LUNA SEA BRAND NEW CHAOS
7/20 @ Sendai Grande21
渦巻くカオスに飲みこまれた思いのライブだった。
席についた瞬間、ステージからかなり遠いことを知る。
だけど、そんなことを落胆と感じさせないほどに、高まる興奮が突き動かす。
7年間憧れつづけたバンドのライブを、初めて体感するのだ。
7年越しで彼らの本当の姿が飛び込んでくる。
まるで、未だ逢った事の無い運命の人に出会うような気分だ。
時間は早く過ぎるようにも、途轍も無いほどに遅く感じられもする。
既に俺を襲うCHAOS。
SEが大きくなる。
どこか夢見心地のような状態に陥る俺。
もう目の中にはあの遠くに光り輝くステージ以外、何ものも映らない。
ついに、俺をさらにROCKの世界へといざなっていった5人が現われるんだ。
音に犯されたい。
自分の日常を忘れたい。
しがらみ、人間関係、全ての呪縛から自分を解き放つのだ。
それがたった数時間の間だけであったとしても・・・
1曲目はニューアルバムから「Be Awake」
イントロの一音から即鳥肌が立つ。
「鳥肌モノ」なんて陳腐な言葉じゃなく、本当に鳥肌が立つ。
7年越しの逢瀬、そして圧倒的な存在感と音。
RYUICHIのヴォーカルといい、巨大な塊になって襲うサウンドといい、神々しいまでのコーラスといい、
その全てが五感全てを支配していくのだ。
まさに「宇宙的」な感覚であり、「覚醒」の時を迎えた瞬間だったのだ。
覚醒の扉を、LUNA SEAが創り出すCHAOSの扉を開こうとした時、
浴びせられた音は「G.」
今日という夜を、約束された素晴らしい一夜にする為のアンセム。
汚れ無き絆を確認するかの様にさえ感じられる。
MCを挟み、俺が一番聞きたかった曲、「SWEETEST COMA AGAIN」がドロップされる。
あの圧倒的な説得力と威圧感を持った曲が、ライブでどういう形で再現されるのか。
そしてメンバーは俺らにCDそのまま、むしろそれを遥かに越える音のイメージで投げかけてきた。
なんて人たちなんだ・・・
スクリーンに映し出されるトリップ効果のありそうな映像も、俺をさらにCHAOSの海へと誘う。
覚醒しながら感じられる「COMA」
終わらない夢、終わらない覚醒。この曲を世界へ発信したら、一体どんなことになるだろう。
「KISS」・・・SUGIZOが一際輝いて見えた瞬間。
官能的なサウンドに衝動が揺れ動く。
この会場の全員が皮膚を超えて一つの共生体としてうごめこうとしている。
刺激的で艶かしい瞬間が生まれる。
そしてRYUICHI曰く、「今年のLUNA SEAの扉を開けた」曲
「gravity」
やはりCDで聞くより、何倍も俺の体を突き刺してくる。
弱い自分、あらゆるしがらみとの決別を唄ったというこの曲。
そこにリンクしてわずか数秒だけスクリーンに映った、沢山の人のさまざまな表情。
それを目にした瞬間、それが何かはまだ分からない、とても大きな思いを感じられて、涙が出そうになった・・・
個人的にはINORANが今回のニューアルバムにおいて核だったと思っている。
だって、これほどまでに伝わる曲ってなかなか無いと思うんだ。
続く「be gone」
その圧倒的な音と拍子が俺達を押さえつけるかのようだった。
音で黙らす。
卓越したプレイヤビリティ無しにはきっと出来ないことだ。
そして・・・やらないだろうと思っていたアウトロでのアコギセッション!!
暗転と共に浮かび上がったのはSUGIZOとINORANの二人だけ。
澄み渡るアコースティックな音色。たまらなく愛しい二人だけのシルエット。
さらに俺達を深い場所へと連れていくのだ。
「be gone」が終わった。しかしINORANは椅子に腰掛けたまま。
何が起こるんだろう・・・
そしておもむろに明らかに聞いたことのあるコードを引いている。
SUGIZOはヴァイオリンを持ちだし、弾いたフレーズがあやふやさを確信へと変えた。
「MOTHER」だった。
しかし何故に今「MOTHER」・・・?
しかし演奏されたのはアウトロのみ。
そして一瞬訪れる間。そこへRYUICHIだけがステージに戻ってくる。
巻き起こる凄まじいまでの歓声。
その声を優しく諭し、なだめるかのように曲が始まる。
この3人だけのステージ。この瞬間を逃さず捕らえたい・・・
しかし聞いたことの無い曲だ。新曲なのだろうか?
俺にはとても優しく穏やかで、そしてどこか悲しげな雰囲気をたたえた曲に聞こえた。
もしかしたら「MOTHER」のアウトロに続いて演奏されたと言うことは、
この曲は「MOTHER」に対してのアンサーソングなのだろうか?
