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2001.10.27 新横浜BELL'S "the end of the beginning" Tour FINAL ワンマン

最強メンバーラストライブが10月27日(土)ワンマンだと判ったのが8月26日(日)夏の終 わりの朝だった。いつものように彼らのHPを開くとそこには「RESET!?」の文字が。え? 昨日Liveしていたじゃないか!何度もブラウザーを「更新」しても変わりようのない事実 だった。たまたまそこへ友人から電話が来る。彼女は自分をDSへと導いてくれた人だった。 その話をすると、やはり驚いていた。向こうでもマシンを立ち上げて見ている様子。2人 で絶句する。あまりに突然で。いや、突然というよりは必然か?うすうす感じてはいたの である。そんな雰囲気・空気を。いつの頃からだっただろうか?彼らの事をあまりによく 知りすぎてしまったせいだろうか?こんなにも自分は彼らに対して敏感になっていたのを 今更になって自覚した瞬間であった。彼らと共に過ごしてきた時間を思い起こし、10月27 日(土)までの残りの時間を大切にして行こう。彼らが決めた事を最後まで見届ける事が自分 達のしなくてはいけない事だと思ったのだ。
 10月5日(金)には、久々のMaxiシングルが発売された。それを手に取り、思わず深いた め息をもらしてしまった。待っていた。本当に。
10月6日(土)渋谷NESTを皮切りにレコ発Tourがはじまった。どのくらい彼らと一緒 にいられるのだろう。
 10月27日(土)、とうとうワンマンの朝が来た。晴れていてLive日和だった。新横浜 BELL'Sへと足を向ける。ひさびさの人。地方の人。友人。BANDマン。関係者。多くの 人がいる。そして全員が彼らの姿を見に聴きにやって来た。楽しい1日になりそうだ。
 レコ発Tour中ずっと使っていたSEが流れ、ステージ上に目を向ける。彼らの登場。客 席から声が上がる。否が応でも興奮する。聞きなれたフレーズ。"Mr.Bassman"。この曲は まさにエージを現している。地響きのように足元から頭の先にBASS音が伝わってくる。 それが不快ではなくて心地よいのだ。体全体でリズムを感じることができ、同時に一気に テンションが上がる。何回この曲を聞けただろう。これからも聞けるのだろうか?続けて"I don't know"、"Time"、"again"。息する間もなく次から次へと曲は流れる。勢いに任せて体 を揺らす、躍る、声をあげる。周りを見渡すと皆の顔は笑っていた。楽しんでいた。これ でよいのだ。
 短いMCが入り、New Maxiシングルの"I don't care if you want"。この曲は 初披露からかなり歌詞が変化しており、その遍歴を聴く事が出来たという、ある意味、面 白い時間を過ごさせてもらったのを思い出した。"JUNK"はマニアックでコアなイメージが 強いだろうが実は音のハコビはPOPだ。この曲を足がかりにして今の彼らの音になって来 た。
 そして、ぜひ聞きたくてしょうがなかったが音源になってない曲のイントロが流れ出 した。"Going around"だ。うわー!思わず満面の笑みを浮かべてしまう。テツがずーと笑 いながら見ている。なんとも言えない喜びだった。「ありがとう」という言葉が思わず口に 出た。この曲が聞けるとは思ってなかったからかもしれない。"SUSPENDED"はエージVo. のカバー曲。この曲名に意味はあるのか?とふと頭をよぎった。「保留された」という意味 に。でもそんなのは構わなかった。今が楽しいのだから。
 "Always"から始まったacoustic time。タカシのDr.が優しく響く。テツよりもエージよ りも彼を見てしまう自分がいた。リズムの大切さが実感できたacoustic time。彼が叩く乾 いたリズムが好きなのだ。"tell me why"。悲しくて、悲しくて、切なくて。一語一語を噛 み締めて歌うテツ。この曲の状況が頭の中でよぎる。一転して集君、ミヤ君も一緒にGUNS AND ROSESの"used to love her"。テンポのいい曲だ。そして3曲聞いて判ったacoustic timeのテーマ。居なくなった彼女の事だ。「いつも一緒に居たくて、でも彼女は届かない所 に行ってしまった。そして彼女を好きだった事に気付く。」そんな彼女を少し羨ましくも思 う。もういない貴女なのに。
 後半戦へ突入は"lookin' around"。エージ初メインVo.。最初の頃はがちがちだったけれ ど、最近は余裕さえも見られる。Gu.のアレンジもROCKで気に入っている。"Feel"テツの 目が鋭くなる。エージもさっと表情が変る。なぜか気が引き締まる。"keepin' on running away"一瞬、間があく。結局音源にならなかった曲だ。テツが大切に暖めている曲。仲間を 優しく包み込む。テツが泣いてしまうのではないだろうかと思った。"My friend"これも外 せない大切な曲だ。エージとタカシのソロは聴き応えがあった。エージの叫びは何かを訴 えかける様に心臓に突き刺さった。新旧取り混ぜた後半はぶっ通しで、こぶしを振りあげ、 リズムに体を預けるが疲れなんて微塵も感じず、ひたすら楽しさを味わう。何も考えられ ずトランス状態に入る。まさしくDRUG中毒だ。「最後の曲だ!"Feel like you"!!!」で 我に帰る。え?もうそんなに聴いた?あっという間だった。一緒に歌いだす。歌わずには いられない。彼ら一人一人を見渡してみる。いい顔をしている。光った奴らがステージに いる。
 もちろんアンコールだ。ここで来るかこの曲が!と思った"XXXX"。「廻るか?廻るか?」 廻るぞ!いつまでも廻る勢いだ。膝ががくがくしているが気にならない。いわゆる全身麻 痺状態。テツがGu.を変えた。あの曲だ。"everyday everyway"。テツのカルテットとGu. が響く。エージが目を閉じる。タカシのDr.が力強い。心にこんなにも響き渡る曲。今まで の事が走馬灯のように頭の中を巡りだした。辛かった事もあった。悲しかった事もあった。 でもそれ以上に素敵な事の方が多かった。楽しい時間を過ごした。あぁ、本当に充実して いた。そして最後の最後になった曲。"Tell me something"。POPなDSの代表曲である。 思わずうわ〜!と叫んだ。本当にこれでRESETなのだろうかと感じるほど勢いがあった。 悔しいくらい、今までで一番カッコよくて、なんと言っていいのか判らないくらい達成感 があった。終わってしまった途端、力が抜けて座り込む。まだ涙はなかった。実感がなか った。興奮はいつまで経ってもおさまらなかった。しかしRESETしてしまった彼等はもう 聴けない。
 今はこれを書いて涙する。ライブ後の何度目の涙だろう。悲しいという感情だけでは表 現し切れない何かがある。心にどこか穴が空いている。徐々に彼らのいなくなった穴が埋 まって来るのだろうか?それは判らない。しかし新たに始まる為に終わりにしたのだ。「ま たいつか逢おう。じゃぁね、バイバイ」の言葉を信じて彼等がRESTARTするのを待って いよう。

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