History

 

1994年8月17日、イギリスであるバンドが強力なデビューを果たした。そのバンドはオアシス。またそのデビューアルバムともなる「DEFINITE MAYBE」はデビューにして早々とイギリスを制覇してしまったのだ。そのアルバムからは初々しいという印象はなくすでに完成された傑作であり、貫禄をも感じた。

しかしオアシスというバンドはそんな”生ぬるい”ことで終わるバンドではなかったのだ。デビューの翌年となる1995年10月2日、世界中で衝撃が走った。彼らの次作となる「MORNING GLORY」が発売された日だ。貫禄なんてものではなかった・・・。その楽曲の数々には絶対なる自信を感じられずにいられなかった。このアルバムが発売される前にWHATEVERをシングルのみとして発表しその位置を確立したオアシスは近年よく見られる一世風靡で終わるバンドとは異なり成長するバンドとは明らかになったが彼らの成長には段階がなかったのだ。このアルバムには全曲シングルカットという計画もあったぐらいすごいものであった。

それから半年後にはアメリカを圧倒しその間にギネス級となるインド・ギグ、アールズコート2デイズを成功させた。しかしその一面で彼らにはスキャンダルが絶えなかった。まずヴォーカルのリアムが初日ツアーを引越しで忙しいためドタキャンし、解散の危機を迎える。MTV前代未聞となる放送中止、その理由はリアムの喉頭炎、しまいには薬物不法所持で逮捕される。そして楽屋でリアムとその兄でギターのノエルが大喧嘩をし、本当の解散の危機を迎えた。

そんな危機を乗り越えてデビューから約3年経った1997年8月21日、オアシスはやってくれた。正直憎たらしくなったほどだ。何でこいつらにこんないい詩が書けるんだ?何でこんないいメロディーができるんだ?と。イギリスではオアシスはビートルズに匹敵すると賞賛された。わずか3年であのビートルズと並んだというのだ。しかしそんなこともものともしない彼らは本当に恐ろしいやつらだ。

そんなオアシスを初めて生で見たのが1998年2月20日の武道館ツアー最終日だった。彼らは曲間をほとんど置かずにその楽曲をこれでもかと演奏してきた。そのとき私は音楽は世界共通言語であることを思い知らされた。

後に発売されたB面集となる「MSTERPLAN」はB面とは思えない完成度でオアシスの音楽に対する抜かりのなさが表れている。

そして現在に至る・・・。