Tour de Abe 1999


LIVE LOVE LIFE 〜風花雪月完結編〜 (Feb 17-20, 1999)

気がつくと、2月19日を除く3日間のチケットを取っていた。
初めて見る阿部さんのソロライブ。年明けから自分の生活に急激に入り込んできた
彼の音楽に、再び会うことができる。
緊張しながら会場に入る。ステージと客席の近さに喜ぶやら、さらに緊張するやら。
売場ではパンフレットを販売中。プリクラが貼ってある。(実はこのプリクラ、何種類も
あり、なおかつライブの日によって違っていたらしい。今の私なら間違いなく全種類
買い占めていたことだろう(笑)。)
楽屋と思われる方向からは、時折楽しそうな笑い声が聞こえる。リラックスしているようだ。

日によって「風」「花」「雪」「月」とテーマが分かれての演奏。そして何よりも
音楽、書道、写真、ヘアメークという全く異なる4種のものがどう融合していくのか、
特に初日は、阿部さん本人も見ている観客も、今そこで起こっていることの証人
(=Observer)として参加していたように思う。言いようのない緊張感がただよっていた。
個人的に4つのテーマを一番感じられたのは、国沢さんのヘアメークのステージだった。
もう聴けないだろうと思っていた「月のワーグナー」が流れてきたときには涙が出た。
「開店休業」でピアノを自在に弾く指は、魔法のようだった。
最終日の緊張のほぐれ方は、ほほえましかった。

あれからちょうど1年。
阿部さんは「ライブ欲がない」と言って笑う。
事実、このライブの後、ソロでは1本も行われていない。
それだけこのライブが意味を持っていたと言うことだ。
この場に立ち会えてよかった。



山笠 ROCK NIGHT'99 〜歌え!若者達〜 (Jul 6, 1999)

3月に転職後、予想を上回るハードな労働条件に、「こんなんじゃこれから
ライブにも行けないよ〜・・・(泣)」と思っていたが、またしても気がつくと
Loppiで福岡のチケットを取っていた(笑)。東京でのライブの予定がまったく
見えなかったことと、「坊主にした」という阿部さんの姿をこの目でなんとしても
確認したいという気持ちが、ワタシを福岡へと向かわせた。
しかし、ジョイントライブである。出演者から、明らかにトリであることは察するが、
何曲歌うかも分からない。それでも阿部さんの生の声が聴きたかった。
当日、前から3列目のど真ん中で阿部さんの登場を待つ。
坂本サトル氏の演出により(詳しくはさとさんのレポ参照)、客席総立ちで阿部さんを待つ。
と!なんと!!
阿部さん、集音マイクを持って普通にお客が入ってくる入り口から登場(笑)。
お〜、風花雪月ライブ再びだ〜〜っ!!! 割れんばかりに盛りあがる客席。
当の本人は、「集音マイクのレベルが振り切っちゃってるよぉ〜」と言いながらも嬉しそう。
九州の人たちは、屈託がないというかなんというか。阿部さんとお友達状態で(笑)、
「なんで坊主〜?」とそのまんまの問いを本人に直接投げかける。で、本人は
「ん〜?天気がよかったから」
Tsurezure読んでる人には分かるだろうが、他の人は「なに言ってるんだろう」
と思ったことだろう(笑)。その他にも、客席との会話の交換が行われる。
曲は2月のライブの中から抜粋。つまりは九州のみなさんに、風花雪月をお披露目する、
という意味合いが強かったのだと思う。
アンコール2曲(「開店休業」と「風花雪月」)は、ずどんとココロに響いた。
結局全部で9曲聴くことができ、非常に満足度の高いライブだった。

余談:アンコール前に、水を口に含もうとして、1人ツボに入り、しばらく笑いこける社長。
みんなワケ分からず、社長が笑い終わるのを待つ(笑)。すると、
「いや〜、この間寝てたら、なぁ〜んか冷たいと思って。そしたら・・・
ウチのチビッコが、こう(と、口いっぱいに水を含ませ、ぴゅっ、ぴゅっと
吹き出すしぐさ(実際吹いてたが))やってるんだよ。
でぇ、ここは親らしく、
『そんな行儀の悪いことはしちゃいかん!』(ちょっとドスきかせ風の声で)
って言ったら・・・(以下、また本人笑ってしばらく言葉にならず(笑))

オレ、オレが酔っ払ってるときにそれをしてたっていうのよぉ〜〜〜〜〜〜(爆)」

会場、大爆笑!

