手口

 

 

「あれ?俺のガリ●リ君は!?」

ブースから出て来た千聖はスタッフに尋ねた。

つい5分ほど前、自腹で買ってきたアイスが、テーブルから姿を消していた。

「え?知らないですけど・・・?」

申し訳なさそうに、スタッフは仕事に戻って行った。

「あぁー!?誰だよ・・・」

ブツブツ文句を言いながら、千聖は消えたアイスの行方を探し始めた。

 

探し始めて、1分・・・

「ああああああああああああっ!!??」

ロビーに座って涼んでいるHAKUEIの手元には、棒ダケになってしまったアイスがあった。

「??」

突如上げられた千聖の奇声に、HAKUEIは少し驚いた表情を見せる。

「てめぇーっ!!それ、俺のガ●ガリ君っ!!!」

手元の棒ダケになった、ガリガリ君を見つめ、HAKUEIはきょとんとした顔をしている。

千聖の怒りは納まらない。

HAKUEIの胸倉を掴み、鋭い目で睨み付ける。

「買って来いよ!俺、自腹切ったんだぞ!?」

くすっとHAKUEIが笑う。

「何がオカシイんだよ!俺の楽しみを返せ!」

千聖の手を取り、宥めるように肩を軽く叩く。

「・・・まぁ、落ち付いて・・・」

「ドコが落ち付いてられっかよ!俺はアレが食いたいんだよ!」

相変わらず、千聖は怒ったままだ。

少しHAKUEIが考える。

「・・・・・ガリガ●君を味わいたいワケ?」

「そうだよっ!!」

HAKUEIの不敵な笑みに気付くわけもなく、即答する千聖。

「・・・だったら、しっかり味わえよ?」

千聖の身体は一瞬にして、HAKUEIの腕に包まれた。

「何すんだよっ・・・離せ・・・っんん!!??」

腕の中の千聖を、嘲笑うかのようにHAKUEIは見下ろした。

ニッコリと微笑みかけたかと思うと、千聖の唇を容赦なく舌でこじ開ける。

身動きできない千聖は、何もできないままHAKUEIを受け入れるしかなかった。

微妙に冷たさを残したHAKUEIの舌が、千聖の口内を這いまわる。

「あ・・・・っ・・・・・・・」

時々薄目を開け、千聖の表情を舐めるように見つめるHAKUEI。

千聖は、口の中に広がる微かに甘い味を自ら求めはじめた。

鋭く、ソレを察知したHAKUEIは逃げるように舌を抜いた。

「・・・っはあ・・・・・っ・・・・」

涙目になった千聖はHAKUEIを睨み付ける。

「満足?」

唇を真っ赤な舌で舐めながら、HAKUEIは微笑みながら言った。

「そっ、そ・・・そんな事より早く買って来い!!」

千聖は、服の裾で唇を拭いながら、スタジオの奥へと戻って行った。

 

 

Fin...

 

 

 

 

 

*****作者の感想*****

ちょいと甘めのHAKUEI×千聖でございますー。どんなもんでしょうか?(笑)>依頼者サマ

イヂワルHAKUEI兄さん&口の悪い恥かしがり屋のミスターって設定でした。

ん〜・・・PENICILLINモノは皆様どうでしょう?俺は大好きです(爆笑)

これから少しずつ増えます。千聖受けが・・・(ニヤ)

 

 

 

 

 

 

 

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