MONKA'S
BOOK
石田昌隆著『黒いグルーヴ』(青弓社1600円)
ジャマイカのレゲエと、イギリスのレゲエ〜グラウンドビート〜ブリストル・サウンズ〜ドラムンベースとの関係
性を軸に、ヒップホップやアフロビートにもかすりつつ、奴隷船の航路を辿るように大西洋を越えた音楽に含まれ
るアフリカ起源の遺伝子は、いかに変容し、根付いたかということを、写真16枚、原稿400枚で表現したものです。
黒いグルーヴ 目次第1章 音楽に組み込まれたアフリカ起源の遺伝子
●1 マッシヴ・アタックのダウナーなグルーヴが内包する記憶の澱み
第2章 ダブの発見とサウンド・システム
●2 キングストンでは路上に向けたスピーカーからがんがんレゲエが流れていた
●3 ボブ・マーリーが「ノー・ウーマン・ノー・クライ」で歌ったトレンチタウン●4 ナイヤビンギというラスタの宴にアフリカ起源のビートが受け継がれていた可能性
●5 イエローマンによって極められたストリート・ミュージックとしてのレゲエの現場
第3章 在英ジャマイカンとしてのレゲエ
●6 移民たちのUKへの帰属意識が低かった時代のロンドン●7 アスワドが「アフリカン・チルドレン」で表現したこと
●8 フロントラインというロンドンの中のジャマイカ
●9 リントン・クウェシ・ジョンソンは「イングラン・イズ・ア・ビッチ」と朗読した
第4章 ループするリズム
●10 モッシュしてダイヴする白人たちに消費されたフィッシュボーン
●11 「ファック・ザ・ポリス」とラップするN.W.A.のリアリティー
第5章 ビートと人種のリミックス
●12 グラウンド・ビートにノッて登場したキャロン・ウィラーと「UKブラック」
●13 ダンスホール・レゲエのリディムはリメイクされながら生き延びた
第6章 アフロビートの王国
●14 シュラインで怒濤のライヴを演りカラクタで瞑想していたフェラ・クティ
●15 ジェイムズ・ブラウンのファンクにも認められるアフリカの痕跡
第7章 アフロルーツのブレイクビーツ
●16 アンダーグラウンドなパーティーで始まったドラムンベース
●17 ブリストル・サウンズはロニ・サイズに行き着いた
第8章 ブラック・ディアスポラ
●18 ローリン・ヒルに集約される黒人音楽の沸騰点
●19 ニューヨークに移住したトリッキーという放浪者