愛情の抹殺
                         Kenichi/ Mar99

愛情の抹殺

僕は 君に 愛情を注いでいた
来る日も いつの日も 必ず
それが 怒りや悲しみだとしても
それが 喜びや楽しみだとしても

僕は 何に 目を向けていたのだろう
やってくる朝日に 去っていく夕日に
それが 幻想への一歩だとしても
それが 現実への入り口だとしても

僕は 君に 恋をしていた
いつの日も どこにいても 必ず
それが 寂しさや劣等感の中にいても
それが 充実感や優越感の中にいても

しかし 今日 何の前触れもなく
しかし 今日 何のざわめきもなく
君への愛情は 風にとばされる羽のように
フワフワと 行く当てさえもわからないまま
さらさらと 弧を描くようにスーット
僕の胸の奥で 抹殺された

愛情の解放

僕の愛情を 君に どうあげればいいのか
来る日も いつの日も 必ず
それが 虚しさと罪悪感だとしても
それが 愛おしさや愛くるしさだとしても

僕は 何に 目を向ければいいのだろう
やってくる感情に 去っていく空虚感に
それが 蜃気楼への一歩だとしても
それが 本物への手掛かりだとしても

僕は 君に 恋をしている
いつの日も どこにいても 必ず
それが 嫉妬や妬みの中にあっても
それが 幸せや快楽の中にあっても

しかし 今日 何の前触れもなく
しかし 今日 何のざわめきもなく
君への愛情は 離陸する戦闘機のように
まっすぐに 目的地に向かって
さっそうと 一直線にサクッと
僕の胸の奥から 解放された