但馬史 

 著 者:宿南 保(1928〜)
 発 行:のじぎく文庫(発売:神戸新聞出版センター)
 発行年:1976(昭和51)
 構 成:334p,図版なし,但馬史年表(江戸時代)p321〜334
 NDC:216.4

 <内容細目>
  但馬史 4
   ・但馬国衆のゆくえ
     因幡攻めにしたがう但馬国衆/関が原戦後の但馬国衆のゆくえ/
     出石と岸和田にまたがる小出家領/小出吉英の治世−出石城築城/
     宗鏡寺の再興と沢庵/出石藩の検地/豊岡藩杉原氏の断絶と京極氏の入封/
     二方郡と宮城氏/村岡領に集まった但馬国衆
   ・生野銀山元和の一揆
     近世初期の生野の繁栄/間宮奉行の銀山経営/おごる山川奉行支配に一揆おこる/
     一揆成功の秘密/掘分山制の採用/地役人による銀山経営方式確立/
     銀山税制の整備/採鉱から製品の御金蔵納入まで
   ・村岡かたきうち物語
     山名家初期の治世/近藤宇右衛門討たれる/最初の襲撃は失敗/
     天和二年、再び村岡襲撃/鳥取藩、討手をかくまう
   ・新田開発に乗り出す商人
     商人、土地所有に乗り出す/伊佐新田開発の挫折/京都の商人、伊佐新田開発に成功/
     表作収穫の全部が小作料/高率負担を補う縄のび/表作収穫の中に小作取分のある地域/
     高率小作料をもたらせたのは高い貢租率/商人、藩札発行の札元ともなる
   ・小出家の断絶
     出石・陶器両小出家断絶/小出家断絶を機に領民一揆をおこす/
     出石領を預かった幕府代官の施政/松平忠周、出石領を受封/松平氏、仙石氏と交代/
     大石りく/享保十一年、豊岡藩減知
   ・元文の一揆
     生野蔵米低価支給はじまる/出石領の銀納値段/生野代官飯塚孫次郎の改革/
     楽音寺村新右衛門の越訴/低価払い出し米の種別と生野町役人/銀山労働者の強訴/
     朝来郡村々強訴を計画/強訴の首謀者獄門にかけられる/
     計画を越えた強訴の盛り上がり/越田村勝右衛門、酒井老中に越訴/勝右衛門の訴状/
     勝右衛門勝つ/勝訴に対する代官の報復/繰り返す一揆の秘密
   ・藩領の農民一揆
     財政に苦しむ村岡山名家/元禄十三年の強訴/領主、訴状箇条のほとんどをうけいれる/
     元文四年、領民ふたたび強訴/一揆後、山名家中の知行は半減/出石藩領、明和の一揆/
     豊岡藩領、寛政の一揆
   ・山や海をめぐる争い
     村切りが山論のタネ/八鹿周辺は刈草地確保で争う/豊岡周辺は薪で争う/
     二方郡では刈畑で争う/刈畑にはじまる新村/木地師の生活/
     七美郡では木地師入居許可をめぐって争う/津居山入江沿岸漁村の争論/
     漁業権範囲拡大にいどむ三尾/進出めざましい諸寄村
   ・米・蚕・牛
     石代銀納の普及/銀納値段のきめ方/銀納割合の増加を望む幕領の農民/進む農民分解/
     地主と酒屋/寛政ごろから養蚕興隆/養蚕と製糸の分離始まる/
     出石藩の生糸専売とその挫折/養蚕の家計に対する役割/
     但馬牛の販路、泉州紀州に限られる/牛市と牛の値段/塩と流れ鯨
   ・豊岡柳行李と浜坂針
     柳行李の起源/豊岡藩の骨柳専売/砂鉄と針金生産/浜坂針の創始者市原惣兵衛/
     生産組織の分化/浜坂町民の都市住民的性格/文化十二年の一揆/
     嘉永二年の川下祭礼騒動/安政五年のうちこわし/出石焼
   ・西回り海運と円山川の舟運
     西回り海運と北前船/但馬の回漕船/享保までの円山川沿い交通路/
     大阪・江戸商人らの但播州通船願/沿岸村々と相対条項/村舟、運賃積みを始める/
     馬持ち、村舟をとめる/馬持ちの結束破れ通い舟再開/江戸商人らの但播州通船始まる/
     八鹿舟の独占破れ、村舟の通い舟始まる/通い舟の障害−堰・事故
   ・窮乏する藩財政
     出石藩、文政期に入って財政悪化/豊岡商人にささえられた豊岡藩/
     仙石左京、藩政改革に乗り出す/自領経済圏の確立はかる左京の新政策/豊岡藩の反撃/
     暗雲わきおこる政美の後嗣選定会議/豊岡領民のうちこわし/
     左京にかわった仙石造酒の政治/仙石左京再登場/お家騒動に火がつく/
     仙石騒動の発覚/減知後の出石藩政/第二次仙石騒動の発覚/守旧派勝利後の出石藩政
   ・近世但馬文化の諸相
     弘道館と桜井氏/明倫館・稽古堂・尊性堂/心学講舎と郷学/俳諧の興隆/
     花道未生流家元第二世は但馬の人/但馬の近世画家/民俗芸能/農村舞台/湯島入湯/
     遊行上人の但馬巡行
   ・おわりに
   ・但馬史年表(江戸時代)