COUNT DOWN 2001 in YAMAGATA
1.予告編
なんだか魔法にでもかかったようだ。
思えば、なにもかもがこの日を最高に演出するために動いていた。
イベントの詳細が分かってすぐ、クミちゃんと一緒に行こうと話し合い、
JRの列車+ホテルのパックの手配にかかったときからすでに。
年末の帰省ラッシュとぶち当たり、希望の禁煙席は取れず、時間帯も
予定より早めのものになった。ホテルは駅前のメトロポリタン。だめもとで
ホテルに直接、部屋の詳細をメールでリクエストしてみると、善処してくださる
とのありがたいお返事が。ちなみにその内容とは・・・
*初めての山形旅行なので、景色を楽しむべく、できるだけ眺望のよい
高層階のお部屋を希望
(パック旅行の特典として、高層階をリクエストすることができた)
*さらに今回の旅の目的は、西口広場のイベントを見るためにつき、お部屋
から会場の様子が眺められるような方角で手配していただきたい
という具合に、かなりわがままなリクエストだ。(笑)
さて、31日当日。クミちゃんと新幹線ホームで合流し、いざ車内へ。
座席を確認して荷物の整理を終え、ふっと顔を上げた瞬間。
見たことのあるような人と目が合った。
それは、、、まぎれもなく、、、
ムライマキンタさんだぁ〜!(笑)
マキンタさん、クミちゃん、ワタシ、あまりのことに一瞬固まる。
次の瞬間マキンタさんの口から出た言葉は、
「あ、れ・・・? まさか・・・」
私たち、揃って「ええ。」ときっぱり。(笑)
マキンタさんが声にならない声で、「すげぇ・・・」とつぶやきながら
座席を探し当て、座ったその席は、、、
私たちのナナメマエだったのだった。(笑)
偶然のなせるおそろしいワザ。こうなると、マキンタさんの隣の空席が気になる。
空席のまま、9時36分、つばさ117号は東京駅を出発した。
当然仕事で向かわれるマキンタさんに、車中で声をかけるのは失礼なので、
なんとなーく、ナナメマエが気になりながら悶々とする、妄想爆裂しまくりの
落ち着かない旅が始まった。
新幹線が動き始めて数分後、車両移動する人々で車内はまだ混雑していた。
その中に、すぅーっと私たちの前を横切っていった外人さん。
本日のイベントのメイン司会、ダニエル・カール氏であった。(笑)
いったいどうなっているんだ、この新幹線は。イベント列車か?
いやがおうでも盛り上がるこのシチュエーション。あれやこれやと話している
うちに、3時間などあっという間に経ってしまい、新幹線は山形駅に到着した。
(結局マキンタさんの隣の席は途中駅で埋まった。)
ホームから改札口にたどりつくまでの道中、マキンタさんと少し話す機会を得る。
クミコ特派員、大活躍。さすがかつて3姉妹でアロハーズのライブにせっせと足を
運んだだけのことはある。(笑) マキンタさんとクミコ特派員のスムーズな会話から、
リハーサルが午後2時から行われ、そして本来同行するはずのしげとくさんが電車に
乗り遅れ、あせって現地に向かっているという事実まで知ることとなったのであった。(笑)
2.リハ編
リハがイベント会場で行われるとなれば、野外なので聴くこともできると踏んだ
私たちは、まずは腹ごしらえ、と市内に繰り出した。しか〜し!
市内、何もなし。(笑) ガイドブックに出ているお店を数軒当たるも、どこも
閉まっている。やっと営業しているお蕎麦屋さんを見つけ、年越しのイベント、
年越しそばを食べるという目的を順調に果たした。再び外へ。
車中から見る景色はずいぶん雪深かったが、山形市内は思ったほど積もっていない。
ただ、すべりやすい所があり、旅先で転倒骨折再び、という悲劇が起こらないよう、
細心の注意を払って歩いた。一応これでも雪国出身なので、雪道歩きには慣れている。
寒さをあまり感じなかったのは、東北の寒さが想像できず、必要以上に着込んで
いった効果が高かったと思われる。(笑)
西口駅前広場の特設会場に1時半ごろ到着し、会場をぐるっと外から一回り。
会場内は関係者ONLYの様子だったので、フェンス越しにステージが見やすいところを
探して、場所キープ。ステージ上にはすでにピアノがセットされており、あとは
演奏者の到着を待つのみ、といった状況のようだ。
ちなみに、と、ステージ裏手に回ってみると、プレハブの楽屋が2つ。
ひとつは木目調(笑)の「楽屋1」、隣には通常仕様の「楽屋2」。
外から見ても、寒さをしのぐ程度の作りだ。こんなんで大丈夫かしら、と少々心配に。
(注:Tsurezureカキコは、「楽屋1」もしくは「楽屋2」からなされたものでしょう。)