音源化されるのが待ち遠しい。
そしてアルバム発売直後のツアーなのにもう新曲をぶつけてくる事実。
恐るべし、としか言えない・・・
ここから全員がステージに再び揃う。
奏でられるは「VIRGIN MARY」
この曲を歌うRYUICHIはなんて神々しさを称えているんだろうか。
そのRYUICHIの姿に言葉も出ない・・・
そしてやってきました!!真矢のドラムソロ!!
しかしステージからは遠すぎて、姿を確認することは難しい。
だから音だけに身を委ねてみる。同じドラマーとして、そして尊敬する人物として音に全神経を傾ける。
ビデオなどで何度も聞いていたが、改めてその凄さに興奮する。
俺もこんな風にドラムを叩けたらなぁ・・・
精一杯「しんやぁぁぁぁっ!!」っと男らしく叫ぶ。
会場の皆がそれぞれに思いの丈を込めて「真矢」コールをする。
そして真矢は「なかなか宜しい」(笑)
しかもオジャル声だし(爆)
さすが真矢、オチもしっかり付けてくれたね(笑)
間髪入れず、Jのベースソロ!!ピッキングでグルーヴをつける奏法から、一気にハードコアでパンクなソロに変化する。
会場に熱狂を要求するJ。そしてそれに答える俺達。
どんどんステージも観客も関係無く絶頂へ目指して昇っていく。
J、あなたって人はベースソロといい、佇まいといいカッコよすぎるぞ・・・
ここからリズム隊だけのステージから、5人のステージへと再び戻る。
「FEEL」
情けない話だが、最初がアレンジされていて、すぐには「FEEL」だとは気付かなかった。
JソロALの「BACK LINE BEAST」をLUNAバージョンでやっているのか?とまで思ってしまった。
が、すぐにRYUICHIの「その瞳に・・・」という唄い出しに、記憶を取り戻す。
LUNA SEA史上、最大級のヘヴィネスを誇るこの曲。
腹に来る爆音重低音。
そしてRYUICHIのヴォーカル。本当に彼は凄いシンガーだと思う。
CDよりも、もっと凄い次元でLUNA SEAのフロントマンとして、声を響かせてくる。
別に他のバンドのヴォーカルと比較するわけではないのだが、
本当に鳥肌を起こさせた生ヴォーカルは、彼が初めてかもしれない。
重厚なヘヴィーさを誇るこの曲の中で、まるで蝶の様に舞っているかのようなヴォーカル。
そんじゃそこらのヴォーカルには務まらないような気がする。
「激しい曲で激しい歌い方をするだけでは、違う。風が吹いても雨が降っても、そこに柳があるように」
といった、彼の発言には目からウロコモノだった。
ソロ以降のヴォーカライゼーションの変化を批判する人もいるが、
俺的には何をいってるの?って感じかも。
変化しないほうがおかしい。
彼の理想を追求していって、今に至っているわけだから俺は何も否定しない。
否定する材料もない。
あれだけのオリジナリティとライブでの凄みを見せられては、もう頷くしかないよね。
で、その次の曲が、発表当時、賛否両論を巻き起こした「STORM」
もうカッチョええ〜〜〜・・・・・
ステージが遠いなんてことは最早関係ない。
まるですぐそこにステージがあるような感覚さえ覚える。
最後の真矢の素手で叩く銅鑼まで、音といい姿といいはっきり分かる。
距離なんて関係ないんだな、と改めて実感。
「a Vision」
Jのアジテーションと
「好きなことが 嫌になるくらい 愛したなら 掴めるはず」という歌詞が、俺にとってこの曲の全て。
俺達全員が、試されているような感じがする。
何かを死に者狂いでやってみようぜって言われてる感じになる。
俺は果たして、何かを狂うくらいに追及したことがあるのか?
単純に嬉しかったのが「TIME IS DEAD」
友人と二人でノリまくり(笑)
で、さらにノリまくったのが本編ラストの「TONIGHT」
俺の最近のヘヴィーローテーション。
スポットライトを受けて、黙々と弾くINORAN、カッコよすぎだし・・・
キミだけの夜。そう、今夜だけの熱狂。
いつまでもこの感じを忘れたくない。
そしてアンコールへ。
「Dejave」ですよ。いきなり。たまんね〜〜〜!!
やっぱカッコイイの一言に尽きます。以上。
ここでRYUICHIのMC・・・
「元気ですか〜!!(オーッ!!)まだ暴れられますか〜!!(オーッ!!)・・・・・・・・ガス欠ですか〜!!」ってなんだそりゃ(笑)
芸風変わったっていってるけど、こりゃ見事に失敗だな(笑)
RYUICHI・サブサブ路線、邁進中2000年夏(笑)
でさらに「もうちょっと暴れてみようかな・・・・それじゃあ、最後の曲です・・・・」ってオイッ!!!(笑)
期待持たすな!!(笑)
というわけで、最後の曲「Crazy About You」
この瞬間が来るまで、本当に早かったような気がする。
本当に最高のライブだった。
何回でもまた見たい。
CHAOSの渦に飲み込まれたままでいたい。
車に入り込む夜風が、本当に心地よいライブでした。
今でもあの時の光景が鮮やかに残っている。
また、いつか、必ず暴れに行きますぜ・・・