後から一人しみじみ思った。ちなみにこのバンドの1stアルバムが

          1月10日に出るので、よろしければお買い求めあれ。俺は会場で先行発売されてあったので買ったけど、結構イイ感じよ。

          ギターの人の強烈なアフロも印象に残った、いいバンドでした。

 

           そしていよいよ真打ち、KEMURIのライブが始まる!!会場内に「Y.M.C.A」が鳴り響き、前のほうの観客はこぞって

          モッシュし始める。KEMURIへの期待感は最高潮である・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・が!!!

          いきなりカラーアフロのかつらを被った謎の5人組が、肩を組み合いながら踊り出て、そのまま踊ってるよ!!!!

          アフロ5人衆のダンスと同時に湧き起こる、観客の「わ〜い、えむ、し〜、え〜♪」の大合唱、そして例の振り。

          かなり異様で変なテンションに、俺は笑いを隠せなかった(そんな俺も大合唱と振りに参加した一人です/笑)

 

           今度こそKEMURIが登場!!メンバーが一人、また一人とステージに現れる度に、うごめく観客の「塊」。

          これはもうホールのライブを数えるほどしか経験していない俺にとっては、ある種のカルチャーショックを覚えた。

          うごめきは続いたまま、一曲目の「カナシミヨ」が放たれる。俺がKEMURIの曲の中で1,2を争うほど大好きなこの曲が

          一曲目に出てきたことで、テンションは一気に絶頂に達する。次第にモッシュも大きくなっていく。とてつもなく楽しい。

          が、苦しい(笑)。狭いスペースの中で男女入り乱れてモッシュをしていると、次第に酸欠になってくるんだな。

          ということで、少し後ろの方に退散して身体いっぱいに酸素を取り入れる。そしてまた人波の中に身を投じる。

          こんなに楽しいことを後ろで指くわえて、じーっと聴いてるだけでは、どうも俺の欲張り根性は満足してくれないらしい。

          数曲を終え、ボーカルのフミオがバックステージに下がる。・・・・・・・ん??どうしたんだ???と思いきや、続けざまに

          曲が放たれる。それはインスト曲だった。しかも思いっきり落ちついてムーディー(?)な曲。

          観客はさっきまでの激しいモッシュとダイブが嘘のように、曲に身を委ねている。KEMURIもうまいねー、にくいねー。

           そして、フミオがステージに戻ってくると、またメンバーも観客もはっちゃけまくる。すっげー楽しい。楽しすぎ(笑)

          その後もKEMURIはサービス精神(?)旺盛に、楽しいライブを繰り広げてくれた。

           が、KEMURIのライブは楽しいだけではなかったのだ。それは新曲「ANCIENT WIND」を演奏する前のMCに

          集約されていたと言っても過言ではないと思う。

 

             「人間、常に前に進もう、進歩しようと思いがちだけど、時には

                     過去を振りかえったり、自分が前にいた場所に戻ってくることも人には必要なんだと思う」

 

           普通なら歯が浮くようなセリフが、この時はものすごい説得力を伴い、俺に突き刺さってきたような思いにとらわれる。

          それはもしかしたら、今までのKEMURIの音楽やそれ以外の物に対する考え方が、CDやメディアを通じて、

          理解されているからなのかもしれない。例えばそれは戦争に対する問題提起であったり、例えば今回のツアーで

          呼びかけていたゴミの始末の徹底化であったりする。そういったバンドのアティテュードがしっかり貫かれているからこそ

          共感と感動を生むのだと、ふと思った。KEMURIの標榜する「Positive Mental Attitude(肯定的精神姿勢)」に乾杯!!

 

           そのような、考えさせられるMCの後も、曲は続き、ステージも客も関係無くはっちゃけまくる。

           そしていよいよアンコール。一曲目(だったっけかな?)はLONG SHOT PARTYのホーン隊を交え、KEMURIの

          インスト曲をセッションする。ホント、こういうのって楽しそうでいいよなぁ・・・・・・うらやましいなぁ・・・・・・・

          アンコールは怒涛の勢いで終わっていった。「アトイチネン」やオーラスの「オオイチョウ」・・・・・最高のライブだったと思う。

          また、今回のライブでそれなりにライブハウスでの楽しみ方も覚えたはずだ。早くまたライブハウスに行きたいよー。

 

           っつーか、こんなこと言いつつも、まだまだ俺はダイブ対策などは全然出来てなかったと思う(笑)

          その日、ダイブ中の人から故意ではないにせよ、顔面に二発も蹴りを頂いてしまった(笑)。修行が足りませんな。

         

          最高に楽しかった一夜の宴を終え、疲れ果てた身体でさぁ皆さん、一路山形へ帰りましょう〜!!

         と、みんなでいい気分になっていたその時、最後に事件は待っていた・・・・・・・・・!!

 

                        「駐車場閉まってるー!!!山形に帰れね〜!!!!」

 

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