ぽっかぽか
今年で何度目の冬なんだろう?
枯れ葉をまとった木々も心なしか寄り添って
慌ただしく色を変えていく街並み
乗り遅れた僕はまた空を見上げる
そんな時に僕の前に落ちてきた君
何げない生活をたたんでしまっては
さりげない火を灯してくれたんだね
こんな寒い季節だと言うのに
僕の胸ん中はぽっかぽかなんだよ
季節はずれの風鈴が鳴り出せば
真っ白な空に君が積もってゆく
今年の冬は寒くなると言う
テレビの中の天気予報士に頷きながら
すぐに落ちてくるマフラーを直す君を
ななめの後ろ ニヤニヤして眺めてる
僕のポケットと君の手のひらには
同じぽっかぽかが乗せられてるのかな?なんて
うれしい悩みも浮かんでくるから
こんな寒い季節だからこそ
開いてる隙間もぽっかぽかに
コートの端っこつかんでる君の
風よけにはなりきれないけど
どんないろんな季節だって
僕らは一緒のぽっかぽかだよ
離れてられないおバカなふたりは
この手で結ばれていようよ