葉桜

春と言うよりも
初夏のように暑い日で
いつもの丘の上にも
汗をかきながら登ってる

斜面に座り込み
下の桜を眺めながら
君がつぶやいた

「私たちって葉桜みたいだね」

そう僕らは目立たない二人
恥ずかしそうに 寄り添いながら
嘘のつけないバカ正直さで
強い風にも歩いていくよ

歩くのが遅い君を
いつも立ち止まって
待っていたけど
あれはそうじゃなくて

せっかちで失敗してる僕を
気づかってくれてたんだね
僕は決めたんだ

「君の葉を絶対に落とさないから」

恋人と言うより兄妹のようで
ふざけあって歩いてきた
素直な気持ちを大切にして
この両手で支えてくよ

そして・・・そしていつか・・・
二人だけで
ささやかな花を咲かせよう