'00/02/13 this ic LIVE@On Air West

 

-----------------------SET LIST------------------------

1-宇宙  2-のち晴れ  3-like a bird

◇ゲストVo. 我那覇美奈◇  4-it's too late / Carole King

5-二十歳のうわごと  6- ふたつのあした /共に我那覇美奈

7-No more noise  8-Sympathy  9-アイタイ/キモチ

-----------------------------------------------

 

 this ic 初 ON IR WEST! やったぁ。なんてったってWESTはいいライヴハウスだよね。大すぎず小さすぎず音もよし。このステージに伊良皆誠が!知念輝行が!浜崎大地が斉藤光隆がMOZが…!と思っただけで嬉しくてしょうがない。少女のようにときめきながら待っていると、ステージに現れたスマートなシルエットが、いつになく数の多いギターの影から一本を取りあげた。GODINのアコースティックギターだ。軽くコードを押さえて鳴らすのはもちろん知念輝行君。するとそれに応えるように、大地くんがドラムロール〜劇的なリズムを叩き出した。おぉ、いつもより広いステージが、じわじわ盛り上がってきたきたきた〜〜!という所で大地くん「イラミナさーん、まだ?」と声をかける。一同笑。でもなぜか盛り上がりは途切れずに、「あ、this icが始まったんだ」と益々思う。

 

 白いシャツ姿がチャーミングなわれらが伊良皆誠氏が登場して、1曲目宇宙。シンプルで艶のあるバッキングにイラミンの声が重なると、まるでぱっとスポットライトがついたように曲も輝き出す。いつ聴いても声の良さに息を飲む。伊良皆君、今日は病み上がりで本調子じゃないはずだが、少し力がぬけたような様子が歌にセクシーな風情を与えているように思える。それにしても楽しそうな笑顔で演奏する人たちだ。 音数を少なくおさえながら、絶妙な呼吸で切り込むそれぞれの音。音の無い間にも曲の鼓動を感じる。メンバー全員の心臓が同じ調子で動いているんじゃないかと思うくらいに。

 なんだか今日はとってもブルージーというかJAZZYというか… てるぼーが適当にギターを弾きだすとMOZさんがそれに応え、イラミンのMCも歌に変わる。冗談に笑いながらなのに、やたらかっこよくもある。

 うってかわってラテンなリズムでのち晴れ。しかしなんと「この曲やる前に!椅子を片づけましょう♪ララララララ」歌い出したイラミン。オーディエンス、拍手と笑顔で椅子を片づけ出す。あっぱれ。こんなの初めて見たよ。

 いつもはストレートなバラードのlike a birdが、今日は「こんなふうになっちゃいました〜。」とイラミン。個人的意見になるが、this icの曲の中でこの詩が一番好きだ。夢・現実双方から目をそらすことなく受け入れて未来に向かおうとする強さが、とても今の伊良皆誠らしい。どんな世代にもはっとさせられる歌詞だと思うが、特に伊良皆氏と同世代の心臓には深くつきささるんじゃないかな。そしてこの歌詞に今日のアレンジがものすごくマッチしてる!!!!深く深く体にしみこんでくる。

 この曲ではゴールド・ストラトに持ち替えたてるぼー。わお!JAZZ/BLUES色どっぷりの渋さ。きゅんきゅんくるチョーキングをはじめ、フィンガリングもピッキングもものすごく多彩!音を楽しむように鳴らし泣かせる指、ピック持つ手が刻々とかわる様に目がすいついてしまった。 MOZ氏のやわらかなキーボードソロ、曲に夕暮れの光をあてるようだ。(ひどい表現力の無さ!本当にすみません)

 

 ここで本日のゲスト、我那覇美奈ちゃん登場。Carole Kingit's too late 美奈ちゃんのオリジナル二十歳のうわごと、ふたつのあしたを熱唱。Carol Kingの名曲で、てるぼーはthis icライヴでは初お目見えの、Ibanezのアコースティック・ギター(ジョージ・ベンソン・モデル)を手に取る。太くて丸みをおびた音が響く響く。かっこいいね〜。二十歳のうわごとではピアノ音づかいのMOZさんに、軽やかなROCKテイストのてるぼーギターが吠えたりして。this icでは普段あまり聴かないPOPな味がおいしかった。ふたつのあしたはMOZさんのキーボードのみでしっとりと。心地良いメロディを低く高く存分に歌う美奈ちゃんはとてもさわやか。(このお兄さんたちの間にあって、美奈ちゃんの歌声がすごく堂々としているのにびっくり!)

 

 そしてマイクがイラミンに戻った。No more noise。アップテンポの曲にイラミン・ヴォーカル炸裂。ドラムスだけをバックに歌ったり遊び心が見えだした所でソロコーナー突入。前代未聞のソロコーナーに・・・

 曲しょっぱなから太く澄んだストラトでクールなリフを刻んでいたてるぼー。ソロにきてキザなほど渋く決まっていた。ソロ中盤からピックアップをリアにきりかえ一層ワイルドに吠えまくる。これは熱いぞ!火傷しそう。 ミツタカ・ベース、なめらかに動く指。あいかわらずベースをギターみたいに弾いちゃう人だなぁ。 そこにドラムスが加わり、かけあう呼吸の鮮やかさ。正確かつ華やかな大地ドラムス。ソロがドラムスにうつると大地君は口パーカッションでマイクを持ちステージ前方に出、しばし鮮やかな技でオーディエンスを釘付けにする。ここでなんと、てるぼーがドラム・セットの前に座り叩き出した! 大地氏の口パーカッションとてるぼードラムスのかけあいになる。ギターを弾いててもリズム感の良さが際立つてるぼー、さすがです。かっこいいのなんの(すみません、もう冷静なレポなんて書けません)。さらにベース、キーボードが入り、イラミンがマイクを取り戻してアドリブ(ファンキー!!〕、大地氏ギターをとって鳴らしてみる・・・・・(これ、どうやって終わるんですかね?)・・・・・大地氏さすがにコードは押さえてない・・・・けどベースとキーボードがその単音からメロディを紡ぎだしていく!・・・・完全なジャム状態のステージ上軽く合図を交わし合い、イラミンが歌い上げ、そのままビシッとしめて曲は演奏し終わったのでした。「No more noiseでした!」とイラミン。お見事!

 ロックなテンポのSympathyで、いよいよライヴは最高潮へ。ここまではBLUESかはたまたJAZZか、ソウルフルにファンキーに、と流れてきた今日のライヴが、Sympathyでいっきにハードに爆発。イラミンの、体調不良を感じさせない迫力の歌声が大きく広がっていく。MOZ氏のキーボードも70年代あたりのロック・オルガンぽくワイルド。その手好きな私は思わずうっとり。ベース&ドラムスが鋭くリズムをたたきこみ、場内を頂点までクレッシェンドさせ、オーディエンスは身体をシェイクシェイクシェイク。

 ラストはアイタイ/キモチでおひらき。アコギ(JB)で最後までCOOLな雰囲気のてるぼーでした。「またあえる日まで会えるその日まで…」イラミンの美声と「キモチ」が大きく広がる。やさしい歌声に包まれて、音楽に満たされた至福の時の余韻と、また会える日=次回ワンマンへの期待を胸にファンたちは皆帰路についた。

 

◆今日のライヴの全体的な印象・・・シンプルで渋めのサウンドが多くを語った感じ。力まず自然なステージにすぅっとすいこまれていくようでした。全体に70年代POPSの雰囲気を感じたのは私だけ?

◆やっぱりギター中心レポになってしまいました。後は頼みます>レポ書き仲間たち

 


 

ご意見・感想などメールおまちしています