盲腸日記:第2話



第2話
5/27(土)

目覚めと共に、希望は打ち砕かれた。腹痛。
直るどころか、痛みの場所が移動しつつある。
腹部中央から右下方向へ。何だ?やはり食い物か?
謎の物体が、胃から腸へと流れているのか?

とりあえず仕事を諦め、医者に行くことを決める。
「土曜日に医者がやってるのかどうか」を調べるのに
手間取る。
ようやく診察券を見つけるも「土曜は午前のみ」と
なっている。
もう間に合わない。ため息をついていたところ、
家族から「最近は土曜も午後の診察を行っている」との
情報を入手。
とりあえず午後一番に行くことにする。

午後、片腹をおさえて病院へ。
この時、痛みは右下腹部に完全に移動済み。
病院内は、さすがに土曜日だけあって空いている。
待たされる事はなさそうだ、と思ったのが甘かった。
30分経過。どうやら医者も少ない様だ。

痛みが酷くなる中、ようやく呼ばれて「1・2番」と
書かれている部屋へ。
ドアを開けると、正面に壁(仕切)。左右に分かれており、
左が1、右が2となっている。
天井からビニール製のシートがのれんの様に
下げられていて、中の様子は見えない。

その中から聞こえてきた「どうぞ〜」という声。
やけに高い声だ。
違和感を覚えつつものれんをくぐると、そこには
白衣をだるそうに引っかけた若い女がいた。

〜続く〜


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