2001/07/17 LIVE@ ルナパーク

SET LIST

1st stage

1- 宇宙 2- sympathy 3-no more noise 4- shake 愛の正体 5- アイタイ/キモチ

2nd stage
1- 金の星 2- shake 愛の正体 3- no more noise 4- like a bird 5- アイタイ/キモチ


1st stage

 思えばthis ic勢ぞろいは久しぶりなのです。ジオポリスの中の特設ステージに並んだ機材を眺めながら、ちょっと感慨にふけったりして。ルナパークのカップル向け企画の一環として設けられたこの『LOVE ステージ』、夜の遊園地でデートする2人がロマンチックにライヴを楽しむという趣向。いいですね〜。私は1人で券を買って入ったんですが、チケット売り場に並んでいるのが全員カップルで、ちょっと落ち着かない気分でしたよ。(笑) ベンチに座ってライヴを待っていても、後ろのカップルはあま〜いKISSの最中だったりするし…こういう特種な空間でthis icがどんなライヴを"魅せて"くれるのか、非常に楽しみなわけです。

宇宙 ラフにふらりとTシャツ姿のthis ic登場。知念ギターは山本美絵ちゃんでステージにサブとして置いてあったやつだ。(濃いブルーのボディに白の貝っぽく光っているピックガード)小気味いいギターのイントロにイラミンの声がかぶさる。冴え渡る歌声は今日も絶好調!(なんていい声なんだろう…(溜息)) そのギターの音のせいか?今日の『宇宙』はJ-POPS/ROCK風な印象だ。キャッチーな美しいメロを伊良皆誠の美声がスマートに決める。そこへモツのキーボードが…かっっっっっこいいっっっっっ!!!(惚)。久々! ギターが鮮やかにきりこむ。普段のthis icで聴けない音が聴けるというのも今日の楽しみの1つだ。気持ち良く音楽にすいこまれていく。

sympathy 続くこの軽快なテンポ。this ic初体験のお客さんへの準備運動終了という感じかな。this icの色が濃くはじけ出す。 本日コーラス担当は燃えるドラムス浜崎大地くん。気持ち良くリズムを叩き込む。この曲、夏の暑い時期によく似合う。風がどこまでも吹いていくようなサビ+レゲェ風のかっこいいROCKなのだ。普段ワイルドにはじけがちなこの曲を、今日はストレートに歌い上げるイラミン。ラスト部でぐんぐんぐんぐん高揚感を煽り、気持いいぞ〜っっっ!!となった所で次の曲につながった…!

no more noise ワウワウしたイントロでめちゃシブなてるぼー。彼のギターはものすごく強いリズムを感じる。正確で印象的なアタックがたまらない。 イラミンの歌声が最初の2曲と違ってきている。殻をやぶって本性をのぞかせはじめる声。がーーーーーーーーっとthis icの音が、世界が凝縮されて目の前に現れてきた。心臓を素手でつかまれるような音楽。

 てるぼーギターは、エフェクターで表情豊かなカッティングを楽しませた後には、サビ部でギューンとROCKサウンド。さらには華麗なるギターソロ、きゅんきゅんとした感じや骨太さが今日のギターでは少ないのだが、ROCKテイストな音で華麗に聴かせまくる。華やかに泣く高音部。ギターファン大満足、ハッピーーーーーー!!!!

shake 愛の正体  そして、きたぞきたぞきたぞ〜。知念ギターの醍醐味、速いテンポをパーカッションばりに刻んで(this icはギターから始まるアレンジがわりと多いね)、スーパーファンキーなこの曲が!!自由自在にとびまわる伊良皆ヴォイス。色っぽく力のぬけている感じがたまらない。ベースがまたかっこいいのだ!弾きまくりの曲です。そしてキーボード・ソロが最高!クーーーーーール!!ギターとのかけあいが絶妙。ソロをはじめ始終ワイルドにせめまくるギターには言葉もありません。音に体を投げ出して感じるのみ。『shake! shake!』変化する歌声に引き込まれる…。