さっきキープした(と言っても、関係者以外のギャラリーは私たち以外にはいなかったが(笑))
定位置に戻り、しばらくすると、阿部様ご一行が会場めがけ、通りを歩いてくる姿を
キャッチ!うぉ〜っ!阿部さぁ〜ん、ここだよぉ〜、ほんとに来ちゃったんだよぉ〜、
と、心で叫ぶ。(笑)
阿部さんはそのままステージに上り、スタッフとあいさつを交わした後、すぐに
リハーサルに入った。
このリハーサルの進め方が、「へぇ〜、こういう風にやるんだ」と、ちょっと新鮮。
1曲1曲、通しで歌うのではなく、ワンコーラス歌った後は、早回しのように軽く速く
歌い流すのだ。ピアノもきっちり弾くというよりは、指をとにかく慣らすことに終始して
いた様子。寒さで指が動かないという事態も考慮に入れてのことだろう。
基本的に事前の打ち合わせで、演奏予定曲は決まっているらしかったが、阿部さんは
「曲順変わってもいいですか?」と聞いている。どうやら照明さんとの絡みで結果的に
そのリクエストは無理だった模様。とりあえず元の曲順で、ということで落ち着く。
リハでは本番で演奏された以外の曲も披露されていた。ちなみにそれは、
「IMAGE」と「かけっこ」。
リハが佳境に入ってきた頃、ステージに向かって駆けていく一人の青年。
はい、しげとくさんでした。(笑) ステージ上で軽く蹴りを入れられている。
フェンス越しでは阿部さんが豆粒状態、そして気づけば会場内に一般の人が入りこんで
いるではないか!これは行かずしてどうする!ということで、フェンスの外にいた
スタッフのお兄さんに「中で聴きたいんですが、いいですか?」と尋ねると、あっさり
「いいですよ〜」との返答。喜び勇んで我ら遠征組、晴れて入場!!
最前列のロープぎりぎりまで行きたい気持ちを押さえつつ、そのロープから5mほど
下がったところに位置確保。作業の手を止め、阿部さんの曲に聴き入っているスタッフもいる。
そんな中、「♪今日はとっても・・・さみぃ〜っ!」と歌って笑いを取ったり、
聴いているのは基本的にスタッフなのに、まるで普段観客に呼びかけるかのように、
曲間に、「ありがとう」と言っては拍手をさりげなくおねだりしたり(笑)と、周りは
どんどん阿部ワールドに引きずり込まれていくのであった。
演奏しているステージ上の阿部さんは、登場時に着ていたダウンのコートを脱いで、
黄緑色のロングコート(これもふわっとしたナイロンっぽい素材)&おなじみの白パンツ(笑)
&おニューのグッチシューズ。
コート2枚が重ね着できるって、どういうカラダの細さでしょうか、いったい。
ステージ上には、昔学校に置いてあったような丸型の白いストーブがちょこんと1台
置いてあるだけ。本番はどういうことになるんだろう・・・?
休憩に入り、阿部さん、すかさずストーブにかじりつく。
その姿がなんともいえず、もう・・・(はぁと)
阿部さんが客席のほうに視線を投げかけたので、今がチャーンス!とばかりに両手で
大きく手を振ってみた。それに気づき、手を振り返してくださる阿部さん。
ああ、シアワセ・・・♪ しかしその後、リハーサルはより詳細な打ち合わせのため、
一般客は退場を命じられたのであった。残念。またもフェンス越しからステージを
見つめつづけることとなった。
やがてリハ終了。阿部さんは和太鼓チームの練習に興味を示したらしく、ステージから
降りて、和太鼓チームの前に立つ。少し経ち、横に移動して座り込む。
しばらくその状態が続いた後、阿部様ご一行、お帰りの様子。
出口に向かって歩き出し、、、と思いきや!なんと、阿部さんが私たちに向かって
「おうっ!」と手を挙げてくれたのだ。フェンス越しに、さらに和太鼓と鐘の
ステージを挟んで数m向こうでの出来事に、壊れはじめる二人組。(笑)
「さぁ〜みぃ〜なぁ〜」の呼びかけに対し、
「さむいですーーーーーっ!」byクミちゃん
「さみいいいいいいいいっ!!」byワタシ(笑)
会話はそれ以上成立せず(泣)、阿部さんは会場を去っていったのであった。
そして気がつけば、吹きっさらしの野外に約2時間近く粘った私たちの顔は
大変なことに。
クミちゃん → 片側から容赦ない北国の風を受け続け、ほっぺが真っ赤に
ワタシ → 気合を入れるのは夜だけよ、と割り切っていた結果、ノーメイク&
メガネ&鼻の頭が真っ赤っか(爆)
阿部さんと会話ができた嬉しさと、いなかっぺ状態の自分を見られた恥ずかしさが
微妙に混在する複雑な気持ちのまま、会場を後にする2人組なのであった。
(本番準備編・本番編へ続く)
(01.01.01 UP)
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