霹靂

 

 

(あぁ・・・KOHTA怒ってるだろうな。

 

電話するって言ったけど、結局寝てできなかったし・・・)

 

アイジはスタジオの廊下を歩きながら、昨日のことを考えていた。

 

憂鬱な気分で「第2スタジオ」と書かれたドアを開けると、キリト以外のメンバーが既に来ていた。

 

「おはよぉーございまーっす」

 

「あ、アイジおはよぉー」

 

TAKEOの腕に抱かれて、朝から機嫌が良い潤が言った。

 

「おはよ」

 

TAKEOが言った。

 

ただ一人、挨拶をしてくれない人・・・

 

KOHTAは、完全に拗ねている様子で、マンガ雑誌を読んでいる。

 

「なんか機嫌悪いんだけど・・・何やったんだ?」

 

少し面白がって、TAKEOが聞いてきた。

 

「あ・・・その・・・昨日、電話するの忘れてて・・・」

 

アイジが、溜息混じりに答える。

 

「・・・・・アホらしぃー」

 

TAKEOは、一言そう言い残し去って行った。

 

(俺だって・・・そう思ってますっ。余計なお世話だよぉーっ)

 

相変わらずKOHTAはマンガを読んで、話しかけられる状況じゃない。

 

そんな重苦しい雰囲気が漂いはじめた時、キリトが来た。

 

「・・・おはよーございまーす」

 

(あれ?寝起きなのかな?)

 

少々ふらつきながら、機嫌が悪そうにキリトが入ってくる。

 

「キリトおはよぅ」

 

アイジは、とりあえず挨拶した。

 

KOHTAのことが気になって仕方ないのだが・・・

 

「おはよぉー♪」

 

潤は元気よく声をかける。

 

「おはよ」

 

TAKEOも、コーヒーを飲みつつ声をかける。

 

「あぁ、お兄ぃ。おはよう」

 

(!?キリトには挨拶して俺にはナシ?・・・・・やっぱり)

 

アイジは完全に落ち込んでしまった。

 

(昨日のコト…怒ってるよなぁ…)

 

 

「ぎゃはははっ!」

 

キリトが爆笑している。

 

「だっせー。お前等、それだけの理由で話しないわけ?」

 

どうやらTAKEOがキリトに喋ったらしかった。

 

TAKEOは、もう既に潤を連れて姿を消していた。

 

「なんだよっ、それだけって!」

 

KOHTAがマンガを読むのをやめて、キリトに反論する。

 

「だって、それだけだなんて。くだらん・・・」

 

キリトはキれたKOHTAを無視して、読書を始めた。

 

「くっ・・・・・」

 

KOHTAはイキナリ立ちあがると、アイジに向かって歩いてきた。

 

(はぁ・・・謝らなきゃなぁ・・・)

 

スタジオの隅で、落ち込んで蹲っているアイジの腕を掴んで言った。

 

「ちょっと来いっ・・・」

 

「えっ?あ・・・」

 

 

別室に無理やり連れてこられたアイジは、混乱しているようだった。

 

(えぇ?なんだよ・・・イキナリ・・・)

 

KOHTAはアイジを壁に押しつけ、両手で逃げられないようにして言った。

 

「なんで・・・昨日、電話してくれなかった?」

 

(あ・・・やっぱり昨日のが原因・・・)

 

KOHTAの表情からは、少し寂しさが溢れていた。

 

「ずっと・・・待ってたのに・・・」

 

「ごめんっ・・・寝ちゃってたんだ・・・」

 

アイジは、すまなさそうに言った。

 

「だったらっ、せめて、起きてすぐにでも電話くれたらよかったのに・・・」

 

KOHTAはまだ拗ねている様子で言う。

 

「うん・・・ほんっとに、ごめん・・・。俺が悪かった」

 

「・・・・・・・・・・キスしてくれたら、許してやる」

 

(え?・・・・・キスだけで許してくれんのかなぁ)

 

アイジはKOHTAにキスをした。

 

「・・・これで、許してくれる?」

 

「昨日、疲れてたんだろ?今回は、これで許してやるけど」

 

「今度やったら、これじゃ済まないって?」

 

「当たり前だっ!」

 

KOHTAはそのまま、アイジを抱きしめ、激しくキスをした。

 

「愛してる。俺のアイジ…」

 

 

「あれ?KOHTAとアイジは?」

 

コンビニに行っていた(逃げていた)TAKEOが、キリトに聞いた。

 

本に夢中のキリトは、本から顔を上げずに答えた。

 

「あぁ。あの二人なら3スタで、えっち。」

 

「って・・・貴方覗いたの?」

 

「いや、もう出ていって30分だから、ヤってるんじゃないかなぁ、と」

 

「あぁ、ねー。んっ!?なんで3スタって知ってる?」

 

「!?あっ・・・いやぁ・・・・・・・・・なんならTAKEOも見てくれば?」

 

Fin

 

 

*****作者のコメント*****

KOHTA×アイジ(+TAKEO×潤)です…。なんか納得できない作品になってしまいました。

オチが甘いっすねぇ…(苦笑)ネタが無いときに書くと、こういう事になります(←言い訳)

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