アイタイ/キモチ ■ やさしく響き広がるこの曲、恋人達の多い遊園地にものすごくマッチする。この曲を初めて聴いた時よりも、今の方がずっと好きになっている。聴くたびにこの曲は大きくなっていくような気がする。近くのベンチに座っているカップルが(最初のkissしていたカップルとは別の)前のめりに曲に聴き入っているのが実はずっと気になっていた。デートで偶然出会ったライヴ、色々なものが心に響いているんだろうな。ふとドラマを感じる。真剣にステージを見る眼差し。『アイタイ/キモチ』とこのカップル・・・・・・今日という日を象徴するかのようなワンシーンだった。

 

2nd stage

金の星 ■ ギターが甘〜いジャズのフレーズを奏でればこのロマンチックな曲。MOZキーボードがピアノ風に心地よい旋律を奏でる。ギターと共にたわむれる。みったかくんのJAZZなベースかっこいい! いつも思うことだが『金の星』を歌うイラミンはどこまでも声が出続けるようでとても艶やか。スウィングしている内に踊りだしてしまうのだ。

shake 愛の正体 ■ 1stステージよりテンポはゆっくりめに、そしてよりセクシーになった2度目の「shake」。さらに脱ぎ捨てた感じの歌声が甘く響く(服を脱いだ訳じゃないよ)。1stステージよりもスローなのにイラミン、より過激でスウィートなのだ。 ノリノリの知念ギター。低音でアダルトに鳴らすリフが大人の色気を感じる。そしてさらに高音で思いきりなまめかしく泣かせまくる!!いやらしいほど色っぽく、大喜びしちゃいました。いいっ!この曲は思いきりいやらしいのがいいです。最高〜!私としては本日1番やられた曲でした。 ラスト、テンポがあがって大爆発ーーー!!

no more noise ■ 1stステーじで正統派プレイだった『no more noise』も2度目は遊び感覚をのぞかせる。イラミンも『ワウ』なアドリブでイントロのギターとからむ。 みったかベースがドラマティックに厚みあるリズムをうながすと大地ドラムスが呼応、さらにキーボード…と興奮度が増していく。 キーボードがソロをとるとリズムがJAZZになって益々熱く盛り上がる。"デカ音に速いリズム"ってわけじゃないのに、軽いタッチの音が数も少なくかけあうだけなのに激しさを感じる。そして秘めたる情熱というやつは、ときとしてドカーンと発散する以上の熱さを持つものなのだ…この『no more noise』がまさにそれ。絶妙にぴたっとはまるこのセンスに何度でも息をのむのだった。

ここでイラミン、「1ステージ目より(テンポが)遅いのに、汗をかいています」のmc。私たちもそうです。(笑)

like a bird ■ ブルース・バージョン。思いきり音数少ないこのバージョンで鳴らされるのは究極の音。この曲の特にこのアレンジを語ろうとすると、言葉も慎重に選んでしまう。今日も一層、ゆったりとしたテンポ、フランクな歌声だからこそかえって感じる大きな熱いもの。素晴らしい!これこそ誠の音楽です。(期せずして形容する言葉とヴォーカルの名前がかかってしまったが)ああそして久々のキーボード・ソロ!このニュアンスをどう文字で伝えればいいのか、適切な表現が見つからないのが非常に歯がゆい。一言選べば「美しい」。涙ものです。しびれます〜。

アイタイ/キモチ  やはりこの曲で(しばし)お別れです。「ララララ〜」伊良皆誠の歌声に、心の中の言葉にならない部分まですべて歌い尽くされるのを感じる。ライヴではオーディエンスも一緒に歌うこの「ララララ〜」、時にはこんなふうにイラミンにすべて託したい。魂をゆさぶる歌声の余韻は当分消えないだろう。消えない内にワンマンだ!!

 

 

 いいライヴだった。人が行き交うような場所でのthis icライヴは初めてだったが、本当に楽しかった。通りすがりの色々な人がいる。そしてステージと客席も、聴衆同志もお互い丸見え状態。当然お互いの影響力は強くなる。いつものライヴとはまるっきり違った空気。私もスローな曲で思いきり踊るといういつもと違った行動に出る。これはさらにはじけていた友人の影響だけど、自ずと出たものでもある。私がthis icに見るものが"リズム"と"ソウル"(もしくはスピリットかな)であるということ。そしてそれらがスローソングだろうが速い曲だろうが同じように私の血や肉を躍らせるのだ。 この日のライヴによって、あるものの見え方がかわってきたりもしたが…その話はまた別の機会に。


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