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◇ESSAY 第四回
平 賢之助
THE BONSAW Drums
■ 学園祭ツアー編■
2000年11月7日、BONSAW学園祭TOURは完結した。
今世紀中最後のソレになった訳である。学校をまわるにあたり、 最良の喜びとしているものがある。゛模擬店″である。 唐突ではあるが、俺は常々、そう思い続けて来た。  

校内に一歩踏み入れば、限り無く縁日ちっくな空間にこの小さ な胸が踊り出す。所狭しと軒を連ねる仮設店鋪。
手段を尽くし、 多方面よりかき集めて来たであろう、テントや調理器具。躍動感 溢れる手書きの看板。そして圧倒的低価格を唱ったメニューが 秋の風にたなびく。

そんな中を縫う様にして、ビールを片手に ウロウロと歩き回る。この瞬間にこの上なく歓喜を幸福にむせび かえる。
ビール片手に買い漁り、ビール片手に飽きる程にむさぼ り喰らう。
ビール片手にゴキゲンになり、ビール片手にステージ なんてどうでも良くなってくる。(なんちゃって)  極、稀に、こんな模擬店メニューに対し、゛うまい″の゛うま くねぇ″講釈を垂れる輩を目にする。
信じ固いが実在する。この ゛すっとこどっこい!!″である。  

゛モギテン″とは、いわゆる模擬試験のモギなのであり、体験 であり結果 等参考低度、もしくは、はなからどーでも良いのであ る。本来、彼等は学業する集団であり、゛この道ひとすじ28年、 ハイ順番順番!!並んで並んで!!文句言う奴ぁ帰れ帰れ!!″ なんて玄人商人でない訳で、可能性にみちた若者だったりして、 大志なんて抱いちゃったりなんかして、ほっ立てテントの下 彼女と仲良く゛いらっしゃいませぇ″とか、゛200円でぇす″ とかやってたりするのがウレシイクてウレシクてもうラブラブゥ− の嫌あんバカァンなのであったりするのである。  

モギソバにモギモロコシにモギ好み焼きなのである。もう一方 的にモギモギだらけで、時折忍び寄るサマヨイ商法の女子大生 (ううん、イヤラシイ響きだ)「オジサマァ−ン、焼ソバ買って 買ってぇー。モギモギしてあげるからあ〜ん。ネェ、オネガイ。」 なんて言って来たりされると、もう宇宙の果て迄モギモギしちゃ うーってなって、ついつい、「じゃあひとつもらおうか。」なんて なるのである。  

こんな俺が俺は大好きである。全く無責任な模擬店は全く無責任 なままであるが良い。これからも応援するぞ。

TEXT by Kennosuke.