)MADD INC

SPECIAL

今回は先日行われたLIVEのSETLIST&京都在住の音楽ジャーナリスト・German福井氏による
とてもシュールな演奏曲リンクREPORTを紹介します。

2000・2・4 BOMBHEAD LIVEREPORT AT 2000GT−R

SE I’m afraid of americans
開演5分前に静寂を破って流れてきたのは(かなり意外だったが)D.BOWIEのマイナーナンバーであった。
トレント・レズナー(NIN)によりリミックスされたこのバージョンはとても深くて重い。
現代アメリカ文化への恐れを歌ったこの曲はいやでも雰囲気を盛り上げる。
なんでもこの選曲はメンバー中カナリのBOIWEマニアを噂されるBass氏によるものだとのこと。
とてもCOOLだ。

1・KILLING IN THE NAME
SEが淡々と続く中BASSのハウリングが最高点に達したとき堰を切ったようにはじめられた。この曲は
最近のLIVEでは比較的後半にPLAYされるNUMBERだがこれを1曲目に持ってきたところに今回の意気
込みが感じられる。ついでにDRAMに目を移すと衣装がすごい。私も最近の資本主義国でのゲバラ等の
ブームは知っているつもりだが彼のTシャツにはなんとレーニン・・色はもちろん
真紅・・冒頭から圧倒される!
何でも当日リハ後に現地購入とのこと。そのセンスには恐れ入った。
と、本題に戻ると曲後半のBRIDGE(この表現が正しいのか・・)部分でうねりまくるBASS&DRAMに早くも
BANDの真骨頂が見えたようだ。
ついでにBombヤマガタとDRAM氏の足には靴がなかったことを付け加えておく。

2・曲名未確認
一転静かなGUITAR Arpeggioで始まったこの曲、一転リフは今回演奏中最強ではないか?
とにかく轟音である。BOMBヤマガタの強弱はっきりしたボーカルスタイルはザックというよりカートコバーンみ
たいだ。といったら語弊があるか・・・しかしこの人英語の発音うまいなー。まぁ注文があるとすれば表現者とし
ての凄みが出てくればもっといいのかな・・態度とかもっと強面でいいんじゃないかな・・・ボーカル自体は問題
ないんだけど振る舞いとかがネ

MC
「んーと こんばんわ BOMBHEADです。うー今日はタノシンデ帰ってください。」
たのしみます。

3・曲名未確認
しばしの沈黙のあと跳ねたBASSのリフから始まったこの曲、親指をネックの20フレットあたりにのせて引くBASS
リフは暖かい音色。
とてもファンキーだ。サビで気付くのだがGUITARのTUNINGがおかしい。ドロップDTUNINGのままノーマルの曲を
弾いているらしい。サビになったらはっきりわかる。とてもプログレッシブだ。かつて聴いたことのない感じ。
まさにロバートフィリップも真っ青。ひらきなおってよし行くゾウ。
後日談〜GUITAR氏は2曲目終わった時点でTUNINGするのを忘れていたらしい。
BASS氏いわく「俺がイントロ一人で引いているときに前のお客さんが世間話してるの聞こえたけど演奏妨害だか
ら止めてね」
よいこはやめよう。

4・ベトナウ
イントロから激しくも単調なリフが続くこの曲。BOMBヤマガタとGUITARCHORUSとのRAPの掛合いがかっこいい。
何でもこの曲はLIVE近くになってやることが決まったようだが、曲のできとしてはこの日1番だったようだ。
純粋にかっこよかった。
しかしBASSの人はいまだにリズム取るとき体を前後に揺らす。京都で見ていたときと変わってない。この人にとって
ジャンルは関係ないようだ。しかしあまりかっこいいものではない。1小節で前に行き、1小節たったら後ろに反り返る。
このくりかえし・・・・・

5.PARADE
いきなりイントロ入りでリズムが狂う。前回のリベンジ(何でも構成をとちりまくってメタメタだったとか)を
誓うメンバーの意思のから回りか・・
でもリフの時の照明(チカチカ転倒するやつ)は実に効果的。照明に救われた1曲。照明さんに感謝。
でも相変わらずGUITARSCRATCHはかっこいい。これを他の曲にも生かせないのか。今後の課題であろう。

MC.「えーおれはあの日栄に就職が決まってた・・・えーいま・・だからマツダ社長に向かって怒りをぶつけている・・・」

6.曲名未確認
轟音のスラップで始まったこの曲。ベースの音がでかすぎる。唯一ベースが全面にくるので張り切りすぎているのか。
公害みたいな音だ。フィルを入れているつもりでも音がでかいから味気ない。
音づくりが今後の課題だ。

7.有刺鉄線
たぶんこの日演奏されたナンバーで一番ポップなこの曲。サビに来て一転他の曲にない16ビートリズムが叩き付けられる。
どこかトレントレズナーっぽくもあり、ビリーコーガン的でもある。何でもbass氏は先日nineinchnailsのLIVEに行ったらしく、
そこでInspireされたものがここに出てるのか?
いずれにしてもそこにはこれまでにないサウンドがあり、しかしそれはまぎれもなくBombHEADだった。

8.Freedom
やっぱり最後はこの曲だろう。このRAGEの代表曲はBombHEADのLIVEでは毎回演奏され続けているものだが
毎回違った思いを抱かせてくれる。とても感情に訴えてくる曲だ。日本人の私にこの曲の持つ意味が解るのかと
問われたらYESとはいえない。しかしそのサウンドすべてが思想を持って毎回僕に訴えてくるのは事実だ。
BombHEADのメンバーもそうした面でのRAGEの影響をしきりに口にしているがそのことが彼らを単なるRAGE
フォローワーに終わらせないゆえんでもあろう。        合掌
      
2000.2.5  GermanFUKUI


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