最愛
二人は、TAKAの手の中にある携帯電話を、じっと見つめていた。
液晶表示が、微かな変化を見せた。
グリーンの光が漏れる画面には
“0:00”の文字が浮かびあがっていた。「誕生日おめでとう。」
TAKAの腕に、そっと力が入る。
シーツが小さく波立ち、新たなシワを作る。
「・・・ありがと。」
今にも闇に消え入りそうな程に小さな声で、HIROが答えた。
「世界で1番最初に、HIROに
“オメデトウ”が言えて嬉しいよ。」TAKAはHIROの額に口付ける。
「・・・・・」
少し照れた表情を見せ、HIROはTAKAの胸に顔を埋めた。
そのままHIROを抱き寄せ、優しく頭を包み込む。
鮮やかな色をしたHIROの髪を、流れに沿って、そっと撫でる。
互いの呼吸する音が聞こえる程の静けさだった。
「良かったの?みんなでパーティーとかしなくて・・・」
TAKAが優しい口調で尋ねた。
TAKAは密かに、メンバー全員で、HIROの誕生パーティーをしようと計画していた。
しかし、HIROが「TAKAダケが良い」と言ったので、パーティーは次の日に延期したのだった。
「言わんやったっけ?」
HIROはTAKAの瞳を、真っ直ぐ見つめた。
TAKAは首を傾げる。
「TAKAと二人で居たかったから・・・」
「・・・TAKAはHIROに選ばれたって事?」
HIROは
“うん”と答える代わりに、更に力強くTAKAに抱き付いた。
甘く、幸せな時間が、ゆっくりと二人の間を、流れていった。
Fin...
*****作者のコメント*****
少々遅いですが、HIROりんBD記念っちゅー事で、ゲロ甘TAKA×HIROです。
多数のリクエストがありましたので、書きました。
当然ですが、この二人は裸じゃナイですよ。パジャマ着てベッドの中でし★
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