そんなへなちょこな社長が大好き(笑)。
この話をじかに聞けただけでも、福岡に行った価値はあったと本気で思った(重症)。



2000GTR-F (Dec 18, 22, 31, 1999)
〜仙台・名古屋・東京三都物語 サブタイトル 『阿部を求めて三千里』命名 by フミカさん(Thanks)〜

ここまで来ると地方巡業が当たり前になっている自分に気づき、驚く(笑)。
というよりも、大晦日のライブに行けるかどうか分からなかったし、地方なら
まぁまぁいい席で見ることが出来るんじゃないかという邪心もあった。
が、期待大ハズレ!!
仙台は2階席、名古屋は21列(泣)。
思わずT氏に当たる。(T氏、ゴメン。)
そうこうしている間に渋公も取れたとの連絡。で、渋公が列的には一番いいという
皮肉な結果になった。

というわけで、あまり期待しないで行った仙台。ところがここで大どんでん返し!
2階席といっても、なんだか皇室御用達チックな超せり出し席で、実質前から10列目
くらいの近さで見ることが出来たのである。
しかもこのホール、なかなか音響もいいぞ。ツアーそのものが2日目ということも
あって、出演者全員にまだ力がある(笑)。
「Gold Finger'99」のオープニングに笑い、続いて「走れ正直者」で阿部さんが
前に!!あ、スタンドマイクを・・・と思ったら、ゴルフクラブ(笑)
橘いずみちゃんのステージで黙々とギターを弾く阿部さん。かっこいい。
そのあとご本人のステージへと続く。
「IMAGE」・・・これはライブで聴いたことがあったので、懐かしさを感じつつもじっくりと聴く。
「ブルース」・・・なんと!ハモメロ(初代P208[注])で全演奏が行われる。
おまけに曲がブルース、民生と一緒に歌うと来れば、もう感動モノだ。
ブルースを知らない人も、阿部さんの小技に圧倒される。拍手喝采。
「RAIN」・・・生で聴くのは初めてだ。高音が多くてちょっと心配したが、
キレイに流し、一安心。2コーラス目で息を呑む。民生がメインを取っている!それを
包み込むようにサブメロディを取る阿部さん。なんだかじーんと来てしまった。
一人ココロの中で「よかった、よかった」とつぶやいていた。
この日の「RAIN」は、3公演の中で、もっとも良かった。

いろいろなところで取り沙汰されていた、アンコール。なんとなく演る曲は
察しがついていたが、それでも生UNICORNを体験していない自分にとっては
大変ウレシイ。
「御用だ、御用だ!」の声が聞こえると同時に、カラダが自然に暴れ出す。
きゃ〜〜〜〜っ!!!忍者ロックだぁぁぁぁっ!!(カンゲキ)
あの、ライブビデオでしか見たことのないステージを体験出来るなんて・・・
しかも間奏では手裏剣まで投げている。あぁ欲しい。届け!!でもここは2階席(泣)。
興奮覚めやらぬまま、ステージの天井からなにやらするすると降りてくる物体。
おごそかにその中心に立ち、PUFFYが阿部さんにそのブツをあてがう。それはパンクなベスト。
それが着用された瞬間、「シャキーン!」という音がしたかのように(実際にはない)、
何かが阿部さんに取りつく(笑)。そして荘厳な音楽は「CSA」へと・・・。
客席、もう大興奮!狂ったように踊る。叫ぶ。パンクだ。
まさに「阿部義晴ショウ」を演じ切った瞬間だった。
[注:阿部さんのHP「Tsurezure」によると、この初代P208、なんと車につぶされて
しまったそうである(合掌)。ちゃんと神社に奉納するあたりが阿部さんらしい。
2代目もP208とのこと。くじけずに新たなハモメロを聴かせて欲しいものだ。]

4日後、名古屋へ。ここも会場としては中規模級。
なんとなくだが、阿部さんの調子が悪そうに映る。そしてその不安は現実となる。
「RAIN」で高音が伸び切らなかった。本人は「失敗した〜」と笑っていたが
実は相当悔しかったのではないかと思う。久しぶりのツアー、はじけまくる
ステージ、金沢での大雪の中の移動・・・疲れがたまっていたに違いない。
名古屋のステージの後、神戸をこなし、その後東京に戻ってきてsakuraでのクリパ、
翌日は広島。そして福岡。相当なハードスケジュールだ。ただただ無理をしないで
ほしいと祈るより他はなかった。

大晦日。渋谷。
福岡から数日あいているので、少しは調子が戻っていてほしいと願いながら
客席に着く。だいぶ聴きなれたオープニングから、「Gold Finger'99」で幕が
開いたとき、ワタシの目に飛び込んできたのは、阿部さんではなく・・・

赤毛のテッチだった・・・

いや〜、参った。
人って、髪型でこんなに印象が変わるんだ・・・
しばらくテッチに目が釘付けになった。クリパでも遊びに来てたはずなのに、声を
かけようとか、話をしようとか一切思わなかった。
オープニングの次はSGGの2曲(「ルーシーはムーンフェイス」「Blue Boy」)
へと続き、ヤックのボーカルに聴き惚れながらも、通算3回目のステージで
口ずさめる自分がいた。一緒に歌いながら、「今度はSGGのライブに行くんだ」
と誓った。(隣で見ていたT氏もそう思ったらしい(笑)。)
この日はとにかく出演者全員がココロから楽しんでいるようだった。
それを感じながら見るのはまた幸せなもので。
アンコールの阿部さんも最高に弾けていた。まさか客席から退場しようとは(笑)。

しかし、ホント、阿部さんのおかげで充実した'99年だった。
阿部さん、ありがとう・・・。今年もその気になったら演ってください。
阿部さんのライブ欲がReadyになるまで、ずっと待ってます。

(それぞれの、より詳しいライブレポは鼻血組のみなさまのHPへぜひ。)


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