SPIRAL LIFE「FURTHER ALONG」 ~身も蓋もない第一印象から ![]() |
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別冊宝島のディスクレビューとかでは、「初心者向け良質の渋谷系ガイド」のような書かれ方をしていたこのアルバムですけど、それって誉め言葉じゃないよね。 渋谷系って、別に無理して前例を踏襲してやってれば良質だとか、そんなような世界じゃないでしょ?パーフリの何が凄かったかといえば引用が世間的に言うパクリにならなかったところが凄いんだから。 なんというか素材は素材として生かしつつも、それで彼らならではの別の世界に作り上げていったところが小山田圭吾だったり小沢健二の力量の凄さだったわけでしょ。 確かに小難しくはあったと思う。小沢健二は頭が良すぎる。 そういう意味では、このアルバムに収録されてる曲っつうのは捻りが全くない、まあぶっちゃけた話露骨な引用にみちてるから聞きやすいし分かりやすいですよね。 そういった部分で言えば確かに、渋谷系にはこの上なく「良い入り口」足りえると思う。 でもそれは言い換えると単に「単純」なってだけなんですよね。 ただ、まああまりパーフリ(小沢コーネリアス)と比較して考えること自体が意味ないというか残酷なことの様な気はするんですけど、これねえ。なんか模倣し切れてない模倣、の匂いが・・・。 「物悲しいパノラマの 地図を眺めてた今 虹色の中に飛び降りる hipsterたち」 うーん・・・。 音もなんか「this is 渋谷系」ですよね。「アンサー」は小沢「犬キャラ」の中の何かを歌う小山田圭吾って感じがしたし(こんなときにスチャダラのリミックス盤で「ブギーバック」を歌った小山田の大偉業をちと思い出しつつ)「ターン・ターン・ターン」は「ヘッド」の匂いだし・・・。 僕の場合彼ら絡みのCDは基本的にロックなAIRから聞き始めたんで、このアルバムはちょっといろいろショックでしたね。 それはビジュアルワークもそうで・・・。歌詞カードの写真にしても、これはどう見ても「ヘッド」の世界観のそれ。ひどい話、パクリっていう言い方もできると思う(ただレコード会社が一緒なのであんまりそういう括り方はできないと思うけど、あんまりといえばあんまりな写真なりレイアウトデザイン)。 |
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これなー。本人たちが望んだ売り出し方だったのかこれが。なんか肌寒さすら感じるよ。いらんことを考えなければ確かに柔らかくて聴き易くていいアルバムであるとは思うんだけど、ここまで露骨に「ポーストパーフリ」を売り出していたのは問題じゃなかったのかと思う・・・。 そりゃ確かに解散後もまだAIRやスクーデリアで道は続いたわけだからいいけどさ、ちょっとなにやら胡散臭い匂いにやられた二人に少し、同情に近い気持ちが芽生えるんですけど、これもまあ全て僕の妄想に準じた同情ですので、きっと、本人達にしてみればどうということもないもんなんでしょうね。しかしレビューの結論としては、「確かに聴き易いがパーフリを超える物は何一つない」 これに尽きてしまう。フェイクを聞けば聞くほど、なかなか到達できない小山田と小沢の境地の凄さが際立つ。簡単に真似は出来ないってこった。難しいね。 |
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