夕焼けに染まる空


今日も昨日と同じ1日が終わる。
昨日と同じ服を着て、同じ事をして、同じ帰り道・・・。
でも、今日だけは違った1日だった。
帰り道に見かけた君・・・。
君は1人、夕焼けに赤く染まった空を眺めていた。
君の顔は少し寂しそうにみえた・・・。
君が見ていた夕焼けの空は、吸いこまれそうなくらい綺麗な空だった。
僕は君と、その夕焼けをしばらく眺めていた。
時がたつのも忘れるくらいに・・・・。
いつしか夜になって静かな街に一つ、また一つと明かりが灯る。
ネオンも輝きだし、街は人工の星空になった。
そして、気がつくと彼女はいなかった・・・。
君はどこへ行ったのだろう?探しても見つからなかった。
あの、真っ赤な夕焼けと共に消えて行った君・・・。
それから、あの真っ赤な夕焼けと君を見る事はなかった・・・。
そしてまた、いつもと同じ日が今日も終わる・・・。