フレットレスの改造について その2



フレットレスの改造は、今までにざっと100本近くはやっていると思いますが、
ボディー、指板の組み合わせでも様々なものがありました。
そこで、私なりの良かったもの、悪かったものを主観的に書いてみたいと思います。

1.Ashボディー、ローズ指板
大体のフェンダータイプのベースがこれで、一番数も多かったですが、やはりAsh
に拠るところの"ゴイン"というような低音の質は、フレットレスにしてみたところで変わ
り様が無く、JBLのスピーカーで言うと、2205に近い輪郭のハッキリした"ガチガチ"
という様な低音になります。私は今でも余り好きになれません。
代表的な75年モデルでチョッパーをしてみれば良く判るのですが、使えないオノで
大木を力尽くで叩き割ったような音になります。(解り難くてすみません。)
フレット有りの場合は、私、大好きなんですが・・・。

2.Ashボディー、エボニー指板
私は元々エボニーが大好きです。昔から高価なギター、ベースにも使用されていた
り、バイオリンやチェロ等の高級品の指板材でも有名なものなんですよね。
それで、この組み合わせに大いに期待していたのですが、Ashの音にエボニーの
硬さが輪をかけて、嫌味なところの500Hz〜800Hz位を持ち上げているようで、
コンポーネントベースを作ってみたりもしたのですが、直ぐに手放してしまいました。
今では幻のベースですが、当時としては良く出来ていたと思います。
ただ、私自身の好みの音ではありませんてした。
輪郭のハッキリとした、周りの音に埋もれないベースでしたが、色気の無い硬質な
音でした。( 図F参照)

図F


3.イバニーズMC924のフレットレス
Ashボディーのウイングに、メイプル スルーネックでエボニー指板
このベースは出来上がって、弦を張ってチューニングをしている時から音が前に出て
いる感じで、くっきりと目の前に音の広がりがあるその様子は、完全プロ仕様でした。
使える!!と思いました。
ただ、音は私好みの甘い音とは言えず、硬めの伸びる音でした。メイプルとエボニー
のコンビネーションで、スルーネックに負う所が大きいと思いました。

4.グレコの6弦フレットレス改
定番メイプルトップ、マホガニーセンター、メイプルバック、エボニー指板のメイプル
スルーネック
サスティーンが充分に有り、音の立ち上がりも高域のみに有り、低域は後から付いて
きます。やはりエボニーの為、音は硬めです。
しかし、音自体にとても品が有り、私の宝物になってしまいました。
ライブでは使いたいけれど、もし・・何かあって壊してしまったらどうしよう的な存在で、
外には出しておりません。
75年フェンダーのJAZZベースと同じく、箱入り娘です。(すみません。)
スローバラードでメロディーなんか弾いたら、涙モンです。レコーディングに使おうと
思っています。
写真です。 多少粗い画像になりますが、宜しかったらご覧下さい。
  
  ←それぞれをクリックです。

5.アルダーボディー、ローズウッド指板 その1
一度オールドのプレベをフレットレスにしたことがあるんですよね。
勿論私は「止めとけ」と言ったんですが、持ち主の強い要望でフレットレスにしました。
誰に弾かせてもいい音でね・・・これが。
その時は、やっぱりオールドだからフレットレスにしても良い音なのかな?って思った
程度だったんですけど、本質的なところはやはり、この組み合わせだったのだと思い
ます。  詳しくは 6 へどうぞ!!

6.アルダーボディー、ローズウッド指板 その2
私がこの頃、使い倒しているワッシュバーン6弦改5弦
フレットレス、バルトリーニ ピックアップ、グヤトーン エレアコ プリアンプ仕様
私は長い間、ローズウッド指板っていうのは、フレットレスには不向きだと思っていま
した。
もう、25年位経つでしょうか? 初めてESPが産声をあげ、ナビゲーターシリーズの
ベース、ギターがESPとしては第一弾として出たんですけれど、その中にプレベの
フレットレス仕様がありまして、それを買って三年位は結構使っていました。
ところが、やはりローズは柔らかいんですね。
3フレット、5フレット、7フレット辺りの良く使うところが磨耗でくぼんで来て、自分で
磨り合わせをしょっちゅうやっていました。
そのイメージが強かったんでしょうか、フレットレスはやっぱりエボニーだと言うことに
なってしまったのですよね。けど、今、思いますには、低域のふっくらとした音というの
はローズでないと、なかなか出ません。
そしてアルダーがよろしいと思います。音がフラットですね。 アッシュの様に中音の
ちょっと高い所にピークが無いですから。
ところで話しは横道に反れますが、6弦のネックで弦を一本取り去り5弦にするのは
いいですよ。音は安定してサスティーンは効くし、やはり質量のあるネックの為でしょ
うか、細い4弦のローズウッドとは全然違うんです。しっかりしているんです。
またまた話しは横道に反れますが、ピックアップはバルトリーニがいいです。
そしてプリアンプは、誰もこんなことはやってはいないのでしょうが、グヤトーンのエレ
アコ用プリアンプです。確か6500円でした。
でも、これが25000円のバルトリーニ プリアンプより良いんです。  私としては、
二十一世紀の大発見ですね。
今までにピックアップ、プリアンプ、又、私はリミッター命の人でありまして、そうそう・・
リバーブも命ですね。 それで近々また、ここら辺りもコラムにしますね。(大きく横道
に反れました。)

++まとめ++
フレットレスは、ローズ指板で、アルダー ボディーがいいと思われます。
他にメイプル/マホガニーもいいけど、時に低域が邪魔になる場合があります。
スルーネックは、メロディーを弾くのは良いんですけれど、立ち上がりが遅い為、リズ
ムの強い曲には不向きだと思われます。

追) メイプル ボディー、メイプル指板のリッパーベースとかもやりました。
そこそこ使えましたよ。 ただ、メイプルの為、しょっちゅうラッカーを塗っていました。


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