× VOL.2 大人になれば(改訂版) ×



別にウッカリして甘いお茶なんか飲んだりするわけではないんですが、とりあえず「大人にな」った時の僕らの話をしてみたいかな、と思いました。



一回目からおちゃらけたネタでやるわけにも行かないしね。ちょっとだけ背骨が真っ直ぐ伸びたテーマでやってみます。まあ、自分も今年の一月に成人式を迎えましてね。



そのころからどうもねえ・・・いろいろ考えちゃうこともありましてね。



だけど成人式。なんつうか・・・なかなか冗談じゃないっすよね。



式自体には別にブルーになって望んだわけじゃないけど、なんかもうやってる間中はなんともいえない不安感というか焦燥感というかとにかくずっとやーな気分でしたねえ。



本当にさあ。笑えないっつうかさあ・・・、まわりの人間の顔とか見ててもさ、



髪染めて袴着てタバコすっぱすっぱやりながら踊ったりバカ騒ぎしてるようなお気楽な連中にも随分引かされたけど



それよりも大半の人のさあ、奇怪なまでの大人びた振る舞いというかいでたちに飲み込まれちゃいましたね。同い年の仲間って言う実感がさっぱり持てなかったです。



もう匂いがね。違うんですよ。彼らの体臭・・・というと言葉が悪いけど(笑)、もうさあ、僕とは別のオーラが出てんだよね。なんつうのかな、「割礼はとうに終えた」みたいな・・・。



なんかそこにいる態度がでかいんだよね(笑)。たたずまいがもう高校時代みたいに青っぽくないんですよ。さわやかじゃないんだよね。なんか嫌なものが染み付いてる感じ?



だけどさあ、本当に大人になるきっかけってなんなんでしょうね。



クラスメイトの連中は「年齢は兎も角経験したその瞬間から大人でしょ」とかのたまうんですけどね。



本当にそうなら、そりゃ僕はガキもガキだわな。マンガじゃないけどフォークダンス以外で女の子と手をつないだことも・・・



いや、なくもないんですが(笑)、それはあくまで学校の休み時間とか遊んでて



「ちょー、こっち来てみー」っつって手引っ張られたとかその程度な訳でね・・・。



セックスなんてねぇ。考えたことも無かったし思いもつかなかった。女友達はどこまで行っても女友達だと思ってましたからその先の事だとか一切考えたことが無かったんです。



さらに、セックスをひとつの犯罪のように思ってた感もあるかな。「友達を傷つける行為!」みたいな。学校の昼休みとかにさ、男の友人とかから



「誰々とエッチしちゃったー。あいつ、初めてだったらしい」なんて言葉をたまに聞くと「それは自首か?」とか突っ込んだりして(笑)。罪の意識?懺悔か?みたいな。



だけどそれも、今思えば「それもあいつの見栄=ホラだったのかな」とか思うところはありますけどね。だって、今いくら性が軽んじられる時代だっつったって女の子も相手くらい選ぶだろうよ、っつう話(笑)。



なんでバレンタインチョコほんの少しだけどもらえる俺がそういうの全然なのに見るからにもっさいお前なんぞが!?みたいな。



しかもその相手ってのが変に僕と仲が良かった女の子だったりとかする子とかだとさあ、「お前ほんと殴り倒したろか」とか思ったもんです



それでさ、その晩就寝するときに思い出しちゃってさ、その女友達の子が泣き叫んで「あいつが私を苛めるのぉー!!」、で問題の男友達が暴力振るってるところを想像したりして許せない気持ちになったりすることもね、なくもなかったり(笑)。



実際そんなことあるはずもないんだけどね。ていうかほんとに当時の僕って、




レンアイのイメージ歪みまくりですね。




突っ込みようも無いね。このテキストを自分で読み返してみても引くもんね。ガキとかそういう以前にヤだね、こういうガキはね(汗)。きっと皆さんも同感思いますけど、まだ続きもありますしここでブラウザを閉じないでやってください(笑)。



それはともかく、その後とか何気に眠れなくなったりしまして、それでまあ精神を落ち着かせるためにテレビでも、とか思ってリモコンひねったら思いっきり「トゥナイト」やってたりさ(笑)。



それでますます眠れなくなっちゃって。



で、あとでそんな自分のメンタルな部分を総合して「もしかして俺、あの子のことが好きだったのかな!?だからこんな気持ちになってるのかな・・・」みたいな感じになって一人で照れてる、ていうかそれでもうその夜の睡眠は絶望的になっちゃったりとか(笑)。



で、しょうがないから当時の自分のホームページを更新しだす、と。



音楽コラム書き上げ、と。そしたら後日「あの記事、なんか怖いです」なんて感想メールが来ちゃったりして。内容は単純な坂本サトル賛美だったのに。怖くなんかなりようも無かったはずなのに。



で、気がつけば外は明るくなって。でもやっぱ相変わらず眠くない。まだ不安とか怒りとも付かない変な気持ちが頭の中に渦巻いてる。当然ながら次の学校は修羅場ですよね。一人で悶々としてていつの間にか放課後、みたいな。



そして「俺は非力だ・・・」なんて思っちゃったり・・・。



ふっ。



いやいやいや。



・・・甘酸っぱいなあ、おい(笑)。
BGMは森田童子ですよね。


こんな自分を「まるっきりしゃらくさい」と思えるようになれば大人になったことだと思うんですがね。



周りはみんなそうなんだろうね。でも僕はなんとなくまだ、その記憶を全面否定してダストシュートできない部分があります。



少しだけ温かいままにしておきたいというか(爆)。


なんかね、こういう特殊な記憶、っていうのもさ。発生時期限定のものですし大事にしておく価値はあるかな、と思うんですよね。少年の心。ないよりはあったほうが人間の幅が広がるかな、みたいな。



ただその分、損する事も多そうですけどね。





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