引っ越し
君の事考えながら
荷造りをしている
手が止まったままの自分に
苦笑してまた続けてる

君との思い出が眠ってる
この部屋に「サヨナラ」は言えないから
「またね!」と残してから行くよ

「君は今どこで何をしてますか?
新しい生活には慣れましたか…」
途中まで書いて やめた手紙をそっと
ダンボールに投げ入れながら…

ちょうど1年前に
君の荷物を運んだ
今は逆へと走るトラックが
滑稽でなんか笑えた

独りで運転席に座ると
ふっと感じる助手席のぬくもり
今まで張っていた気が抜けて
泪があふれて止まらないよ

新しい匂いのする僕の部屋は
西日に赤く寂しさが浮き出して
線のつながっていない電話に
君への言葉 託しながら

広く感じるこの部屋が
いつか誰かのぬくもりで
満たされるように 今日も
ダンボールを開いてるよ