鼓動
ピッ♪
yasuの携帯が一瞬だけ鳴った。
(あぁ?誰やワン切りなんかすんのは・・・)
着信履歴を確認する。
「あぁ!?」
表示された名前を見て、yasuは驚いた。
「hydeさんっ!?」
驚きも束の間、再び携帯が鳴り出した。
今回はワンコールではないようだ。
(えっ・・・出てええんよなぁ?コレ・・・)
「もしもし?」
yasuは通話ボタンを押した。
「あ、もしもしー?」
(うわ、ほんまにhydeさんやっ・・・)
Y:どうしはったんですか?何か・・・
H:いや、別にー
Y:えっ?それじゃ何で・・・?
H:暇潰し〜♪
Y:あっ、そうですかー(苦笑)何かあったんかと。
H:あ、そーいえばドコ住んでたっけ?
Y:え?俺ですか?×××市の×区ですわ。
H:×区って・・・
Y:×××区です。
H:あぁ、はいはい。そーやったなぁ。
Y:え?何かあったんですか?
H:いや、ドコ住んでたかなぁーと思って。
Y:あ、それダケっすか(苦笑)
H:・・・・・・・・
Y:もしもし??
プツっ♪
「あ?切れた・・・」
yasuは電波が悪かったのかと思い、携帯のアンテナを見た。
(何や?3本立っとるやん・・・)
とりあえずアンテナを伸ばしてみる。
yasuの携帯が再び鳴った。
H:もしもし?
Y:はいはい。もしもしー?
H:今、何してたん?
Y:あぁ、ちょっと家ん中で色々と・・・
H:あかんでー若いんやから外で遊ばんとー
Y:いやぁ、昨日も一昨日も遊んだから金無いんですわー
H:俺な、今、山登りしててん。
Y:はっ!?山登り??
H:そ。で、頂上から電話してんのやけどー
Y:はいはい。(あぁーそれで電波悪いんや・・・)
H:走って登ってん(笑)
Y:はっ!?マジっすか??
H:うん〜♪暑い〜(笑)
Y:凄いっすね・・・俺絶対無理っすよ・・・
H:・・・・・・・・・
Y:hydeさん??
プツっ・・・
「また切れた」
yasuは苦笑いしながら言った。
その後数回hydeからの着信があった。
当り障りのナイ、ごくごく普通の会話が続いた。
翌日・・・・・・・・
yasuは、まだニヤついた顔のまま仕事に来ていた。
勿論、yasuの耳にはメンバーのヒソヒソ話など聞こえやしない。
「なぁ、yasu何かあったんか?」
shujiが言う。
「知らん・・・」
興味なさそうにyouちゃんが言う。
「悪いもんでも食ったんちゃうかー?」
kiyoがお菓子を頬張りながら言う。
「お前やあるまいし・・・」
youはすかさず、小声でツッコミを入れる。
「女でも出来たんかなぁ?」
yasuの様子を伺いながらshujiが言う。
「あ、そいや昨日アイツの携帯繋がらんやった!!」
思い出したようにka‐yuが言った。
「絶対女や・・・」
「やすぅー??」
何気なくyasuに声をかけるka‐yu。
「おっ♪かぁーゆ。オッハ〜♪」
いかにも機嫌良いです!といった感じの笑顔でyasuは挨拶をする。
「機嫌ええやん。何かあったんか?」
全く不自然さを感じさせない口調で、yasuに問う。
「あ、やっぱり分かるかぁ〜??」
ニヤニヤしながらyasuが言う。
何かを言いたくてウズウズしている顔つき・・・
「顔溶けてるで?」
yasuの頬っぺたをキュっと軽く摘むフリをする。
「ふふ♪なんでか、知りたい?」
「あぁ。気持ち悪いで見てられんわ・・・」
呆れた顔でka−yuが言う。
内心
“何があったんや!?”と焦っているようにはとても見えない。「あんなー♪昨日hydeさんから電話あってんvvv」
ニコニコしながらyasuが得意気に言う。
「へぇ・・・・・」
(そうゆう事か。女やなくってhydeさん…)
「何やねんっ!
“へぇー”って。もっと他にないんか?“マジで!?”とか、“凄いやん!”とか・・・」yasuはあまりにも無関心なka‐yuの反応に、物足りなさを覚えた。
今、ka‐yuの頭の中はイッパイ×2だった。
二人の間で、一体どんな会話があったのか、気になって仕方なかった。
「あぁ。それで?電話があって、どないしたん?」
「は?それだけやで?」
目を大きく見開いて、yasuが答える。
「それだけ?」
(電話だけで、こんなに嬉しがるかぁ?まさかっ…告白でもっ…)
焦る気持ちを抑え、疑いの視線を投げかけるka‐yu。
ふとyasuは考え込み言った。
「・・・ヤキモチ?」
くすっと妖しい笑みを浮かべるyasu。
「誰がっ・・・・・・」
ka‐yuは逆ギレして、部屋を立ち去ろうとした。
途端、後ろからyasuが抱き付く。
「あのなぁ・・・hydeさんにヤキモチ妬いてどないするんやぁー」
「はぁ?何勝手なコト言うとんねん!ヤキモチなんや妬いてへんわ!」
後ろから廻された腕は、ガッチリka‐yuを捕らえて離さない。
「あの人は暇潰しに俺に電話してきたんや。別に何にもナイっ」
yasuの腕に更に力が入る。
「hydeさんは俺の憧れ。ka‐yuは俺の惚れとるヤツ」
「yasu・・・」
「あぁーっ、ハズかしっ!もう止めやっ!」
yasuはka‐yuから飛び退く。
ka‐yuに背を向け、思いっきり照れているyasu。
yasuの発言に、少し安心したka‐yuは、逆にyasuを後ろから抱きしめる。
身体の前に廻ったka‐yuの腕を、きゅっと掴む。
「なぁ、yasu・・・」
「ん・・・?」
yasuが後ろを振り返った瞬間・・・唇に、ka‐yuの唇が触れた。
しばらくの間、二人はそのまま互いの体温を感じていた。
Fin...
*****作者のコメント*****
えっと・・・この作品・・・hyde×yasuやなくって、ka‐yu×yasuです。
ほんとはかーやすの予定やなかったんよねー。話題展開がオカシイね(爆)
もうヤだよぉ・・・(死)甘々やっ!文句あるか!?(笑)
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