洗露

 

 

「ちゃんとキレイにしてきた?」

ベッドに全裸で横たわっているTAKEOが言った。

アイジは、腰に白く薄いタオルを纏っているだけだった。

少し脱色された髪を伝い、水滴が頬へと流れ落ちる。

紅潮した身体からは、微かに湯気が上がっている。

ほのかな石鹸の香りが、無機質な空気を漂わせているホテルの部屋に広がった。

全ての照明を切った部屋に、TVの光だけが神々しく輝いていた。

アイジは小さく頷いた。

TAKEOはゆっくりと上体を起こした。

ソファーの背凭れに掛けられた、真っ白なバスタオルを手にとる。

ベッドサイドに深く腰掛け、アイジの方を見る。

「何そんなトコに突っ立ってんだよ・・・風邪ひくぞ?」

バスタオルを広げると、TAKEOは優しい笑みを浮かべアイジを見つめた。

「ん・・・」

ゆっくりとアイジは足を進めた。

水滴はアイジの足を伝って、床に敷かれた絨毯に染み込んでいく。

冷房が効いた部屋は、少し肌寒いくらいだった。

TAKEOの前まで来て、足を止める。

ふわっと温かい感触が、アイジの身体を包み込んだ。

TAKEOは、アイジの身体を自分の足の間に滑り込ませる。

後ろから手を廻し、バスタオルで丁寧に水滴を拭っていく。

「なんでちゃんと拭いて来ないんだよ・・・」

TAKEOは、アイジの髪の毛を、タオルでくしゃくしゃに拭きながら言った。

「だって・・・」

身体を小さくして、TAKEOの少し荒っぽい動きに耐えながらアイジが言う。

「TAKEOクンに拭いて欲しかったからぁ・・・」

「バカ」

TAKEOはバスタオルと、アイジの腰に纏わりついたタオルを床に落とした。

「風呂入った意味ねぇーな・・・」

後ろから、アイジを抱きすくめ、アイジの耳に息を吹き込むようにして言う。

「じゃあ止める・・・?」

アイジは、ゆっくりと前に廻されたTAKEOの腕にそと手をやる。

TAKEOはアイジの身体をぐっと引き寄せる。

「こんななってんのに、今更止めれると思ってんの?」

アイジは、背中でTAKEOの熱を帯びたモノを感じていた。

「バカ・・・」

「バカでもいいよ・・・」

 

TVの光を受け、青白い光を放つシーツの波に、二人は再び身体を沈めていった。

 

 

 

Fin...

 

 

 

 

 

*****作者のコメント*****

TAKEO×アイジですー。ずいぶん前に××からリクエスト受けてたんですけど(笑)

エロくないで、ゴメンなさい(爆)こんなんじゃ、皆様不満でしょう?

少なくとも、××は不満だろうな(笑)はい。タケアイちゃんと書きましたよー

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