第一話 〜 日常 〜

「逝ってきまーす!!」
朝から妙に甲高い声が玄関に響いた。
声主の名は樂斗、樂斗は高校へ向う。

登校路は人気が無い林から始まり、林を抜けたところに寂れたゲームセンターが有る。
彼はしょっちゅう登校中にゲームセンターで足止めを食らう時が有る、
今日はまっすぐ学校に向うようだ。

教室に入るとすでに授業が始まっていた、彼は遅刻したようだ。

入ろうかどうしようか迷っていると、彼の後ろから冷たい声が聞こえてくる…

「よう樂斗、お前も遅刻か?」

冷たい声に聞こえたのは教室の中に聞こえないように小声で話したからであった。


第二話 〜 昼 〜

声の主は今だ重たげな瞼を開ききれずにさまよっていた様子だ。
二人は屋上へ向かう。

屋上まで着いた二人を迎えたのは下32%がすでに地平線に消えようとしていた太陽であった。
…が二人は太陽などそっちのけでポケットに手を突っ込む。

二人はタバコを取りだし、深く吸いこみ太陽に顔を向けた。
その瞬間二人の顔が凍りつきお互い顔を見合わせ叫んだ。

樂斗「確か2000円貸してたよな!?」
友 「まだ11時だぞ!?」


第三話 〜 涙 〜

・・・・・・
二人の間に緊張が走る。

二人は確かに遅刻していた、遅刻はしていたが
さすがに午前中には学校に着くようにしている、
午後になったらまず来れなくなるからだ。

友「おまえもっと良く考えてみろよ!
いくらおまえでも学校来るときは午前中だろうがょ!
腕時計を見てみろ!」

樂斗「…今日はしてない」

樂斗の返事を聞き彼は少々苛だちを始めた。

続く