ニアフィールドモニターを
作ってしまいました。の話
| レコーディングのトラックダウンの際に何時も困っていたことは、低音をどの位 出すかとか高音をどこまで強調させるかに留まらず、例えばリバーブをある程度 ボーカルにかけているのにも拘らず、かかっていないんじゃないかという不安? どの位が一番心地よいリバーブなのだろうか?ここまでかけているんだけれども これを一般のステレオで聞くと、どんな風に聞こえるのだろうか?という心配。 私のタンノイのランカスター、タンノイのチェビオット、JBLの4530のバックロード 3WAYでは良く聴こえ過ぎてしまいます。 具体的には特に、最近のミニコンポで だと一体どんな風に聴こえるのか?と、不安だったのですよね。 その辺にあった小さめのスピーカーをスモールモニターとして使っていましたが、 本当に何の変哲も無いスピーカーの為、基準にはなるのだろうけど本当にこれで いいのだろうか?との疑問が何時もありました。 ジェネレックやアコースティックオーディオ等の有名なモニターが一台あれば、そ れを聴きつつ他のホールスピーカーで確認しつつ出来るのでしょうけれど、有名 なモニターは決まって高額なんです。(20万〜50万位) なんでこんなに高いんだろうかと思ってしまいますが、タンノイのアルニコのユニッ トが高いように、やっぱり高いものは高いのでしょうね。 話は横道に反れますが、アルニコのスピーカーっていうのは一般的に音が良いと いわれています。 これは私のあくまでも想像ですが、形状を比較すれば良く解かるでしょうか・・・。 図Mは、アルニコとフェライトのイメージです。 (注:アルニコ、フェライトとは・・磁石の種類です。冷蔵庫なんかにメモを留めていた りしている磁石はフェライトですよ。一般的にはフェライトを使っています。) |
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| 形状から・・・アルニコの磁石は奥行きを深くとれるのです。 フェライトは浅く、磁力を強力にしてやろうとすると周り(径)を太くするしか方法が 無いと聞きます。 アルニコの方がスピーカーのコーン紙の振幅を大きくできるのでしょうかねぇ。 もう20年近くスピーカーのコーン紙の張替えをやってますが、明確な答えはまだ 出せてはいません。 アルニコの磁石はアルミニウム、ニッケル、コバルトの合金でアルニコです。 コバルトがあんまり無いので最近はフェライトの磁石です。 何故フェライトという 名前が付いているのか?は、未だ知らず。(笑)ご存知の方がいらしたら、是非 教えてくださいね。 横道から戻ります。 それで貧乏な私は、ニアフィールドモニターを作ってしまいました。 前述のその辺にあった小さめのスピーカーでも良かったのですが、トラックダウン をしていて毎回思っていたことが、心がワクワクするようなスピーカーでないと何も 面白くないということでした。 スピーカーから出てくる音が生き生きしていないと、何かしらのサムシングを感じ させてくれないと・・・。 こちらも、よし!やろう!という気持ちにならないのです。 前々から目をつけていた値段の割には妙に良い音の出るミニコンポのスピーカー のユニットを調べてみました。 流行のバイアンプでネットワークは使っていません。、上がフルレンジで下がサブ ウーハーをくっ付ける。という今までのスピーカーのネットワークとは少し違ってい ました。下にシステムのイメージを書きました。 図Oが普通のネットワークです。図Pがバイアンプ(アンプをふたつ使っています。) |
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| そしてそのユニットとは、フルレンジユニット8cm、ウーハーユニット10cmで価格も 1ケ1000円ほどのものでした。 今までの小さめの箱に8cmと10cmを何とか取り付けられるように改造し、取り付け の後、鳴らしてみると・・・あら不思議不思議。 音が生き生きとしているんです。 そして、色々な域の音が聴こえ始めました。 (具体的にいうと・・・歌もののバックで鳴っているスネアの音に心地よいリバーブを かけている曲があったんですが、サビにいった時にゲートでリバーブの音をコントロー ル。ゲートで音を切っていたんですよね。私はここまでやってませんでしたが、やはり すっきりさせようとすると、このあたりまでやらなければいけませんね。 勉強になりま した。) またウーハーの音質も、今まではゴーン ゴーン、ドスン ドスンから、私の好きな ブーン ブーン、テン テン(どんなのか判ればいいのですが。)に変わりました。 またまた箱がバスレフだった為、穴を塞ぎ密閉型としました。 この方が音を作る側のスピーカーとしては解像度も上がり、低音も知らず知らず出す 方向にトラックダウンする傾向になるので、私にとってはいいんじゃないかなと思われ ます。 それからまたまた、このフルレンジの8cmスピーカーが良く出来ている為、リバーブ 感が良く聴こえるようになりました。ガサツな音ではありますが、オーディオの聴く側の スピーカーでは無い為、優しいマイルドな音よりも情報量の多いこちらの音の方が、 トラックダウンをしていてミストーンを発見したりで何時もながら思わずニヤリとしたり して、嬉しくなってきます。 今後はこのスピーカーにもっともっと慣れていって、オーディオ的に良い音のホール スピーカーとも聴き比べつつ、頭の中に基準を作らなければなりません。 追)オーディオマニアの方はお分かりだと思いますが、この安くて音の良いユニットの センターキャップはアルミです。 作ってみようと思われる方がいましたら、気軽に問い合わせしてくださいね。 品番を調べますから。(製品ではなく、修理部品ですので。) パナソニック ミニコンポ用。 |