雨々
今日はスタジオで撮影があっていた。
努は、お腹が空いたといって、近くのコンビニに出掛けていた。
撮影が一段落ついた徹が、メンバーの元へと戻ってきた。
「・・・努は?」
きょろきょろと辺りを見回すが、努の姿がない。
「あぁ、1人でコンビニ行ってくる〜♪って出てったけど?」
RYUJIが答える。
「雨降ってるのにねぇ・・・よく外に出ようとするわ・・・」
Shunが苦笑いしながら言う。
「は?さっき努と外出たとき、雨降ってなかったけど?」
和也が素っ頓狂な声をあげる。
「いや、今ドシャ降りよ?煙草買いにロビー行ってきたら・・・もぅ・・・」
「俺、途中で別の店行ったから知らねーけど、傘は持ってないハズ・・・」
「あっら・・・じゃあ、今頃どうしてるんだろうねぇ・・・」
Shunと和也の会話を黙って聞いていた徹が突然席を立った。
メンバーは「どうしたの?」といった表情で見つめている。
「ちょっと出てくるわ・・・」
そう言い残し、徹はスタジオを出ていった。
外はバケツをひっくり返したように雨が降っていた。
徹は、傘を広げ、もう片方の手に傘を持って建物を出た。
1番近いコンビニがある方向へ歩いていく。
雨で周囲の音も掻き消され、視界も悪い。
数分程歩いたとき、道の遥か向こうに、人影を見付けた。
(努だ・・・)
直感的に悟った徹は走りだす。
足にかかる水飛沫も気にせず、ただ人影に向かって走った。
「努っ!」
大声で人影に向かって叫ぶ。
しかし雨音に声は掻き消されてしまう。
「努っっ!」
人影がふっと顔を上げた。
「あっ!」
努の表情がパァっと明るくなるのがわかった。
徹は走って努の元へと駆けて行く。
息を切らしながらも、ようやく努の元へと辿り付いた。
「どうしたの?徹ちゃん・・・」
コンビニの袋を片手に持ち、傘をさした努が問いかける。
「あ、いや・・・お前、傘どうしたんだ?」
「ん?コンビニで買った。止みそうになかったから・・・」
「そうか・・・」
片方の手にある開いていない傘が、恥かしくなり徹は背の後ろに隠した。
「ねぇ、徹ちゃん」
「あぁ?」
「アリガトね」
ニッコリと微笑んで努が言う。
「何の事だ?」
妙に照れくさくなり、わざと素っ気無い返事をする徹。
「帰るぞ・・・」
さっさと歩き出してしまう徹。
努には、そんな徹の背中が、とても愛しく思えた。
「待ってよっ・・・」
努は小走りで徹の背中を追いかけて行った。
Fin...
*****作者のコメント*****
またしても書いてしまいましたーゲロ甘徹×努でし☆(笑)ここまで甘かったら文句ナイだろう?(爆)
えぇーっと、設定が無理矢理だなぁーと感じた人、ゴメンなさい(笑)
だって、コレ30分で書き上げたんやもん。。。
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