珈琲

笑い合っている人を眺めながら
ため息まじりのコーヒーを飲みこむ
窓の外の秋風に ふと
あなたの面影が重なり合って

長いようなあなたとの時間は
気づけばどうってことなく
ただ ただ 通りすぎてゆくんだね

嗚呼 なんでだろう
こんなにも胸がしめつけられるのは
もう 忘れなきゃ
床のタイルが涙で滲んでは薄れて…

時間つぶしのコーヒーだって
本当はとても苦手だったりして
手持ちぶさたにカップを
回しながらまた 目を閉じた

電話番号をそらで言えるほど
あなたを大好きだったのに
街の灯りは容赦なく変わってゆく

嗚呼 なんでだろう
今日はコーヒーが苦くないや
今 歩き出した
あなたに自慢できる事でもないけど

嗚呼 素晴らしい
この何げない秋の昼下がりも
コーヒーの中に
そっと投げ入れて飲みこんでしまおう


とっても後ろ向きな想いを抱えながら、前に進もうという決心が見え隠れする詞。
珈琲って別に好きでもないのにオーダーしてしまうんだよね…(爆)