高橋稔譜は、普段プログラマ・コンピュータアドバイザとしても仕事をしています。
そんな中で音楽のこと、コンピュータの事で思った些細な出来事を綴るこのページ
(単なる愚痴かもしれないが・・)。あなたの愉しみになればいいですが。


●CD [Restart] 発売

 98年、11月28日、竹の塚ダンデライオンで行ったライブで、初の自主制作アルバム
[Restart]を販売しました。
 製作は自宅録音で、まずドラムパートを打ち込み、平行しながらひとつのセクションずつ(サビとか)
ベースやキーボードパートなどを手弾きで打ち込み、最後にウワモノ(ストリングスやブラスパート
等)を弾き込むスタイルが多かったです。これは、今から10年位前に、SE30というマックで、初めて
Visionを使い始めた頃から変わっていないスタイルです。今回から大きく変わったのは、歌などの
どうしても生で採らなければいけない素材を、MDのマルチトラックを使っていた事から、Vision 3.54
を使って初めてマック上に取り込んだ事でしょうか?音素材の位置やタイミング等が画面上で確認
出来るようになったのはよかったのですが、曲の終わりの方になると段々オーディオトラックの発音
タイミングが遅れて来るのには閉口しました。結局目見当で、オーディオを少し前にずらすという、
ディジタル編集らしからぬ方法で何とか回避しましたが・・。パソコンハードディスクレコーディングも
まだまだ苦労が多いなと実感しました。(最初は、マシンパワー不足かな?とも思ったのですが、
この現象は G3カードを挿してマックを早くした後でも続いていますので、見当違いみたいです。)
Vision DSP にアップグレードすれば直るのかなぁ?それともオーディオカードの問題か?もう、
マックで音を採るのはあきらめて Windows で編集しようかな?とかいろいろ考えてます。
 さてさて、愚痴はこの位にして。当初の予定に反して、お蔭様で売れ行きは上々。ファンの方々に
感謝、です。初のCDは、CD-Rで1枚1枚焼いた版に、これまた手刷りの10Pオリジナルジャケットを
付けてご提供!手作り感溢れる(!?)仕上りでした。(CDを焼く作業と、ジャケットを刷る作業を
同時進行でやっても、1枚あたり1時間以上かかるのです。実は。(^_^;) )
これは、現在も販売中でして、8月の時点で70枚余りを出荷しています。併せて感謝です。
ご希望の方は、直接メールで注文していただくか、竹の塚ダンデライオン、おでん「がんも」で
販売しています。



●1999年、2月のある日
 私の一番のクライアントさんである、T社で、ファイルサーバが落ちまくっている。確かに
Windows95のマシンをサーバに見立てるのは無理があるのだが・・・。折角、はむらびさん
作成の「Personal Web Server:これは、本当に良いプログラムです。www.vector.co.jpに、
掲載されていますので、興味のある方はどうぞ:」が起動して、社内メールが稼動しはじめた
というのに。DHCPから、IPアドレスを取れないクライアントが続出、ネットワークが使い物に
ならなくなり始めている。原因が掴めない。困った。ひとまず、クライアントさんにダイヤルアップ
ルータ(OMRON MT-128D/net)を購入してもらい、そちらにDHCPサーバを振ってみるが、
解決せず。非常に安定して動くと言われる PC-UNIX の導入を検討する。が、UNIXは、
大学の課外授業の時以来触っていないし、ユーザとしてしか教育を受けていない。大丈夫
だろうか?必死に勉強してみる。



●1999年、3月のある日

 T社にて、FreeBSDという UNIX で動くサーバプログラムを稼動に漕ぎ着けた。
今まで頻繁に起こっていたエラーが、嘘の様にピタリと止まった。(これが恐るべき事に、
3月に運用開始してから4ヶ月、回しっぱなしにも関わらず、トラブルらしいトラブルが
まったくない。)こんな事ならもっと早くやってれば良かった。こんな OS が Free (無償)で
提供されているというから驚いてしまう。昔はサーバ一台何百万という世界だったけど、
今や勉強すれば自宅でサーバを持つことも夢では無くなってしまった。メールも快調に動いている。
データベース関係も Sambaというプログラムで供給出来、問題はない。おまけに Web サーバ
DNS サーバまで手に入ってしまった。まるでプロバイダでもやっているような感覚だ。
 ただ、難をいえば Windows や Mac の PNP や画面上の絵をベースにした便利な環境設定に
慣れてしまっている分、設定の難解さはちょっとしんどいかも。同じような設定に漕ぎ着けるまで
倍から3倍くらい時間もかかるし。でも動いてしまってからの安定度といったら、さすがは UNIX。
これを知ってしまうと手放せない OS だと思う。
 結論から言ってしまうと、「所詮クライアントの Windows95(98)マシンに、サーバの役割を負わせる
事自体が間違い!」だったんだ。当たり前の話かも知れないけど。





●1999年、3月のある日 Part2
個人事務所、Mind Studio に、CD製作(アレンジと演奏)の依頼が飛び込んできた。井出さんという女性。
以前僕のCDを買ってくれた友人が、取り次いでくれた。設立当初から、「音楽作成事務所」
という看板も掲げていた Mind Studio ではあるが、音楽の仕事は、学生時代にやったカラオケの
仕事を除くと初めてだ。兎に角、音楽の仕事が出来ることがとても楽しみだ。どんな仕上がりになるのだろう。

 暫くして、デモテープが手元に届いた。歌詞カードとヴォーカルのみのトラック。譜面無し。ドンカマ(#1)
が無いので、細かいタメとかがわからない。作業は難航しそうだ。

(#1)ドンカマ リズムマシン・リズムボックス、あるいはリズムの打ち込みガイドラインの事を業界ではよくこういうらしい。語源は、昔あったリズムボックスで、「ドンカマチック」というのがあったそうだが、この商品名から。)

●1999年 4月のある日

 前から欲しかったコンプレッサー(エフェクタの一種。大きな音を小さく、小さな音を大きくすることで、
音の大小の差を小さくする道具) を買いに行く。以前山下達郎さんが、何かの雑誌のインタビュー記事で
丁度ディジタルレコーダを使い始めた頃に、「以前と比べて自分の音にガッツが無くなったような気がして
いた。もう音楽に情熱が無くなってしまったのかな?と考えていた頃に、ちょっとまてよ、ひょっとして録音
方法が変わったからかも」と答えていたが、前作「Restart」を作った時も、これと同じような状況があった。
アナログ録音(テープ等)の場合、ピークレベルを少々超えてもいきなり歪んだりすること無く、むしろ音が
少し太くなって良い結果をもたらす事もあるが、ディジタルの場合、ピークを超えるとはっきりと歪み、しかも
歪み方が汚い。安全策を取って録音レベルを下げてやると今度は音痩せしてスケール感がなくなってしまう。
もし音の大きさがある程度一定ならば、そんな心配から開放されるかな?というのが今回の狙い。特に歌取り
を想定しての購入だった。本当は予算をきっちりかけたいエフェクターなのだが、SONYの2chコンプ・エンハ
ンサーを24800円で購入。
 使ってみた結果は、だいぶ高い音量レベルまで録音レベルを攻め込むことが出来てまずまず。変な掛り方を
しない比較的癖の少ない機種だったので重宝した。ただしコンプは掛け過ぎに注意!高音がどんどん無くなって
しまう。何事も過ぎたるは、だろうか。


●1999年 4月のある日

また不定期にあっぷしてゆきます。