J-ROCK '50
日本のロックが誕生したのは50年代だと言われる。それは第二次世界大戦後のこと。
米軍が持ち込んだポップの影響を受け、ブルースやジャズなどが流行歌の中に取り込まれていった。
そのうちの一つ、カントリー&ウエスタンが日本のロックの原形とされている。
そして、56年アメリカではエルビス・プレスリーが登場し、ロックンロール・ロカビリーの時代を迎えると
日本では小坂一也がプレスリーの「ハートブレイク・ホテル」のカバーをヒットさせ、時代は一気にロカビリーへと突入する。
その小坂の影響を受け、他のカントリー・ウエスタンバンドも続々とロカビリー化。
58年になると、平尾昌章、ミッキー・カーチス、山下敬二郎の「ロカビリー三人男」がデビュー。
2月にはロカビリーの祭典「第一回日劇ウエスタンカーニバル」が開催され、ロカビリーブームは本格化する。
しかし、59年になるとそのブームは早くも陰りを見せた。カバーではなくオリジナルがヒットしてきたのである。
先駆けは、平尾昌章の「星はなんでも知っている」。これ以降、大半のロカビリアンが歌謡曲化しブームは急速に冷めていった。