名夜中の電話


静寂な夜を切り裂くように、真夜中の電話がなった。
「今から会わない?」って君からの電話。
君の声は、少し震えていたような気がした・・・。
ライトの光に、キラキラと輝く公園の噴水・・・。
君は、その中にいた。
公園のベンチに座って、噴水を眺めていた。
君は僕の肩にもたれて、横目で僕を見ていた。
僕は君に何か言おうとして、君の瞳を見つめた。
でも、言葉が出なかった。君は不思議そうに僕の顔を覗きこんだ。
とまどっている僕に君は、やさしくキスをした。そこには、ただ・・・。
噴水から流れる水の音だけが、夜の空を優しく包み込んでいた。